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心のゆくえ  作者: ゆきのいつき
4章
123/124

ep115.千尋の場合

遅くなりました。

『コンコン』


「あ、はーい」

「千尋、私が出るからあなたはじっとしてて」

「うん、ありがと。じゃ、お願いね」


 結婚式当日、私は友人で衣装の着付けやお色直しが出来る高梨美奈たかなしみなにウエディングドレスを着せてもらってる真っ最中。

 私の選んだウエディングドレスは女の子の憧れ――、いわゆるプリンセスラインって言われてるウエストから下のスカートがふわっと広がったウェディングドレスで、まるでお姫様になったかのような気分が味わえる。


 ほんと素敵でかわいくって、これを着れるだけでも式を挙げる甲斐があるってものよね。


 それにしても……、

 このタイミングで現れるなんて誰だろ? って、一瞬考え――、

 

 すぐに結論を出す。

 きっと母さんね。

 

 ぎりぎりまで姿見せないだなんて、ほんと母さんらしい。


「まぁ、馬子にも衣裳とはこのことね」


「母さん、いきなり入って来て、開口一番がそれ? ったく。ちょっとは娘の晴れの日の準備とか手伝って上げよう……なんて思わないわけ?」


 美奈と軽く挨拶を交わしてたかと思えば、そそくさと私のほうに近づいてきて、久しぶりにかけられた声がそれでだもの。憤りを感じた私は悪くないと思う。ほんと母さんの放任主義っていうか……、良く言えば自主性に任せて信頼もしてくれてる。って言えるけど、悪く言えば面倒くさくってほっぽり出してるだけっていうか。後ろに居る、一緒に来てくれた日向叔母さんも苦笑いしてる。

 

「ふふん、私が来ても邪魔なだけでしょ?


 せっかく千尋が英明さんやお友だちとがんばって式の準備を進めてる中、かきまわしちゃっても悪いし。だったら私は最後の締め、式に出席するだけでいいかな? なんてね。


 それにきっちり援助はしてあげてるでしょ? それだけでも十分、感謝して欲しいものだわ。


 じゃ、私は日向と、それに蒼空ちゃんや春奈ちゃんと一緒にしっかり見せてもらうから……

がんばりなさいな」


 もう、母さんったら。言いたいことだけ言って……。

 っと、それより日向叔母さんに挨拶、あいさつ。


「わ、わかったから、母さん。感謝してますって。

 

 あの、叔母さん、今日は来ていただいてありがとうございます。

 式は人前式だから、格式ばって堅苦しい式にはならないから……、その、蒼空ちゃんや春奈ちゃん共々、楽しんでもらえたらうれしいです」


 私は母さんをいなしながら日向叔母さんに挨拶した。伯母さん、ワンピースのドレス姿がピシリと決まってエレガントでとっても素敵。ま、うちの母さんもまぁまぁだけど……、私もこんな感じに大人になれたらなぁ、なんて思う。


「千尋ちゃん、とっても綺麗よ。アップにした髪も首筋が綺麗に出て、ちょっぴり色気も感じさせていい感じだし……きっと英明さん、ドキドキしちゃって大変よ?」


 叔母さんが笑顔を浮かべながらそんなことを言う。

 美奈の方にも「お手伝いありがとう」なんて、気取った風もなくさりげに声をかけてくれてるし、ほんと日向叔母さんは素敵。


 母さんと叔母さん(……いやほとんど母さんだったけど)は私を着付けてくれてる美奈に話しかけたりして興味津々といったところだったけど、しばらくしてあまり長居しても邪魔するからといって、出て行った。


 ちょっとした嵐が去ったような気分だった。

 私と美奈は肩をすくめ、苦笑いを交わす。


 でもちょっと心が温かくなった気がして、涙が出そうになる。いけないいけない、折角のメイクが流れちゃう。まずいとばかりに、私は美奈の着付けに集中するべく気持ちを引き締めた。



