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心のゆくえ  作者: ゆきのいつき
3章
68/124

ep64.それぞれの競技会

 7月も半ば、期末考査も無事終わり……(無事じゃない子も若干いるけど)、試験期間中お休みしてたクラブ活動も再開、そして春奈にとっては1学期最後、努力の集大成である県の学年別競技会が間近に迫ってきた。


 インハイの地区予選のときは自分のことで精一杯で応援に行けなかったから、今度はぜったい応援に行こうと決めてる。 もちろん1人で行くんじゃなくて亜由美ちゃん、優衣ちゃん(あとたぶん男の子たち?)と一緒に行こうってお話ししてるんだ。

 そのことお母さんに言ったら、炎天下の競技場に時間かけてボクが行くことにいい顔してくれなかった。 それに競技会が開催される予定の県の運動公園はボクんちから車で2時間弱かかるところにあって、JRで行くとなると乗り継ぎもあるしバスにも乗らなきゃならないってことで、ボクの体力を心配されちゃった。

 それでもどーしても行きたいってボクが言ったら、難しい顔しながらもお母さんも折れてくれて……ちーちゃんにクルマで乗っけてってくれるよう頼んでくれたっ♪


 「お母さん行けないの?」って聞いたら、どうしても外せないお仕事があるらしくって……ちょっと残念だったけど。(お休みの日なのにさ……)


 ちなみに亜由美ちゃんと優衣ちゃんにも一緒に乗ってく?って聞いたら、やっぱ青山くんたちと一緒に行くからってことで現地で待ち合わせってことになった。

 なんかそっちのが楽しそうだなぁ……。 でもお母さんが言うようにもしボクがへたばったりして、みんなに迷惑かけちゃったりしたらやっぱ悪いし……。


 うん、ぜいたく言っちゃだめだよね。 せっかくちーちゃんが乗っけてってくれるんだもん。 よ~し楽しみにしてよっ、春奈いい成績でるといいな……。



* * * * * *



「蒼空ちゃん、春奈の応援行くんでしょ?」

 6時間目の授業の後SHRも終わり、さあ部活! とエリちゃんのほうに行こうとしたら沙希ちゃんがそういって話かけて来た。

「え? あぁ、うん。 競技会だよね? 行くよ」

「へぇ、それって春奈の中学の友だちと行くんだよね? 確か前、蒼空ちゃんのお誕生日のパーティーにも来てた」

 沙希ちゃんと亜由美ちゃんたちってほとんど面識ないんだよね。 今まで一緒に遊んだこともないし……。 うん、なんか微妙な感じだ。

「そうだよ。 亜由美ちゃんと優衣ちゃん。 まぁ、向こうで待ち合わせなんだけど。 あとねぇ、そのぉ……たぶん、男の子とかも来るかも?」


「えっ! お、男の子ぉ? ま、まさか、そ、蒼空ちゃんの彼氏さん~?」


 沙希ちゃん、ボクの"男の子も来る"発言に目じりがタレ気味のかわいらしい目をまるく見開いて驚いちゃった。 そ、それにしても……か、カレシ・・・だなんて!

「ち、ちが、ちがうの! 春奈や亜由美ちゃんの中学のときの同級生。 ただのお友だちだよぉ~! 彼氏なんかじゃないから~」

 ボクは慌てて訂正の声をあげた。

 そのとき、山下くんの顔がほんのちょっと頭によぎったような気もするけど、そのあとに続く沙希ちゃんの言葉にそれと意識する前に霧散した……。


「ほ、ほんとにぃ? ウソついてない? 蒼空ちゃん、私にナイショでこっそり男の子と付き合ってるだなんて……もしそうなら沙希ショック」


「ほ、ほんとだもん! ウソなんかついてないもん。 っていうか、こっそりだなんて……な、なんで沙希ちゃんに報告しなきゃ?」

 ボクはなぜか沙希ちゃんに言い訳じみた説明するはめになったりしてる。 なんなのこれ?

