第11話 フラグW回収と悲哀のうさビーム
フッ、またもやキワモノ系を出してしまった……。
何故こうなる。
殿様ケロちゃんを出て死者の荒野を進んでいた私たちは、次のポイントである焼き芋おサル像が遠くに見えてきたという所で止まっていた。私が頼んだからだ。
「目的地はあのおサルさんですが、あそこの塔が気になります」
私の視線の先には、六階建てのカラフルなレンガ造りの塔がある。見た目がすごく派手で、全体的にファンシーだ。
あえて無視するという選択肢もあるのに、何故か私は無視出来なかった。
「あんなのありましたか?」
「知らないねー。目撃情報にも無かったと思う」
「あんなの一度見たら忘れねーだろ」
あれ、皆さん知らないの? とか思っていたら、突然塔に足が生えた。
「は?」
ニョキッとワサッと底から無数の人間の足が底面部一面に余す所なく生え、その足にはオシャレな靴下と、カジュアルでカワイイ女の子物の靴が装着されていた。なお、デザインは一足ごとに全て違う。
「へ?」
我々は呆然とするしかない。女の子の太ももから下の脚がワサッとビッシリ生えた塔……はっきり言おう、キモい。
私たちがそのキモさに硬直する中、塔は歩き出した。
でも足の動きからすると、多分走っているんだと思う。懸命に女の子走りをしているのだけど、まるで連携が取れていないのだ。
あっちへ行って、こっちへ戻って、とフラフラしていて殆ど進んでいない。
「あ」
いくつかの足がもつれたらしく、塔が傾いた。
「あー……」
塔は横倒しになった。
塔の一番上は、何やらつるんとした丸い物がくっついていたのだが、倒れた衝撃で丸い何かから車輪の様な物が飛び出した。
「輪廻の輪、発見ですーっ!!」
何故か私はそれが輪廻の輪であると分かってしまった。そしてあの塔を無視出来なかった理由にも納得した。本能とか勘って、軽く見てはならんね。
「ええーっ!?」
初代様の驚きの声。
「こっち来るぜー!?」
おお、驚くとサングラスがずれるのね。……か、かわいくない。サングラスしている方がマシです群青さん。
「何か、だんだん大きくなってませんかーっ!?」
紅月さん、尻尾がすごくぶわって広がっててオモロイ。
近づきつつ巨大化していく輪廻の輪。大迫力です。しかしそれは私たちのすぐ前で止まった。
「名前を付けて下さい」
何処からともなく可憐な女の子の声がした。初代様は呆然とし、紅月さんと群青さんは周りをキョロキョロ見ている。
うーん、何処かで聞いたような声だ。しかし話しかけられたのだ、先ずは応じなければ。
「どんな響きがいいですかね。カワイイとか凛々しいとか、希望はありますか?」
車輪からニョキッと骸骨娘が現れた。声と着ている服(エプロンドレス)と体格で女の子と判断。
骸骨なのに髪の毛は健在なのかい。どんだけ毛根強いの……って、あれ? あの色って……。
「あれ? バジルちゃんと同じ色?」
体格的にも夢の中で見たバジルちゃんに似ているような……? そういえばさっきの声ってバジルちゃんのものだったような?
「早く、名付けて下さい。カワイイのでお願いします。これの解放に成功しましたが、システムを完全に壊したわけではないので、あと少しで……」
ああああ! 認めたくないし受け入れたくないけど、バジルちゃんの可能性大!そしてこのままだとこの子の存在すら危うそうな感じがするっ!!