* * * * * *



私たちが選んだのは人前式。

 結婚の証明は来賓である、友人や知人、そして家族だ。今日のこの日に出席してくれた大切な人たちに私たちの結婚証明書へサインをもらうことから式は始まる。

 レストランとは言うものの、ここにはこじんまりとしたチャペルが併設されてて、友人や親族はみんなそこに集まり、私たちが姿を現すことを待ってくれているはずで、一緒に入場する新郎である英明さんは私が外に出て来るのを今か今かと待ってくれていることだろう。


「母さん、準備はいい?」


 着付けやメイクを終えてイスに座って一息ついていた私はそう言葉をかけた。


「もちろん。

 あなたこそ大丈夫? 千尋ったら昔っから、そそっかしいんだからしっかりしなさいよ。ちゃんと歯磨いた?」


 一聞いたら二以上になって返って来るよ。

 何よ、歯磨いたって? そばに友だちだっているのに。


「母さん、余計なことは言わないでいいから! もう、恥ずかしいんだから」


「あらそう。だったらいいんだけど。

 ……ほら、そろそろじゃない? 主役が遅れたら大変。


 がんばりなさい」


 ふざけた言葉とは裏腹に優しい目で私を見ながらそう言う母さん。


 ほんとこの母親は……、一生頭が上がりそうにない。

 ふふっ、ほんと母さんらしい――、


 だからこれからも頼りにしてる。けど、今はお嫁にいっちゃう私を祝福してね?


「……うん。


 じゃ行こう、母さん」


 私は純白の肘まである手袋をした手を母さんに差し伸べ、母さんもやさしくその手を取ってくれた。

 父さんが居ない中、必死に私を育ててくれた母さんの手。今も現役バリバリで働いてるたくましい手だ。私はその手をぎゅっと握りしめ、怪訝な顔をする母さんに笑顔を向け……立ち上がる。


 そして……、英明さん、友人たち、かわいい従妹たちが待つチャペルに向け、二人してゆっくりと外に向け歩を進めた。



* * * * * *



 私と英明さん共通の友人、四谷友里恵よつやゆりえによる調子良い司会により式は順調に進み……、誓いの言葉、そして指輪の交換も滞りなく済み、とうとう周りの野次馬たちお待ちかねの誓いのキスをするところまできた。


「それでは誓いのキスをお願いします!

 ほら千尋、誓いのキスなんだから……、みんなによーく見えるようにお願いね」


 友里恵のやつ、調子のりすぎ! あとでとっちめてやらなきゃ。

 そう思う私をよそに、英明さんはやる気満々って感じで目をあわせるとニコリとした表情。さっきまですっごい緊張した顔してたのに……。ったく、目じり垂れてるよ、だんなさま。あ、まだそう呼ぶのは少しだけ早いか。


 ふと横に視線を向ければそこには興味ぶかそうに私たちを見る女の子たちがいる。もちろん、春ちゃんと……蒼空ちゃんだ。蒼空ちゃんは恥ずかしいのか真っ白な頬が桜色に染まってる。

 くすっ、初々しい、私にもそんな時あったはずなんだけどなぁ。


 そんなことを考えつつ、私は誓いのキスを英明さんと交わした。さすがに彼もヴェールをまくり上げるその瞬間は緊張した面持ちで、だらしない表情はなりを潜めてた。うん、まぁいいでしょう。

 で、待ってましたとばかりににわかカメラマンが至る所から湧いて出て来て、私たちはその餌食となってしまった。


 ほんとこういうとこばっか、力はいるんだから……こいつらは。


 その後、婚姻届け、あとみんなにサインしてもらった結婚証明書にも私たちのサインを入れ、それをみんなに披露した。その途端、みんなから惜しみない……、雨のような拍手をもらった。


 みんなの立ち合いの元、私たちの婚姻は認められ、無事夫婦となった。

 私と英明さんは思わず見つめ合い、ほっとしたこともあり自然と緊張の解けた優しい笑顔が浮かんだ。


 お腹の子共々……これから末永くよろしくね、英明さん!



