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心のゆくえ  作者: ゆきのいつき
3章
69/124

ep65.不安と期待

「明日からはいよいよ夏休みです。 いくら長い休みだからといって宿題、後回しにして最後になって慌てないように。 毎日をしっかりと計画的に過ごすようにしてくださいね」

 終業式も終わり1学期最後のSHR、来生先生の夏休み前の注意事項が続いてる。


 でも私の斜め前の一番前の席……。

 私の大事な大事なお友だち、蒼空ちゃんの席。 そこにその席の主の姿はない。

 

 せっかく明日から夏休みだっていうのに、蒼空ちゃんは2日前、春奈の競技会に応援に行って以来、体調を崩し休んだままだ。

 言ってみればいつものこととはいえ……、蒼空ちゃんの体の弱さは出会ったときからなかなか改善されるきざしが見えない。

 きっと蒼空ちゃん気にしてるだろうなぁ? せっかく春奈が好成績を上げたっていうのに自分が寝込んで、その喜びに水を差しちゃったんだもん。 春奈はそんなこと気にするはずないけど蒼空ちゃんってそういうとこすっごく繊細だから心配だ。


「……交通事故や水の事故等にも十分気を付けて、楽しい夏休みを過ごしてください。 それから心配ごとや相談したいことがあればいつでも学校へ連絡くださいね。 それじゃ夏休み明けには、元気な姿で再び会えることを楽しみにしています」


 上の空で聞いていた来生先生の締めの挨拶が終わり、SHRも終わりを告げる。

 それと共にクラスのみんなが帰り支度を始め、夏休み何するかとか話したりする楽しそうな声がそこかしこから聞こえ騒々しい。


 私もこれからの行動のため、後ろの渡里さんの席へ向う。


「渡里さん、準備できた?」

「ええ、大丈夫。 ごめんね、渡辺さん。 便乗させてもらっちゃって?」

 渡里さんが遠慮がちに私にそう言った。

「ううん、気にしなくっていいよ。 蒼空ちゃんも喜ぶよ、きっと。 春奈に聞いたら今日はもう随分良くなってて、起き上がれるようだからお見舞い大丈夫って言ってたから」


 そう、今から私と渡里さんとで蒼空ちゃんのお見舞いに行く計画で、春奈と一緒に帰ってお邪魔する手はずになってるのだ。

 渡里さんは合唱部の夏休みの予定の連絡もあるみたいで、私がお見舞いに行くって綾ちゃんと話しをしてたときに、一緒に行きたいって言ってきた。

 どうやら自分でもお見舞いに行きたいと思ってたらしいんだけど、蒼空ちゃん家に行ったことないからどうしようかと悩んでたみたい。


「沙希~、渡里さん。 蒼空ちゃんに会ったら私たちも心配してたって伝えといてね~!」

 私と渡里さんがお話ししてたら優香たち3人が揃って前に寄ってきた。

「わかってるって。 ちゃ~んと伝えとくから安心して」

 私がそう言うとみんな「よろしくね~」と言いながら帰っていく。 蒼空ちゃんったらみんなに心配かけて……、今日会ったらいっぱい文句言ってやらなくちゃ。


「じゃ、とりあえず春奈んとこ行こっか?」


 私は先生から預かった蒼空ちゃんの夏休みの宿題(蒼空ちゃんたぶんいらないって言うだろうけどね?)を再度確認し、渡里さんと連れ立って春奈の教室へと向った。


# # #


「春奈~、お待たせ!」


 私はC組のドアから中を覗き、自分の席で私たちを待ってくれていた春奈に声をかけた。

 よそのクラスの教室ってなぜだか入りづらいんだよねぇ?


「あ、沙希ぃ。 遅いよ~、待ちくたびれちゃったよ」

 春奈がぐちりながら席を立ってこっちに歩いてくる。

「ごめんごめん。 たかちゃん(来生先生)の挨拶が長くってさ。 でぇ、とりあえず駅前の銀月堂寄ってきたいんだけどいい?」

「おっけ~! お姉ちゃんのご機嫌とるのはそれが一番だもんね?」

 銀月堂のいちごショート、お見舞いの品は悩むことなくそれに決定してる。 渡里さんにも蒼空ちゃんといえばそれを持ってけば間違いないって話してあるのだ。


「渡里さん、わざわざごめんね。 家反対方向なのに……」

 昇降口に3人で向かう途中、春奈が渡里さんに言う。 私も反対方向なんだけど……と思ったけど、もちろん口には出さない。

「ううん、そんなこと……。 私蒼空ちゃんには色々助けてもらってるし、それに部活の連絡とかもあるし」

「そっか、ありがと! お姉ちゃん喜ぶよ、2人がお見舞い来てくれたらさ。 じゃ、早いトコ買い物してお姉ちゃんに文句言いに行こっ」

 春奈のその言葉に渡里さん苦笑いしてる。 ふふっ、渡里さんはまだ柚月姉妹の……というか、春奈の蒼空ちゃんへのイジワルっぷり知らないからなぁ……。


 でもさすがに今日は自粛するかな?



