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心のゆくえ  作者: ゆきのいつき
3章
96/124

ep90.みんなの想い

12/2 表現を微妙に修正。内容に変更はありません。

 蒼空ちゃんが学校に来ないまま2学期も3ヶ月が過ぎ、あっという間に12月を迎える。

 そしてその12月最大の難関、期末考査もなんとか終わり、今年の登校も残すところ10日を切るところまで来ていた。


 そんなある日。


 担任の来生先生……たかちゃんの授業中(ちなみに国語ね)、期末考査が終わってイマイチやる気も起こらずボーっと外を見ていた私の携帯がブルブルと震える。

 すかさず、先生にバレないよう差出人をこっそり確認する。


 差出人は――そ、蒼空ちゃんだ!


 くぅ~、うれしい♪

 蒼空ちゃんから送ってくるのは……ハッキリ言って、珍しい。


 だって、何かしら用事とか、報告することでもない限り送ってこないんだもん。

 もっと、些細なことでもなんでもいいから、普段のありふれた出来事でいいから……いっぱいいっぱい送ってきてくれればうれしいのに。

 まぁ蒼空ちゃんって、携帯いじるの……すっごく苦手っぽいから無理は言えないけど。

 でも……沙希から送るのはどうしても遠慮しちゃってたんだよね。余計な負担かけたくなかったし……。


 だからこうして送って来てくれたときはとってもウレシイ♪

 えへっ、どれどれどんなこと報告してくれるのかなぁ?


 …………。


 はわっ! こ、これは!


 私は緩んでくる頬、締りがなくなっていく表情を抑えることが出来ない。

 だからつい……、


「やたっ、ついに退院したんだぁ!」


 授業中にもかかわらず……つい声を出してしまった……。しかも大っきな声で。

 必然的に集まる、クラスのみんなの視線。そして……、


「渡辺さん? どうしましたか?」


 当然こう来るよね、はぁ……。


「あ、いえ、その……な、なんでもないですっ」


 誤魔化そうとする、私。近づいてくるたかちゃん。

 慌てて携帯を隠すも、先生のするどい目からはもちろん誤魔化しようもなかった。


「わ・た・な・べ・さん? 授業中になに……してたのかなぁ?」


 はぅ、たかちゃん……声が……そして顔が怖いです。


「ご、ごめんなさい! あの、その、蒼空ちゃ……ゆ、柚月さんからメールが来たものですから……つ、つい、気になって」


 私のその言葉に、たかちゃんより先に周りのみんなが反応した。


「「「ええっ、柚月さん?」」」


 みんなのその視線と声は、すーっごく、その内容を聞きたげな雰囲気に満ちていて、一気に教室がざわつき出す。

 そんな周りの空気に、たかちゃんは半ば呆れたような表情をしながらこう言った。


「ったく、しょうがない子たちね? 渡辺さんも、柚月さんからメールもらって……早く見たくなる気持ちもわかるけど……今は授業中です。ルールはキッチリ守ってもらわなくては困ります。見るなら休み時間にしなさい。今回は……まぁ、特別に大目に見てあげますが……次、同じことがあれば即没収です! わかりましたか?」


 ううっ、没収はいやすぎだよっ! でも、ラッキー。これも蒼空ちゃん効果だよねっ?


「はいっ、以後気を付けますっ! すみませんでした、たかちゃん!」


 めいっぱいあやまりながら、つい愛称で呼んだ私に、たかちゃんが苦笑いしながら言う。


「こらっ、来生先生でしょ? そう呼んでもらうのはうれしいけど、今は授業中。分別はキッチリ! さっきの携帯と同じよ。それと……みんな落ち着かないようだし……しかたないから先に少しお話、しておきます。ほんとはもうちょっと先、確実に決まってからにしようと思ったんだけどなぁ」


 たかちゃんがやれやれといった表情を浮かべ、最後にもう一度「今度から気をつけるように」とクギをさしながら、教卓のほうへ戻っていく。みんなの視線はそんなたかちゃんを追いかける。

 どうやらたかちゃんは私より先にもっと詳しい情報を入手してたっぽい。うーん、担任の先生なんだから当然かもしれないけど……なんかちょっと悔しい。

 我ながらなんか、筋違いなこと考えてる。……まぁ私も近いうちに退院するって話は聞いてはいたけど……そんな、ちょっと自己中なことを考えてたら、たかちゃんが教壇に立ってしゃべりだした。


「えー、さっきも渡辺さんがちらっと叫んでたように……柚月さんは先週末の土曜日、病院を退院しました。今は久しぶりに自宅に戻って、ゆっくり療養してるところかと思います」


 先生はそこまで言うと一旦言葉を切る。それを聞いたみんなからは大きなどよめきがおこり、蒼空ちゃん退院を喜ぶ声がそこかしこから上がる。


「それでみんな気になるのはいつから復学するのか?ってことだと思うんだけど……。うーん、当初の予定だと今週中くらいにはって言ってたんだけど、退院が予定してたより少し遅れてしまったから……もしかすると2学期での登校は難しいかもしれないのよね」


 みんながそれを聞いてちょっと残念そうな、心配そうな声を上げる。


 ううっ、そ、そうなの? 蒼空ちゃんのメールにはそこまで書いてないからわからないけど……。こ、これは、一度お見舞いに行って確かめなきゃ!