「うふふん、それならいいんだけど……。 我が清徳のお姫さま、蒼空ちゃんに悪いムシついちゃったら大変だもん。 う~ん、これからは監視体制をもっと厳重にしくべきか?」


「な、なにそれ……」


 ボクもうあきれて声が出ない。

 春奈も言ってたけど、沙希ちゃんって部活するようになってからなんていうか、その、残念度が何倍にも跳ね上がってる気が……。


「それで、その、沙希ちゃん? そもそもの用事って?」

 ボクは大きくそれちゃったお話を元に戻すべく、改めて聞いてみた。

「あ、そうだった。 えへへっ、つい蒼空ちゃんの彼氏の話しに夢中になって」

 ボクはもう突っ込むのにも疲れちゃったから、スルーだ。

「でね、蒼空ちゃん応援行くんだったら、私も一緒に行きたいなって思って。 だめ、かなぁ?」

 ボク、それ聞いて自然に笑みがこぼれてきちゃった。

「ほんと~? 沙希ちゃんも一緒に行く? じゃあさ、じゃあさ、沙希ちゃんもちーちゃんのクルマに乗って一緒にいこ、ね?」

 ボクはちーちゃんと2人っきりで2時間近くクルマに乗ってかなきゃいけなくて、ちょっと寂しいなって思ってたからほんとうれしかった。


 ――ううっ、蒼空ちゃんの笑顔かわいすぎっ。 そんな笑顔で見つめられちゃったりしたら、沙希押さえ利かなくなっちゃうよぉ~。

「千尋さんのクルマに乗っけてってもらうんだ? いいのかな? 私も便乗しちゃって」

 沙希ちゃん、ちょっと遠慮が入っちゃったのかそう聞いてきた。

「いいよ、いいに決まってるよ! えへへっ、よかったぁ。 これでクルマの中でもさみしくないねっ」

 

 こうしてボクは沙希ちゃんと一緒に春奈の応援に行くことになった。

 競技場で亜由美ちゃんたちとも合流するし、春奈の応援部隊、すごい人数になっちゃった。 これ、春奈にはすごいプレッシャーだったりして?


 ……ないな。


 うん、絶対ない。 


 ふふっ、何はともあれ、楽しみだっ♪



* * * * * *



「じゃあママ、行ってくるね~」

「はいはい、2人とも気をつけて行ってらっしゃい。 蒼空ちゃんも無理しちゃダメよ~」

「「は~い!」」

  

 期末考査も終わって夏休みを直前に控えた土曜日。

 朝から雲ひとつ無い青空のもと、とうとう競技会の日を迎えちゃった。 ボクにとってはちょっとキビシイお天気だけど、雨なんかより断然いいに決まってる。


 ちーちゃんが、沙希ちゃん家のあるマンションの前までクルマで迎えに行ってくれたおかげで沙希ちゃんママ、七海さんにも久しぶりに会えちゃった。

 七海さんが、ちーちゃんに「よろしくお願いします」っていいながら手を振って見送ってくれる中、ちーちゃんのクルマに乗り込んだボクたちは意気揚々と県の運動公園に向け出発した。

 ボクは助手席には座らない……から、リアシートに沙希ちゃんと並んで座ってる。 ちーちゃん、せっかく乗っけてってくれるのに前で1人にしちゃってごめんなさい……。

 でも今の体になって、こんな長距離のドライブやお出かけすることってほとんどなかったから、ちょっと不安もあるけど……楽しみのほうのが断然大きい!