 その後、チャペル入口の階段周りでまたもや撮影会が始まった。今回は私たちだけでなくみんなも交えた大撮影会だ。


「神谷さんのご親族や、柚月家のみなさんもご一緒にどうぞ! 両家の方々で揃って写真とりましょう!」


 司会の友里恵がそんな事を言う。うーん、いいんだけど……、あいつら無茶しないよね? 蒼空ちゃんがちょっと心配。

 収拾がつかなくなる前に、早速親族だけで集合写真を撮る。

 蒼空ちゃんが大人に囲まれどこか不安そうな表情をしてて、私はとうとう我慢しきれず彼女のそばに行き、そして肩をとり私の前に導いた。春ちゃんはそんな蒼空ちゃんを優しい目で見つめてた。春ちゃんは蒼空ちゃんのことをほんとに大事に思ってる。そんな二人を見てると姉妹の居ない私は少しばかりうらやましい気分になる……。ほんとやけちゃうくらい仲良しだもの。(まぁ蒼空ちゃんはイジメられるって、よく愚痴ってたるけどね)

 それはともかく、母さんや叔母さん、英明さんのご両親、それに蒼空ちゃん、春ちゃんとも一緒に撮ってもらったりした。あまり蒼空ちゃんと一緒に撮った写真ってないから、後で絶対もらわなきゃ。

 そして親族の写真を撮り終えるとあとはもう無法地帯。

 もちろん私たちは引っ張りだこ。私のウエディングドレスは被写体として格好の的だろう。英明さんはまぁおまけ扱いだった。ふふっ、拗ねない拗ねない。

 で、まずいことに被写体は私以外にももう一人いた。蒼空ちゃんだ。

 蒼空ちゃんのことは問題ない範囲でみんなには説明してあるけど……、ほんと大丈夫かなぁ?

 あの外見だからみんなが一緒に写真撮りたがるのもすごくわかるけど。天使のように無垢で儚げで、余りにも可愛らしい蒼空ちゃんは、にわかカメラマンたちにとっては撮りたくて仕方ない、うずうずしちゃうくらい素晴らしい被写体に違いない。私だって撮れるものなら撮りたいくらいだし……。それに今日はドレスアップして、いつもより輪をかけて愛らしい姿してるし!


 はっ、いけない。私がこんなことじゃ。

 体の弱い蒼空ちゃんに無理させないようみんなに注意しなきゃ。


 そんな葛藤をしてた私の心配とは裏腹に、蒼空ちゃんを囲むカメラマンたちはみんな紳士淑女だった。

 ふっ、そりゃそうか。

 いくらお調子者の友人が多い(言っておくけどそれは英明さんの方ね)とはいえ、さすがに親族もいる中で無茶も出来ないか。

 

 でもなんか今日で一番疲れた気がする。過保護かな? 私。

 うーん、あまり春ちゃんのこと言えないね、私も――。



* * * * * *



 場所を変え、いよいよレストランでの披露宴。

 ここからは堅苦しさのかけらもない、言ってみればお食事会的なノリに移行していく。もちろんさっきまでのも普通の結婚式にくらべれば気さくな感じではあったけど……、それでも儀式的なものに変わりはないから、そこはかとなく緊張感がただようし、気は抜けないものね。


 みんな席に付くと間もなく、友里恵のそつない進行で披露宴が始まり、私たちにスピーチの役が回って来た。ま、ここはだんな様にお任せということで私は気楽なものだ。横で笑顔を振りまいておこう。スマイルは0円だ。


 でたどたどしくもがんばってスピーチした英明さんが下がるとみんな揃って乾杯だ。

 乾杯の音頭は私の教育学部の恩師である先生がしてくれた。忙しい中来ていただき、ありがとうございます!