* * * * * *



「先生、蒼空の体の弱さ……。 どこか悪いところがあるんじゃないかと、最近心配で仕方ないんです」


 日向は1人、国立医療研究中央病院の石渡医師のもとを訪れていた。

 体力がなかなか向上せず、それにことあるごとに疲れを訴え、微熱を出すことの多い蒼空。 今もまた2日前の外出以来、すでに回復してきてはいるものの熱を出して寝込んでいる。

 それでも家では蒼空を不用意に不安にさせないため平静を装っているものの、実際は心配でならない。

 長い入院生活を終え退院したばかりの頃ならともかく、すでに1年半近くが経っているというのに未だに病弱な蒼空。

 日向が心配になってくるのも仕方ないことだろう。


「なるほど。 お母さんが心配なさるのも無理ないことです。 確かに蒼空ちゃんはよく熱を出して治療を受けにくることも多いですしね」

 石渡はそういって日向の心配の言葉に理解をしめし、こう提案する。

「例えばこういうのはどうでしょう? いきなり体の検査するとなると蒼空ちゃんも不安になったり警戒したりしてしまうでしょう。 ですので、そう、ちょっとお気を悪くなされたら申し訳ありませんが……蒼空ちゃんは日本で初めての脳移植成功例、ということを利用させてもらって、定期的に予後の確認のため精密検査をしなくてはいけないということにしてはいかがです?」


 石渡の脳移植のことを利用するという提案にちょっとむっとする日向ではあったが、確かにそれなら蒼空も変に勘ぐることなく検査を受けてくれるかもしれない。


 考えている日向に更に言葉を続ける石渡。

「まぁ、定期的というには退院してからすでに1年半過ぎてしまっているわけですが……、退院してすぐだったし最初は少し様子見だったってことにしておけば特に問題もないと思いますよ」

「そう……ですね。 蒼空にウソをついてまで検査を受けさせるのは、ちょっとうしろめたさを感じてしまいますけど、それでその先の安心が得られるのなら仕方ないのかもしれません……」

 日向は完全に納得は出来ないものの石渡の案に妥協することにし、そう告げた。


「それでは一度、脳移植後の予後を見るためという名目で精密検査を実施させていただきます。 それとこの検査は今後定期的に行なっていくということで進めさせていただきます」

 確認のため再度口に出して言う石渡医師。

 日向はどこか石渡の都合のいいように話が進んでいっている自覚はあるものの、まぁ仕方ないとあきらめそれを了承する。

「……わかりました、それでお願いします」

「お気を悪くなされたなら申し訳ないのですが……、しかし全力でしっかりと検査させてもらいますのでなんとかご理解ください」

 石渡もちょっと自分に都合よく話しを進めたバツの悪さがあるのか、そういって理解を求める。


「では検査日を調整して決まりましたらこちらから連絡させてもらいます」

「よろしくお願いします」

 

 こうして蒼空の知らないところで精密検査の話しが進んでいくのだった。



* * * * * *



 春奈からメールが来たのが1時間前。

 寄り道してから来るって書いてあったけど……、もうそろそろ着いてもいいころだよね?


 ああ、早く来ないかなぁ。



 2日前の競技会の途中、ボクは体調が優れなくなってきたから、せっかくの春奈の晴れ舞台だったけど大事を取って早めに帰った……までは良かったんだけど、結局ガッコ休む羽目になっちゃった。

 こんなことなら最後まで見とけば良かった、なんて考えも頭をよぎったりしたけど、そんなことしてたらきっと友だちにお見舞いにきてもらう、なんてことも出来なかったかもしれないし……、やっぱあれで良かったんだとは思う。

 

 けど春奈には悪いことしちゃった。 せっかくいい成績残したのに、ボクが台無しにしちゃったんだもん……。

 気にしないでいいって言ってくれてるけど、やっぱ……気にしちゃうよ。


 それにしても熱は昨日のうちに下がったんだし、今日はガッコも半日だけだし、行っても良かったのになぁ……。 お母さん、絶対ダメって言って譲ってくれる気ゼロだった。 そもそも応援に行くのも、ほんとならお母さん乗り気じゃなかったから余計なのかもしんない。 でも1学期最後の日くらい行きたかったなぁ、残念だよ。