「リコ! 君はリコちゃんです!」
バジルはイタリア語で “バジリコ” と呼ぶので “リコ” にしよう。すっごい安直。
「骨っ娘リコちゃんと名乗るのです!!」
何か光った。そして心なしか骨ボディがツヤツヤになったような……? なんじゃこりゃ。
「ありがとうございます! リコはこれで自由ですっ!」
うーむ、ノリと勢いで名付けてしまったが……いやしかし、似合っているからいいか。けど、けどね……。
むう、事情を聞きたいけど、ゆっくり話していられないみたいだ。何と今度は塔から腕が生えてきた。
さすがに腕は一対だった模様。オシャレな女の子アイテムっぽいブレスレットが付いた女の子の巨大な腕だ。……うん、やっぱりキモい。
「あ、直立した」
「足は消えたみたいだな」
初代様が正気に戻り、群青さんも冷静になってくれた。
「それで、あの塔は何なのですか!?」
紅月さん、まだ尻尾ふくらんだまだよ……。
「あれは、輪廻の輪を捕らえ、研究する為の施設です。私は……」
しかし骨っ娘の説明は中断される。
「裏切ったわねバジル! ミント様とユニコーン様に歯向かう愚か者!」
「そこの小動物共々葬ってあげる!」
塔から痴女が二人出て来た。あれ? 羽の数が多いね。この子らは三対で計六枚羽が付いてる。これまで見てきた一対二枚羽タイプは下っ端なのかな?
それから装備が少し豪華だね。露出は高いものの大事な所は一応隠れている。
「えー、赤いのがアニスで、白いのかチコリです。大人の玩具に夢中で、よくサボっていて、私が来ると喜んで仕事を押し付けてきたので、工作すごく助かりました」
親切にも骨っ娘が解説をしてくれる。これまでの流れもサクッとまとめてくれてて分かり易い。
そっかー、バジルちゃんは敵の手に落ちても頑張って何とかしようとしてたんだね。
……やっぱりバジルちゃんなのね。あのかわいいバジルちゃんなんだね。
骨になってまで……!!
……そもそも骨になる必要あったの!?
何で骨なのさーっ!!
悲しい。
哀しい。
すっごく、かなしいぞぉーっ!!!!
「八つ当たり悲哀うさビームですっ!!」
私は問答無用で痴女二人にビームを放った。
◇◇◇◇◇◇
私の悲しみと哀しみは深かった。ビームは三対六枚羽の二人を貫き、その背後にあった塔をも破壊したのだ。
どうやら防御システムとかも破壊し尽くしたらしい。
塔はただの瓦礫となり、周囲には沢山の女の子(塔の中に居たらしい)とアダルトグッズが散乱していた。
「これ、どうしましょうか……」
紅月さんがいつもの塊を作りながら茫然と呟く。
ああ、色々と扱いに困る物が散らかってるね。わー、アニスとチコリ、大事な所はちゃんと隠してると思ってたら、ノーパンでした。やはり痴女だった!
「連絡して来たよ。放っといて行こうか」
初代様、いないと思ったら手際よくあの世ケータイで回収班呼んでた。
「でも、この子リヤカーに乗れないぜ?」
群青さん、冷静ですね。その通り、骨っ娘はだいたい150㎝を超えたくらいか。サイズ的にリヤカー(アヒル基準)に乗れないね。
しかし、それより何より輪廻の輪だ。これ、どうしよう。
「あの、リコはこの輪廻の輪を冥府の神様に届けたいのです。ですから、これに乗ってついて行きますので……あれ? 皆さんの行き先は何処なのですか?」
うん、色々と互いの事情をすっ飛ばしてるよね。
「あれ? リコ、どうしてあなたと共に行くべきだと思ったのでしょう?」
骨っ娘は私を見て首を傾げる。
ひとまず落ち着いて話をする為に、焼き芋おサル像へ向かう事にした。
◇◇◇◇◇◇
焼き芋おサルの像の中に、輪廻の輪は……入れた。
大きさは変えられるらしく、直径二メートルくらいに自ら縮んでくれたのだ。会話の方も、パネルに表示してくれるので可能だと判明した。
「さて、ワシらはこれから神様、君の言う冥府の神様の所へ行く途中なの」
「そうでしたか。なんという幸運。改めて、同行させていただけませんか」
「いいよ。で、君が真緑に感じたものは、彼女の中にいる創造神の魂だと思うよ」
「まあ! 今だ、今しかないと思っていたのは、そういう事だったのですね! 不甲斐ない身ながら、再び見えた事、まことに……うっ、嬉しく……」