 そうよ、それがいい! そだ、エリりんも誘ってこう、そうしよう!

 私はたかちゃんの話しを聞きながら、心の中で勝手にどんどん予定を決めていく。


 そして、たかちゃんからはフォローの言葉が出る。


「ああ誤解しないで? 体調のほうは、すこぶるいいそうよ? ただ、ずっと寝たきりだった関係で体力が相当落ちちゃってて……歩いたりするのも万全じゃないみたいで、今はその辺、様子を見ながらいつから出るか決めるってことなの」


 そっか、春奈も言ってたもんね……また車イスのお世話になってるって。


「でも先生、うちの学校ってけっこうバリアフリー化が進んでて、エレベーターとかも確かあるはずですよね? 車イスでも登校しようと思えば出来ると思うんですけど?」


 おっ、委員長、なかなかいいこと言う。

 今、発言したのはクラス委員の小林こばやし 彩音あやね。小林さんはいかにも委員長って感じのマジメな子だけど、マジメすぎてちょっと融通の利かないとこもある……わりかし面倒くさいタイプの子だ。

 背は高めで170cmくらいあり、かつスレンダーな体に不釣合いな大きな胸。小さめの涼やかな顔に長い髪を三つ編みおさげにしてて、その顔にかけてる大き目の黒縁眼鏡が小顔を更に引き立ててる。

 ほんと、まさにアニメや漫画に出てくる委員長を髣髴ほうふつとさせ、私の「コスプレさせてみたい人10選」の中に入ってるすばらしい素材なのだ、うん。(もちろん1位は蒼空ちゃんだ)


「そうね、確かに小林さんの言う通り、うちの学校内でなら車イスの移動はある程度出来るようにはなってるけど……お家からバスを使って通ってる柚月さんのことを考えると、なかなか難しいものがあるのね? それに車イスでの移動にしたって、体力の落ちてる柚月さんからしてみれば、平坦なところだけならともかく、スロープの多い学校じゃかなりつらいといわざるを得ないの。エレベーターにしたってあるところは一箇所だけだし……移動距離は大変なものになると思うわ?」


 たかちゃんが委員長に諭すように説明する。確かにバスの乗り降りは最大のネック、それに学校の中を車イスで移動するのって大変そうだけど……でも……。


「でも、きっとみんな協力してくれるんじゃないでしょうか? 困ってる柚月さんを見れば車イスを押してくれる人だってたくさんいるでしょうし……授業で教室を移動するときだって、私たちお手伝い出来ると思うんですけど……。さすがにバスは難しいですけど……お家の方に送り迎えしてもらうとか?」


 そう、それそれ! 私もそれを言いたかった。さっすが委員長!


「うん、確かに周りがそうやって協力してあげれば問題は解決するかもしれないわね。でも……柚月さんがそれを良しとするかしら? 彼女、ああ見えて意外と意地っ張りのがんばり屋さんだから、みんなにそうやって気を使われたり、面倒かけさせたりすることを望むとはあまり思えないんだけどなぁ?」


「……は、はい……確かに、そうかもしれませんけど……」


 委員長、分が悪いなぁ……。でも、言われてみれば、蒼空ちゃんが友だちに面倒や迷惑かけてまで車イスで来ようとするとは思えないかも。なによりお母さんに送り迎えしてもらうなんて……あの蒼空ちゃんが絶対するわけないと思うもん。


「さあ、私たちが今その話しても意味ないでしょう? まだ授業中です。柚月さんが早く学校に出てこれるよう願って……授業を続けますよ」


 たかちゃんはそう言って話しを打ち切ると、みんながちょっと残念そうに声を上げるけど……そんなのは当然スルーし、再び授業を始める。


 ほんと蒼空ちゃん、早く学校に来れるといいんだけど……。

 とりあえずは、早いとこお見舞いいって情報収集しなきゃね? メールの返信がてら確認しなきゃ。どうせエリりんにもメールいってるんだろうし? あとで襲撃の打ち合わせでもするかぁ、ふふっ楽しみだ!