 今日のボクは、淡いピンク色したシフォンのかわいいエリ付きカットソーに、これも淡いグリーン地にドット柄のキュロットスカート、そして日よけの帽子はつば広の麦藁帽。 髪の毛は今日はストレートで、さわるとサラサラして気持ちいい。

 もちろん日焼け止めも忘れず塗ってきた……っていうか、お母さんにしつこいくらいに塗らされた。 初めての遠出だから、お母さんも相当気を使ってくれたみたい。


 ありがとっ、お母さん! 絶対無理しないから心配しないでね。


 春奈はガッコのクラブの人たちと、顧問の長坂先生運転のマイクロバスで朝早くに出発しちゃってる。 ボクまだ寝てたからがんばれって声かけられなかったよ。 起してくれればよかったのに……。

 そしてボクたちといえば、春奈が出る女子100mの予選はお昼からってことで、亜由美ちゃんたちとの待ち合わせは11時。 運動公園の前庭広場で待ち合わせってことにしてる。

 いつものごとく、亜由美ちゃんがお弁当を作ってきてくれるそうだからすっごく楽しみなの♪ あ、……でも春奈は部活の人たちと一緒に食べるってことだからちょっと残念。


「千尋さん、私まで便乗しちゃってすみません。 今日はよろしくお願いしま~す!」

 沙希ちゃんが元気にちーちゃんにあいさつしてる。

「気にしなくていいよ。 私も春ちゃんの走ってるところ見てみたかったし。 今日はみんなでがんばって応援しちゃおうね」

「「うん!」」

 沙希ちゃんとボク、見事にはもってちーちゃんの言葉に答えた。


 そうしてボクたちをのせたクルマは目的地に向けてどんどん進んでく。

 車中、ボクのカッコに沙希ちゃんが終始ご機嫌だったのは言うまでもないよね。



* * * * * *



「うわぁ、すっごくキレイ。 春奈ったらこんなところで走るんだぁ?」

 そよ風でサラサラと流れる長い髪を手で首元に押さえつつ、ボクは初めて見る本格的な陸上競技場に感嘆の声をあげちゃった。


 競技場の中は思ったよりずっとキレイで設備も整ってて、まるでTVでやってる陸上競技の大会みたいな気分にさせられちゃう。 トラックの赤茶色とその内側のサッカー場の緑。 そのコントラストがボクの目にも充分キレイに見えた。 そしてそのトラックを囲むように階段状のスタンドが作られてて、しかも100mのコースになるあたりは屋根つきのスタンドまであったりする。

 そして会場のそこかしこに、いろんなガッコのジャージを着た、参加する人たちのグループが出来てた。 なんか時々こっちがん見してくる子たちとかもいるけど……気にしない、気にしない……。

 

 そんな中、ボクたちはとりあえず芝生席に移動し、そこで亜由美ちゃんが作ってきてくれたお弁当を広げ、みんなしてそのおいしいお弁当に舌鼓を打った。

 ちなみに青山くんが亜由美ちゃんの荷物持ちやらされてるみたいで、ブツクサいいながらおっきなトートバッグからお弁当出してた。 ふふっ、お気の毒さま。


「蒼空ちゃん、今日はストレートなんだ。 麦わら帽子ととってもあっててかわいいよ」

 亜由美ちゃんがさりげなく今日のヘアスタイルとか褒めてくれる。

「ありがと~! 亜由美ちゃんもすっごくカッコいい。 うらやましいなぁ……スタイルいいし」

 すらりと背が高く、細身のジーンズにタンクトップで決めた亜由美ちゃんはほんとモデルさんみたいにカッコいいのだ。

「ふふっ、私は蒼空ちゃんみたいにかわいいの好きだけどなぁ?」

 