「……ではお2人のこれからを祝して――、」


「「「「「かんぱーい!!!!!」」」」」


 みんな元気に、私たちの方に視線を向けつつ乾杯してくれた。ほんと私たちは幸せ者だね。


 ここからは余興タイムってことだから主役である私たちは、食事しつつ余裕の観覧って感じ。

 一発芸や寸劇、正直面白くない漫才(ここだけの話ね)など……、色々趣向をこらして私たちやみんなを楽しませてくれる。

 そんな中、とうとう私が一番気になってる蒼空ちゃんの番が近くなってきた。気になって蒼空ちゃんの席を見て見れば俯いて肩を落としてる蒼空ちゃんの姿が目に入る。春ちゃん……は横で食事に専念中。あらあら、きっとわざとなんでしょうけど……ちょっと元気付てあげなきゃ。


 私は英明さんにも目配せし、一緒に蒼空ちゃんの席に向かう。

 食事もせずに小さな手を膝の上でギュッと握り締め、緊張に耐えてる蒼空ちゃんはやたら庇護欲を掻き立てられるけどここはぐっとこらえ、私の気持ちを伝える。


「蒼空ちゃん、なんかごめんね。こんなに緊張させちゃって……」


 言いながら蒼空ちゃんの小さなこぶしに私の手を重ね、更に続ける。


「その……、別に無理して歌わなくてもいいんだよ?

 今日こうやって来てくれただけでも私はすっごくうれしいし――、それに蒼空ちゃんがここに居て、こうして祝ってもらえただけで……十分すぎるほどのプレゼントなんだよ?」


 私のそんな言葉に顔を上げる蒼空ちゃん。気持ちを表すかのように揺れる赤い瞳。


 ……なんてきれいなんだろ。


 つい手が伸び、蒼空ちゃんの頭を撫でてしまった。もう高校2年生なんだから、いつまでもこんなことしちゃダメなんだろうけど……、見た目はまだ中学生になったばかりにしか見えないわけで(本人の前では絶対言っちゃだめ)、どうしてもやってしまう。


 そんな私の励ましともいえない言葉で、それでも少しは役に立ったのか、蒼空ちゃんはうつむくこともせず、私と英明さんに優しい笑顔を見せてくれた。(もう天使の笑顔ってこういうのに違いないって思えるとびきりの笑顔だった)


 そんな中ついに蒼空ちゃんにお呼びの声がかかる。



「……はい、ありがとうござましたー!


 それでは次は~、


 おおー、これはみなさんお待ちかね、新婦のちょーかわいい従妹ちゃん、天使のようにキュートで小っちゃな女の子、蒼空ちゃんの独唱を披露してもらいます!


 ほらそこの男どもー! 心して聞きなさいよー?


 曲はアヴェ・マリア、ついでにピアノ伴奏はうちの音楽科の万由里がやってくれるよー。


 では蒼空ちゃん、よろしくねー!」


 思わず蒼空ちゃんを見つめる私。


「大丈夫!」


 笑顔で浮かべ、元気にそう答えて彼女はピアノの方へゆっくりと歩いていった。


「ちー姉、案外過保護だね」


 心配げに見送ってる私を見て春ちゃんが言う。


「うーん、そうみたい。でもそっちこそ以外。もっと蒼空ちゃんにハッパ掛けるなり励ましの言葉かけるなりするのかと思ったのに、普通にお食事してるんだもの」


 そう春ちゃんに返した私。


「えっとね、実は私、披露宴始まるときにフライングで励ましちゃってて。だから言いすぎるとかえって逆効果になっちゃうでしょ? お姉ちゃんああ見えて頑固だから。だからちー姉が来てくれて助かった」