泣きながら拝み始めたよ。骨でも泣けるんだ。
「申し訳ございません。あの時……ミントの弟子の一人が、彼女に何かを仕掛けた事を、伝えず、結果このような事になり、まことに申し訳なく……」
ん? ミントでなくその弟子? 泣き出した所申し訳ないんだけど、超気になるの。
「詳しく話して下さい。そこ、詳しく」
すごく重要な情報が出て来たよ。聞き逃しちゃならん。
「はい……。その弟子の名は “メリッサ” です。元々、私のいた世界とミントのいた世界は互いに影響し合う関係でした。そんな事情で日頃から神同士交流があったのです」
ふむ。それで色々と知る機会があったんだ。
「理由は当時分かりませんでした。あの日偶然、ミントの精神にメリッサが何かしらの細工をした現場を見てしまったのです。当のミントには何かをされたという自覚がなく、もしかしたら失敗しているのかもしれないと思い、ミントにも創造神様にも言えなかったのです。ですが、創造神様が眠りについた後、少しずつミントがおかしくなっていきました。そしていつの間にかメリッサが居なくなっていたのです」
ああ、バジルちゃんのあの表情はそういう事か。創造神が眠りにつくまでミントに変化がなく、気になるし引っかかるけど決定打がないのでモヤモヤしてたんだ。
「つまり、どういうこと?」
そういえば初代様はどこまで知ってるんだろう。神様もどうなんだか。……あの神様のことだから、ミントが誰かに乗っ取られたくらいは気付いてたんじゃなかろうか。それを初代様に伝えたのかな?
「メリッサはミントを乗っ取って、ミントに成りすましたのです。その事に気付いたのは、私のいた世界が滅ぼされ、ユニコーンの妾にされてしまった時でした」
メリッサの動機はひとまず置いておこう。今、問題として扱う項目は……。
「ミント本人はどうなったか分かりますか?」
今、我が子がすごく喜んでいるのですよ。ミントに裏切られてなかったと。そうなると本当のミントはどうしてるの? ってなるんだわ。
「それが……ずっと観察していたのですが、結局何も掴めませんでした。かなり長い時間が流れていますが、ミントと私が二人だけで会話をする機会はなく、またその機会を作る事も出来なかったのです。ユニコーンは私の事は好みでは無いらしくて全く相手にしてくれず、彼とも会話……いえ、対話が出来ませんでした」
ほう、つまりバジルちゃんはゲスコーンの毒牙にかかっていなかった、と。良かった。バジルちゃんは汚されていなかった!! ああ、我が子もこの点はホッとしているようだ。
「妾って、他にも居そうですが」
創造神の直弟子は他にもにもいたし、確か十二人中八人が女の子だったっけ。
「はい。ユニコーンはまず、ミント以外の大地の女神を全て妾にしました。ミントは正妻です。それから戦いに関係する女神の中からアンジェリカ、医療に関わる女神であったアニス、豊穣の女神候補であったチコリが高位の妾として選ばれました。三人共、ミントの世界にいた者たちです。それより下は、容姿等が優れた一般人ですね。あとは……あ、定期的……年に一度くらい? 死者の魂から好みの美少女を選出しては妾にしています。各地の地下都市に死者を引き寄せ……」
バンッと初代様が机を出し、メモ用紙を取り出した。ものすごい食い付きですね。
「その地下都市の位置は!?」
「長年の悩みの種の一つが解消するな。さあ骨のお嬢ちゃん、そこんとこ詳しく話してくれ」
話逸れるけど、まとめる時間も必要だからいっかぁ……。
初代様が骨っ娘を質問責めにする横で、私は紅月さんと情報のまとめに入る事にした。
◇◇◇◇◇◇
[自分故障していますが、それは本来の仕事が出来ないというだけです。知っている事を伝えるのに支障は有りません。さあ、ガンガン質問して下さい]
私と紅月さんは輪廻の輪を交えてまとめに入った。
「まず、ミントを乗っ取ったメリッサの犯行だったと判明しましたが、そもそもあの色ボケゲスコーンはミントのいた世界に住んでいた個体なのか、違うのかという疑問が浮上しました」
「ユニコーンは各世界に居たと聞いていますので、確かにその疑問を否定出来ませんね」
[ゲスコーン!?]