 えへへっ、お互い褒め殺しだね。


 そして亜由美ちゃんのお弁当はほんとおいしかった。

 ボク、お料理なんてやったことないから尊敬しちゃう! かっこいいしお料理もできるし、ほんとすごいや。

 みんなで亜由美ちゃんにおいしかったって言葉と共にお礼をいう。

 普段落ち着いてる亜由美ちゃんの、そのすっごくうれしそうな顔が印象的だった。


 春奈の出る予選は12時30分から。

 ボクたちは芝生席から屋根つきのスタンド席のほうへ早々に移動した。 ここなら春奈の走るトコよく見れる。 

 ああ、自分が出るわけじゃないのにドキドキしてきちゃう。

「あれぇ蒼空ちゃん、なに緊張してるの? 走るの春奈なんだからさ。 蒼空ちゃんが緊張してどうすんのさ~」

 優衣ちゃんがそんなボクに突っ込み入れて来る。

「だ、だって~、ここの雰囲気なんだかピリピリしてるっていうか……。 その、春奈こんな中ですごいな……大丈夫かな? とか」

「蒼空ちゃん、妹思いだもんねっ。 春奈が心配なんだよねぇ」

 今度は沙希ちゃんがフォロー入れてくる。

「そんなことわかってるよ。 蒼空ちゃん緊張してるからリラックスさせようと思っていっただけじゃん。 わっかんないかなぁ?」

 あれ、なんか様子が……。

「それならもっと……」

 沙希ちゃんが何かいいかけたとこでボクは割ってはいる。

「あーん、2人ともありがと! ボクのこと心配してくれてっ。 そ、それよりさ、春奈どこにいるのかな? ボクじゃ見つけられないから探してくれない?」

 なんか変な空気ただよってたけど、ごまかせたかな? そう思いながらちーちゃんの顔を見たら苦笑いしながら肩すくめてる。 はぁ、女の子同士の関係ってメンドクサイ。


「よーし、私が見つけたげる! ほらっ、あんたたちも」

 優衣ちゃん、男の子たちに一緒に探すようはっぱかけてる。 山下くんがこっち見てやれやれって感じのしぐさを見せる。 あはっ、巻き込んじゃってごめんなさい。


「む~私だって。 千尋さん、こっちも負けないよう早く見つけましょ~!」

 沙希ちゃんもなんかノリノリだ。 っていうかいつの間にか、ちーちゃんは沙希ちゃんチームみたいだ。 ちーちゃんはあきらめてるのか笑いながら「はいはい」って言って一緒に探してくれてる。


 ボクと亜由美ちゃんはそれを呆れつつも、まぁいっかって感じで見守ることにした。

 ほんとメンドクサイ。


# # #


 気合入れて探しだした優衣ちゃんと沙希ちゃんだったけど、春奈はガッコのジャージ着て陸上部のメンバーとストレッチとかしてたからあっさり見つかった。

 ちなみに見つけたのは亜由美ちゃん。

 優衣ちゃんと沙希ちゃん、2人そろってほっぺ膨らませてふてくされてた。 ほんと何やってんだか。


「春奈~! おーい!」


 優衣ちゃん、スタンドから10mほど先に居る春奈に向っておっきい声で声をかける。 一気に周りの視線を集めるボクたち。 もう、恥ずかしいったら。

 ボク思わず麦わら帽のひさしを掴んで下ろし、顔を隠すようにした。


 でもおかげで春奈がこっちに気付いて近くまで駆け寄ってきてくれた。

「みんな来てくれたんだ? ありがと~!」

 うれしそうな顔でこちらを見上げ、みんなにお礼をいう春奈。 スタンドはトラックよりちょっと高いとこにあるからそうなっちゃうのだ。 そしてボクの方を見て、

「お姉ちゃん、来てくれたのはうれしいけど大丈夫なの? こんな炎天下でずっと外にいて」

 もう、素直に喜んでくれればいいのにぃ。 心配してくれるのはうれしいけど……ちょっとはボクのこと信用してほしいよ。 まぁ、そうは言っても実際かなり暑いよね、今日。 いつも迷惑かけちゃうから今日はほんとに用心しとかなきゃ。


「もうせっかく応援にきたんだから素直に喜びなよぉ」

「えへへっ、ごめんごめん。 ありがとね、お姉ちゃん。 もうすぐ始まるからしっかり応援してね~!」


 みんなへの挨拶もそこそこに、そそくさと元の場所へ戻ってく春奈。 なんか活き活きしてるなぁ、ほんと楽しそう。


 がんばれ、春奈!