 そう言った春ちゃんと私は二人して見つめ合い、そして笑いあった。

 そんなことしてたらピアノの演奏が始まった。しまった、蒼空ちゃんの挨拶、聞きそびれた。


 辺りが急速に静かになり……、皆がその曲に、蒼空ちゃんの歌声に興味あるのか聞き入り出した。


 シューベルトのアヴェ・マリア。まぁ結婚式では定番の曲だけど。

 それは心が洗われるような綺麗な旋律。美しい音色。普段自信なさげな蒼空ちゃんの声は、今は凛として涼やかで……心地よい響きが胸に届く。なんて綺麗な歌声なんだろう。

 ただ寝たきりだった彼女の体ではまだまだ声量が不足しているようだし息も続かず……、伸びやかな声というには程遠い……。


 それでも万由里の奏でるピアノの音に一生懸命その声を乗せ、小さな体全身を使って歌ってくれてる姿は儚げなのに力強い。


 蒼空ちゃん……、なんて健気で可愛らしいんだろう。


 白い髪がスポットライトで神々しいくらいに輝き、まさに天使のように見える。そんな蒼空ちゃんが歌ってくれてる歌は、私にとってはお金を払って聞きに行く有名歌手の歌以上の価値があるもの……。


 英明さんも、あんなに騒がしかった周りのみんなだって息をころして蒼空ちゃんの歌に聞き入ってる。


 ほんと素敵。


 周りのみんなもそんな姿に魅せられたのか写真とったり、中には動画まで撮ったりして。

 春ちゃんも目を閉じて聞き入っちゃってて……かわいい。やっぱお姉さんのこと大好きなのね。



 そんなちょっとした驚きだった蒼空ちゃんの独奏も終わりを迎えた。

 お辞儀をし、顔を上げた蒼空ちゃんがあまりの静けさに不安げな表情を見せてる。


 きっとみんな聞き入っちゃって反応遅れてるのよね。驚きの出来だったし。

 私は蒼空ちゃんのまん前で元気よく拍手をした。それにつられるようにみんなも拍手を始める。

 それに驚きながらも席に戻ろうとした蒼空ちゃんがよろけ、それを私が慌てて支えてあげた。相当疲れて来たのかもう力もなく今にも倒れてしまいそう。華奢な体は折れてしまいそうで抱かえるのも怖いくらい。


 私はそんな蒼空ちゃんを見て感極まってしまい、その気持ちが言葉になって出た。


「蒼空ちゃん……、



 素敵な歌をありがとう。



 私、幸せになるね……」



 私はそう言って膝をつき、しっかりと蒼空ちゃんを抱きしめた。

 涙が自然と出て来た。

 もうメイクが流れたってかまわない。一生懸命今を生きている、この可愛らしい従妹が愛おしくってたまらない。


 蒼空ちゃんがそんな私の背中を撫でてくれてるのがわかるけど……、もう少しこのままいさせて欲しいな。


 私はこの後のスケジュールのことすら頭の片隅においやり、蒼空ちゃんの温もりを忘れないようしっかりと抱きしめ、ありがとうの言葉を繰り返した。


 

 ほんとありがと、蒼空ちゃん。

 幸せになるね。


 でも、蒼空ちゃんも……、あなたも幸せにならなきゃだめよ。



 私、精一杯応援するからね。










 その後、もちろんきっちり披露宴は進めたのよ?

 まぁ若干……、母さんから呆れた目で見られはしたけどね。




 来賓を送り出し、貸し切りしたレストランへの挨拶を済ませ、親族との面倒な挨拶も無事終えてやっと長い一日が終わる。というわけでもなく……、

 着替えた私たちと特に仲のいい友人たちとで街に繰り出し、その夜は深夜までみんなと飲めや騒げやの楽しい一日を過ごした。


 まぁ話のネタに蒼空ちゃんが出まくったのはもう仕方ないことだと思う。





 翌朝。


 英明さんと2人仲良く二日酔いになったのはきっといい思い出だと……思いたい。



 自重しよう、うん。




勢いで書き上げました。


読んでいただきありがとうございます!

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