 で、そんなだったから今日は朝、春奈にちーちゃん、それにお母さんが家を出たあとボクはベッドからすぐ這い出しちゃった。

 かといって何かすることがあるってわけでもなく……適当に雑誌を見たり、部長さんがみんなに配ってくれた過去の合唱コンクールの課題曲を集めたCDを聴いたりしてた。


 そしたら春奈から、沙希ちゃんとエリちゃんがお見舞いに来てくれるってメールが届いたわけで。

 うれしいなぁ、お見舞い来てくれるだなんて。 でも……ちょっと申し訳ないなぁ、だって体調もうほとんど治ってきてるんだもん。


 へへっ、だけど……ほんと早くこないかなぁ♪


# # #


「お姉ちゃんただいま~!」

「お邪魔しま~す!」

「お邪魔します……」

 玄関の方から春奈の元気な声と沙希ちゃんの愛嬌たっぷりの声、それにエリちゃんの控えめな声が聞こえてきた。


 やっと帰ってきた~!

 ボクはみんなを出迎えようとして部屋を出た……んだけど、


「あ~、お姉ちゃん何起きてきてんの~? ダメじゃん、ちゃんと寝てなきゃ~!」


 玄関に向かう途中、そっこー入ってきた春奈に叱られた。

 沙希ちゃん、それにエリちゃんまでちょっと呆れ気味の顔してる?


「だってぇ、もうお熱も下がったし、気分も全然悪くないし……寝てるの退屈だったんだもん」

「ったくぅ、その油断がいけないんじゃない~! ほら、部屋に戻って戻って」

「うぅ、もう大丈夫なのにぃ~」

「もう、いいから。 沙希ちゃん、渡里さんも遠慮せずどーぞ! この奥がお姉ちゃんのお部屋だから」

 ボクのお部屋は玄関ホールを進み左側に入ったところになる。 ちなみに右側がリビングでその奥が食堂なのだ。


 部屋に入ったら、小さめの(床に座るタイプの)テーブルを囲むようにみんなに座ってもらう。

 ボクはといえば、もう大丈夫っていったけど春奈にベッドに戻され、起き上がった状態になったところで肩からカーディガンを羽織らせてくれた。


「はい、蒼空ちゃん。 これ私と渡里さんからのお見舞い」


 沙希ちゃんが差し出してくれた箱は見覚えのある……、

「あ、銀月堂の箱! ってことは、もしかしていちごショートぉ?」


「えっへん。 もっちろん、そうだよ? 蒼空ちゃん好物だったでしょ~?」

「うんっ! ありがと~、沙希ちゃん、エリちゃん!」


 ボクのテンション上がりまくり。

 おかげで病気も完全に吹き飛んじゃった気がするよ!

「じゃ、私お茶の用意してくるよ。 2人はゆっくりしててね~」

「ゴメンね、春奈。 よろしく!」

 色々動いてくれてる春奈にお礼をいいつつも気持ちはいちごショートに向いてるボク。


「蒼空ちゃん、とりあえず今日先生から預かってきたのあるから渡しとくね? とーってもいいものだよ?」

 沙希ちゃんそう言いながらなんかニヤっと笑ってる。

 ボクの手元に置いてくれたA4サイズほどのちょっと厚めの袋。 いやな予感と共に中を覗いてみる。

 う~、コレ見なかったことにしたい。


「沙希ちゃん、ボクこれ返却したいんだけど……ダメぇ?」

 ボクは自分が出来る、めいっぱいカワイイと思える表情をしながら小首をかしげて聞いてみた。

「はうっ! ううっ、だ、だめ! いっくらかわいいしぐさしても、だ、ダメなんだから。 ちゃーんと受け取って、そして計画的に勉強してくださ~い」

 沙希ちゃん、強くなった。 ちぇ、やっぱだめかぁ?

 その横のエリちゃんはお顔、まっ赤になってるけど。


「いやだなぁ、宿題なんて。 先生、わざわざ沙希ちゃんに預けなくたっていいのに」

「じゃ、また勉強会でもやろうよ! みんなでやれば楽しいよ」

 沙希ちゃん、前向き~! でもそれいいかも。

「うん、それいいねっ。 やろやろっ勉強会! エリちゃんもいいよね?」

 ボクの急な振りにエリちゃん戸惑ってるようだけど、

「え、ええ。 いいよ。 私も一緒でいいのなら……」

「いいに決まってるよ、ね? 沙希ちゃん!」

「もっちろん。 学年30位以内が3人揃ったら宿題なんてあっという間だよ~!」

 そう、驚くことに沙希ちゃんが30位以内、エリちゃんに至っては10位以内の実力の持ち主なのだ! 秀才トリオ結成できちゃうね。


「何々? 何があっという間なの?」

 春奈がお茶の準備から戻ってきて中途ハンパに話し聞いたみたい。

「あのねぇ……」

 仕方ないから説明してやった。 春奈こそこの会、必要だもんね? えへへっ。

 