ゲスなユニコーン、縮めてゲスコーンと呼んでいると説明したら、ウケたのか輪廻の輪はクルクル回り出した。
[何てピッタリなんだ! ゲスコーン!! 今からあいつをそう呼ぼう]
うんうん。いい呼び名だよね。もしかしたらまともかもしれない他のユニコーンと区別するのに便利だしね。あと口調がくだけた感じになった。態度を取り繕うの、やめたみたい。
[あー、笑った。さて、あのゲスコーンの出身はミントの世界に居た個体ではあるが、魂は別世界からの転生者で、前世の記憶を持っていたようだ]
「まさかの異世界転生ーっ!!」
ここで来るか!? 来るのか異世界転生!! もしかして当時は異世界召喚もリアルにあったの!?
「ラノベの花形ジャンルの一つでしたね」
紅月さん、ラノベ読むんだ。
[宇宙には “地球” と呼ぶ世界が結構な数有った。 “地球” の定義は魔術が使えないのと、神の力無しに生命が誕生した惑星という物だ。面白い事に、どれも同じ様な歴史と発展をしている。これを前提に語るので、注意してくれ]
お、おおう……。同じ様な歴史と発展って、つまり同じ国、同一の歴史上の人物が居たって事なのかな?
[日本のラノベの花形ジャンルの一つ、異世界転生を知っているか?]
「知っています。いくつか読みました」
ラノベを手に取れば高確率でジャンルがそれだしねー。
「暇潰しに読みます」
暇潰しに読んでたんだ……。こっちにもラノベや漫画があるなら読みたいね。
[どの地球も日本人男性はだいたい男性性器が小さい]
……ちょっと見えてきた。下らない事だけど予想がついた。
[そんな奴が異世界でユニコーンに転生した。憧れの馬並サイズをゲットしたと舞い上がり、更にチートも手に入れたと調子に乗った。すぐに他のユニコーンが叱ったが、流石元日本人、表面だけ大人しくして、内心では色々とゲスい計画を練っていた]
ああ、予想通りだ……。
「質問です。その世界のユニコーンは、どんな能力を持っていて、どのくらいの強さなのですか?」
この辺りはきちんと聞かないとね。
[癒しの力を宿した角を持つ、上位生物全てを “ユニコーン” と呼ぶ。馬とは限らない。しかし地球出身者は “ユニコーン” イコール “馬” と思い込んでいるし、また体色は白のみと信じ込んでいるが実は違う。様々な体色が有り、黒いから邪悪な存在という訳ではない]
地球でも時代と共にユニコーンの姿違ったものね。
ずっと昔はサイの事をユニコーンだと思っていたり、さらに別の時代ではイッカククジラの角をユニコーンの角だと言って教会の偉い人に献上してたって話もあったっけ。
角が一本生えている生物=ユニコーンって定義だったっぽい。
[強さについてだが、それなりに高い魔力を持つ。そもそも、その世界において “神獣” を名乗るなら、それなり以上に強くなるのは当然だ。それを最強チートだの何だの勘違いノンストップな所に更に加速させる最悪の出会いをした。世界は破滅の道に入るかと思っていたら、まさかの宇宙破滅。あ、話逸れた。ゲスコーンは元々持っていたユニコーンとしての治癒能力と魔術の他に、太陽神や軍神辺りの権能を取り入れている。ミントと互いに共鳴し合うと更にパワーアップするので注意しろ]
そうか、あいつら戦闘も共同作業なのか。かえって戦い易いかも。あとゲスコーンはたまたま白馬ベースだったそうな。
ふう、ゲスコーンについてはこれでいいかな。紅月さんがメモをしてくれるので楽だ。
……その速度でどうしてそんなに丁寧な字なのですか? うらやましいです。
「ふう、記録終わりました」
「ありがとうございます。では次の質問です。……バジルちゃんは、どうして骨っ娘になってしまったのですか」
聞かずにはいられない。あの超絶美少女が、宇宙的美少女が、どうして骨になったのか。どうしても知りたい。
あれ? 表情なんてないはずなのに、パネルには何も表示されていないのに、今遠い目をしたような……?