 私はそんなことを考え出すともう授業に身が入るわけもなく、今後の行動のことを考え1人ほくそ笑むのだった。



* * * * * *



「そう……先週の土曜日に?」

「はい、もらったメールにそう書いてありました。……ほんと、良かったです……」


 放課後、部活に出た私は早速、蒼空ちゃんからもらったメールのことを藤村部長に話した。一緒にお見舞いにいった部長には真っ先に報告したかったから……。


「そっか、退院出来たんだ……良かったね、渡里さん! きっと、彼女やご家族のみなさん、それにお医者さま……みんなの努力のおかげなんでしょうね? ほんとに良かった。――それで柚月さんの……その、今後の予定っていうか、復学に向けて……何かお話聞いてる?」


「はい、その、実は蒼空ちゃんのメール……、土曜日退院したってことしか書いてなくて……。それで、担任の先生から聞いた話だと、蒼空ちゃんずいぶん体力が落ちてるみたいで2学期中に登校出来るようになるかは微妙みたいなこと言ってまして……」


 私は部長にも来生先生が話してくれたことを覚えてる限りで伝えた。部長はそれを聞いてちょっと苦笑いしながら言った。


「本人のメールがそんなじゃ、よくわからないわね? 先生のお話のほうが詳しいだなんて……まぁ、ある意味、柚月さんらしいといえばらしいけど、困った子だわ~。 それにしても、それじゃあ今年中に柚月さんのお顔を見ることはかなわないのかな? ちょっと残念」


「うーん、どうなんでしょう……? でも……その辺の確認も含めて、土曜日にクラスの友だちと一緒にお見舞いに行くって話しになってるんです」


 先生のお話のすぐあと、沙希から誘われたお見舞いの話しに、私は一も二もなく同意してお見舞いの予定を立てたわけで……私たちは速攻で春奈にも確認しに行った。

 もちろん春奈は二つ返事でOKだった。ついでに春奈から聞きだした話からしても蒼空ちゃんの様子はかなり良くなってるみたい。その時の、うれしそうに蒼空ちゃんのことを話す春奈を見て、私たちまで明るい気分にさせられたんだから間違いない。


「そっか、それじゃしっかりこれからのこと聞いてきてもらわないとね? 柚月さんの様子もまた教えてね?」


 部長はやさしく微笑みながらそう言った。


「はい、任せてください。最近の合唱部のこともいっぱいお話、してきます」


 私もそう言いながら自然と笑顔が出る。

 だって仕方ない……。なにしろあのお見舞いに行って見た蒼空ちゃんのことを思えば、まだ復学の日が決まってないとはいえ無事退院したってことだけで、……うれしいんだから。


「そうね、合唱部のみんなも柚月さんの登校する日を楽しみにしてるってことも伝えておいてね」


「はい!」


 藤村部長とこんな話しをしたのを皮切りに、このあと部活に出てきた先輩たちや川上さんにもさんざん色々と聞かれてしまった。そんなにお話すること、まだないのに……。

 それにしても、蒼空ちゃんの入院から時間が経って、それなりに普通の雰囲気になったと思ってた合唱部の様子だったけど……そんなのは全然本来と違ってたんだってことがよく分かった。今こうやって久しぶりに部室や音楽室に明るい笑い声が溢れるのを見てると、その違いが痛いほど良くわかった。


 蒼空ちゃん、みんなあなたが来るの待ってるよ。

 がんばり屋さんな、その姿。ちいさな体で一生懸命歌うその姿を早く見せて欲しい。(あ、こんなこと蒼空ちゃんが聞いたらふくれちゃうかな?)


 ああ、お見舞い行く週末が待ち遠しいな。

 私はそんなことを考えながら、今までと同じ練習ながら全然違う雰囲気の中、みんなと部活を始めた。



* * * * * *



「おーい亜由美ぃ、山下~、こっちこっち! もう、遅いってのっ」

 

 ようやく現れた2人にちょっとグチリつつ、押さえてある席に呼ぶ。

 私らは国崎中出身の腐れ縁メンバーと、久しぶりにいつものマックで待ち合わせしてたわけで……同じ高校の智也と青山はすでに同席、あとは優等生の亜由美と山下待ちの状態だったわけ。

 ちなみに目的はもちろん、われらがマスコット、ラブリー蒼空ちゃんの件についてだ。


「ごめん、ごめん。ちょっと学校出るのが遅れちゃって……。でも30分も遅れてないじゃない、勘弁してよ優衣」


 亜由美があやまりながらも、ちょっと反論してくる。ちっ、しかたない、いつもこっちが待たせる方だし……あまり追求するのは得策じゃないな。


「ま、しかたない、亜由美に免じて許したげるか。なんかオーダーするんでしょ? とりあえず行ってきたら?」


 私が2人にそう言うと、


「こめんね、森崎さん。オレがちょっと出遅れちゃったんだよね。悠斗と智也も悪いな? ……じゃあ、ちょっと悪いけどなんか買ってくるからもうちょっと待っててくれる? 行こっか、保坂さん」