 そして春奈は丸写しメンバーとして参加することが決定した。 ダメダメだよね。



「今さらなんだけど……蒼空ちゃん、体のほうはもう大丈夫なの?」

 みんなで苺ショートをほお張りつつ、沙希ちゃんがほんと今さらのこと聞いてきた。

「うん、もう全然だいじょうぶ! ほんとはガッコ行ってもいいくらいだったんだけど。 お母さんがいいって言ってくれなかったの」

 ボクはちょっとほっぺをふくらませながらそう言った。

「ふーん、そうなんだ。 でもよかったね? 大したことなくて。 それに蒼空ちゃんのお母さんの気持ちもわかる気がする。 やっぱ昨日の今日じゃ心配だもん。 大事をとって正解だと思うな」

「そうそう、沙希ちゃんの言うとーり! お姉ちゃんはちょっとしたことで体調崩しちゃうんだから絶対無理しちゃダメ!」

 春奈も沙希ちゃんに便乗して言ってくる。 そしてエリちゃんまでうなずいてる。

「は~い。 わかった……、多勢に無勢だもん。 素直に従いまーす」


 ちぇ、誰も味方になってくんない……つめたいんだからぁ。


 ボクが内心ふてくされてたら、さっさと次の話しに移って沙希ちゃんが言う。

「それにしても春奈、ほんとすごかったね! 競技会4位、おめでとう。 真っ黒になるまでがんばった甲斐あったね?」

「うん、ありがと! でもまだまだ上には上がいるからね。 もっとがんばって今度こそインハイ出れるようになりたいなと思っとります」

「おおっ、大きく出ましたねぇ、春奈! よし、これからの春奈のがんばりを祈念してお茶で乾杯だ~!」

 沙希ちゃんの突然の音頭にみんな慌てつつ、それでもカップを持ち上げみんなで乾杯した。 まぁボクはベッドからだから合わせられなかったけどね。


 その後ガッコでの出来事や、優香ちゃんたちも心配してたって話し、次々止まることなく聞かせてくれた沙希ちゃん。(優香ちゃんたちにも心配かけちゃったなぁ)

 そしてそのお話しもようやく一息つきかけたころ……、


「あの……、蒼空ちゃん」

 エリちゃんがめずらしく自分から話しかけて来た。

「なぁに、エリちゃん?」

「……合唱部なんだけど、夏休みに合宿やるの。 蒼空ちゃんもちらっと聞いてたと思うけど。 一応それのスケジュール表預かってきたから」

 そう言いながらスクールバックからプリントを出しボクに渡してくれる。


「長野の高原で2泊3日の合宿かぁ……いいなぁ。 でもお母さん許してくれるかなぁ?」


 ボクはプリントを見ながらちょっと不安になる。 最近お母さん、ボクが外に出るときあんまりいい顔してくれない。 暑さのせいもあるんだろうけど、ボクがすぐ体調崩しちゃうからだ。


「先生も一緒なんだし、それに合宿自体はとーぜん建物の中でやるんでしょ? 大丈夫だよ」

 春奈は大丈夫って言ってくれてる。 そうか、そうだよね。


「エリちゃんも行くんでしょ? この合宿で合唱コンクールの練習するんだよね」

「うん、部長と副部長すっごく張り切ってた。 それに蒼空ちゃんどうだろ? って心配してたよ?」

「そっかぁ、まぁまた休み中の部活のとき、ちゃんと聞いてみよっと。 エリちゃんも出るよね? 夏休みの部活」

「もちろん出るよ。 一緒にがんばろうね」

 ボクとエリちゃんが部活の話し弾んでたら沙希ちゃんも入ってきた。

「私も休み中に部活でるよっ! 蒼空ちゃん、時間あったらぜひ遊びにきてね? すっごくかわいいコスとか見せたげるから~!」


 なんだか限りなく怪しい気がする……。


「う、うん。 時間あれば……ね? えへへへっ」


「私も部活出るから、また部活終わってから遊びに行けたらいいよね?」

 春奈がそんなこと言う。 ほんと元気だなぁ春奈は。


「ボク、そんなことしたらそれこそ倒れちゃうよ~」

「お姉ちゃん、やる前からそれじゃ何にもできないよ~! 努力してくださ~い」


 春奈ったら……無茶振りだよ。 でも出来たらいいな。

 部活のあとにみんなで遊びに行ったら楽しいだろうな?


 うん、がんばろ。


「じゃ、その方向で鋭意努力しまーす!」



 こうしてボクの部屋でのささやかなお見舞い、と言う名のお茶会の楽しい時間はあっという間に過ぎて行った。



 ボクの高校生活最初の夏休みはちょっとかっこつかない始まり方になっちゃったけど、これから楽しい休みになってくといいな。



 ほんと楽しみだ♪




 あれ? そういや通知表……どうなったの?



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