# # #


 9レーンあるトラックに並ぶ7人の選手たち。 春奈は第3レーンだ。

 スタート前になるとみんな着てたジャージを脱いじゃうんだけど、下に着てるのっておへそが出た……水着みたいなウェア。 見てるこっちが恥ずかしくなっちゃう。

 春奈もそんなカッコしてる。

「は、春奈ったらあんなカッコして恥ずかしくないのかな?」

 ボクはついそんなことを口に出しちゃう。

「そりゃ恥ずかしいでしょうけど、やっぱり記録出したいって思いからそうなるんじゃないかな?」

 亜由美ちゃんがそう答えてくれるけど……、そんなものなのかなぁ。


「ほら男ども! あんまりエロい目で周りをキョロキョロ見ないでよ~」

 優衣ちゃんが特に青山くんを見ながら面白がって言う。

「うっせぇなぁ、別にそんな目で見てねぇって。 キョロキョロもしてねぇじゃん! それにイヤでも目に入ってくるっての、あんだけ居るんだから」


 ふふっ、男の子たちちょっとかわいそうかな? なんか不可抗力って感じだもん。

 でも春奈を変な目で見たりしちゃダメだからね。


「あっ、蒼空ちゃん、スタートするよ!」

 沙希ちゃんが声をかけてくれてボクはトラックの春奈に慌てて視線を向ける。


 ボクは祈るようにして見つめる。


「よーい!」

 拡声器を使った係りの人の声が会場に響き渡る。

 一斉に腰を上げる同じ1年生の選手たち(清徳は4年だけど)、そして春奈。


 緊張の中、

 『パーン』という乾いた火薬の音が響くとともに一斉にスタートする。


 春奈もうまくスタートしたみたい。

 あーん、遠いし、はっきりと見えないこの目がもどかしい!

 がんばって走ってる春奈の表情とか全然見れない。 でも……一生懸命走ってる姿はちゃんとわかる。


「がんばれ~! 春奈~!」

 ボクは周りの人のことも忘れ、大きな声を出して春奈に声援を送った。


「春奈~! 蒼空ちゃんにいいとこ見せなよ~!」

「春ちゃ~ん! がんばれー!」

「「がんばれ~!」」


 みんなで声が枯れんばかりに声援を送った。



 がんばれ春奈! あれだけ練習したんだもん。

 結果出なきゃうそだもん。



* * * * * *



 予選を通過できるのは上位8名。

 で、7組41名の中、春奈は5位。 努力の甲斐あって決勝に進むことが出来た!


 

 そして臨んだ決勝、春奈はすっごくがんばって走り、みんなは一生懸命応援してくれたんだって。

 その結果は……。


 4位。


 タイムは12秒10。

 自己ベストに近いタイムなんだって。 ちなみにトップのタイムは11秒85、春奈にはまだまだ届くことの出来ないタイムみたい。


 でもがんばったよね。


 表彰台にはわずかに届かなかったけど。

 だけど陸上始めて3ヶ月ちょっとでここまできたんだもん。 ほんとすごいよ!


 お疲れさま、春奈。


 そしてボクはというと……。

 予選終了時には体が少し熱っぽく、それに足元もおぼつかなくなってきてて……。

 だから帰ることに決めた。


 無理を通してまた失神なんかしちゃったら、せっかくの春奈の競技会をだいなしにしちゃうもん。


 春奈や、一緒に応援してたみんなには申し訳なかったんだけど、ちーちゃんにお願いして先に帰ることにした。

 沙希ちゃんは当然のようにボクについて一緒に帰ることを選んだし。



 ちーちゃん、それに沙希ちゃん。



 迷惑かけちゃってごめんね。



ちょっとまとまりが……

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