「ええ、行きましょ! 悠斗、大人しく待っててね?」


 亜由美がちょっといたずらっぽい顔をして悠斗に一声かける。


「うっせぇなぁ、オレは子供かよ? いいから早く行ってこいよ、ったく」

「はいはい、了解!」


 そう言って舌をぺろっと出す亜由美。

 ちょっと大人びた亜由美がそんな仕草すると逆にかわいさが引き立つよね。それにしても見せ付けてくれちゃってぇ。最近この2人、多少進展でもあったのか、もう堂々としたもんなんだよね。ちょっと腹立つわ。


 それにひきかえこの智也は――。


 私は、横で必死にハンバーガーをパクついてる、いつもながら日焼けして真っ黒な智也を見る。さっきまでのやり取りもお構いなく、食い続けてるこのやろう。っとにスポーツバカなんだから……。


 そんな私の視線に気付く、バカ。


「何? どしたの?」

「べぇつに~! ふん、早く食べれば?」


 私は横目で見つつ、そう言って返した。


「おおっ、そうか。なら、いいや」


 そう言ってまたパクつきだす智也。ほんっと、バカだわこいつ……はぁ」


 私は軽く嘆息すると、自分もちょっとポテトをパクつき、亜由美たちが戻ってくるのを待つこととした。


# # #


「で、春奈からメールがあってさ、蒼空ちゃん……先週の土曜についに退院したんだって!」

 私がそうみんなに告げると、意味無くカッコつけたがる男どももさすがに「おおっ」っと声をあげ、その表情を崩した。

 もちろん亜由美は同じようにメールもらってるし、仮退院のときも家に一緒に押しかけたから、既知のネタなわけだけど……。


 そしてそんなやつらに現状報告をしてあげる私なわけだ。しっかり、最新情報である中一のガキんちょのこともね。


「なんか大変だったんだな、蒼空ちゃん。元々華奢で弱々しい子だったのにさ……ほんと、かわいそうだよな。……ま、これから、おれたちもなんかあれば色々手ぇ貸すし。っていうか……な、晶? お前、がんばれよ? っとにさぁ」


 悠斗が私の話しを聞いてすぐ、山下にはっぱをかける。それで、山下もちょっとは積極的になればいいんだろうけど、どうにもこうにも……ねぇ。


「な、なに言ってるんだよ、悠斗。オレ別に……その、がんばれって言われても……」


 はぁ、肝心の山下がこれじゃ、中坊に蒼空ちゃんもってかれちゃうって。

 普段は優等生でしっかりしてるし、それに160cm半ばの小さめの身長に中性的な見た目が、守ってあげたくなるタイプってことで……亜由美によれば、上級生にけっこう人気あるとか聞くし……もっと自信持てばいいのに。

 こいつ、どうも自分から攻めてくことが苦手みたいなんだよねぇ……。ほんと、悠斗の半分でも根性あれば。


 ま、それも私と亜由美、それに春奈も一緒になって計画してるイベントを持ってすれば進展する可能性もあるかもしれないし?


「まぁまぁ悠斗、そうは言っても女子高の蒼空ちゃんとはなかなか会う機会もないし、そもそもずっと入院してたわけだし……実際2人の仲が進展するにはきびしいもんがあると思うわけだ、私も。で、だからっていうんじゃないけど……今日は私からみんなに提案があります!」


「えっ、その、森崎、何いってるのさ?」


 私の言葉に山下がちょっと慌てるそぶりを見せる。亜由美はクールな顔をちょっといたずらげな表情に変え、山下に言う。


「まぁまぁ、山下くん。落ち着いて? 別に変な話じゃないから。ほら優衣、あなたも変な言い方しないで普通に説明してあげてくれない?」

「にひひっ、ま、山下いじめもこれくらいにしとくか」


 私は亜由美の言葉に、笑いながら山下を一瞥しつつそう言って、みんなを手招きしてテーブルの中央に寄せる。

 そして、その計画についてもったいぶりながら説明をしたのだった――。



 ああ、それとは別に土曜日、亜由美とまた蒼空ちゃんちへお見舞いに行くことにしたってのはついでの話だ。




 ――そして、土曜日の午後。



 見事にお見舞いバッティングした、沙希・絵梨香ご一行と、優衣・亜由美ご一行。


 春奈は成功したとほくそ笑み、蒼空はその2つの集団との板バサミに合い、あたふた、おろおろし通しだったという……。

 それでも柚月家のリビングは久しぶりの笑顔と笑い声、それにちょっとばかりのいがみ合い……で、それはもう楽しい時間が過ぎて行ったのだった。



 みんなに大事に思われてる蒼空。

 早く学校に行けるようになれるといいのだけど……。


 それは蒼空の努力しだい……かな?


 無理せずがんばろうね、蒼空。


一週間遅れとなりました……。


読んでいただきありがとうございます。

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