[バジルは半分精神を侵食されていたのだ。ゲスコーンに相手にされず、他の者たちに馬鹿にされるのを利用して、時々飛び出しては我の所に来ていた。そして少しずつ我を解放する工作を仕込んでいたのだ。ミント(メリッサ)はバジルを警戒していたのだろう。アニスとチコリに、バジルに仕事を手伝わせる許可を出した。我は輪廻の輪であるから、内部に入ると精神を病み易い。精神を病む事で判断力を奪い、反乱の芽を摘む計画だったのだろうな。それは長い時を経て実現した。今回飛び込んで来たバジルは、腰のくびれにこだわっていた]
あのキモい腰のくびれの痴女共を思い出してしまった。もしやあれ以上の細さを目指した!?
[いつもなら悩んで喚いている振りなのだが、今回ばかりは本当に実行してしまった。ウエストサイズ10㎝以下を目指して酷い姿になったのだ]
「それ、骨になるしかないですー!!」
謎が解けたよ!
「内臓とか筋肉とかを考えるとありえない数値ですよ!?」
紅月さんも全力ツッコミだ。
パネルに段ボール箱が上下に二つ少し離されて表示され、その真ん中にトイレットペーパーの芯の様な物が挟み込まれる。
[まずは、生身でこんな感じになった。我は全力で「キモい」と訴えた!]
内臓カットしたんかーいっ!! やり過ぎだー!!
[そうしたら我に返り「バランスが悪い」と言い、次には「骨になればいい」とか言い出した。ひとまず元に戻れ目的何だとツッコミを入れたら正気に戻った。しかし今度は元の姿に戻れなくなり、バジルはパニックを起こして骨になってしまった。神核に異常が発生したらしい]
「神核って、器の原形でしたか?」
「はい。神核の劣化版が我々が使っている器ですね」
[知らない内に神核に細工されたのか、真相は分からない。しかしバジルはそこで自分の精神が侵されつつあると気付いた。茫然とし、対策を考えている時に、真緑たちが近くに来たのだ。我を解放するだけなら、いつでも出来る状態だったからな。ただ防衛システムに関しては不十分だったが]
あの足やら統率の取れていない女の子走りは中途半端な工作の結果だそうな。
……どこをどうやってああなった? いや、聞かなくてもいいか。この事は忘れよう。あれキモかったもん。キモいという事実だけで十分だ。
「名付けの理由は何ですか?」
[侵食部分を切り離し、別の存在になると云う荒業を実行したのだ。新しい名を得る方が成功し易い。ただ、名付け親となった者と主従関係になると云う大博打だがな]
……骨っ娘は私の部下なの? 部下ってゆーか眷族的なもの?
[あなたで良かった。どうした? 遠い目をしているぞ]
「……あの姿、どうにかならないのかと……」
骨の姿は別にいい。美骨の主は嫌いじゃない。ただ、元の宇宙的美少女を知っているだけに複雑なのだよ。
[神核を診てもらってから、別の姿を用意すれば良いだろう。そもそも ”骨っ娘“ なんて二つ名? まで付けたではないか]
あぁあああああああああーっ!!!
「お口を大きく開けた姿も可愛いですっ!」
紅月さん、私は今嘆いてるんだよ! 己の所業を悔いているんだよっ! 呑気にシャッター切ってんじゃなーいっ!!
悶絶していたら、初代様たちの方は話が終わったらしい。
「先に神様の所に行こう。寄り道は帰りにね」
「で、輪廻の輪さんよぉ。アンタ速度はどんだけ出せる?」
そんな言葉を聞きながら、私は眠りに入った。自業自得というショックで気を失ったとも言う。
「国民的美少女」という単語を宇宙規模に拡大し、「宇宙的美少女」という単語を作成しました。
プロット段階において輪廻の輪のセリフは片仮名と漢字で表記していました。しかし、入力時片仮名変換面倒いなー→そもそもパネル表示で片仮名ってありえないのでは? それにやっぱり片仮名ばかりって読みにくいし。そんな理由で平仮名と漢字表記になりました。




