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心のゆくえ  作者: ゆきのいつき
3章
106/124

ep100.変化(前編)

読んでいただきありがとうございます。

 ガッコに復学してから早1ヶ月と少し過ぎ、3学期も中盤にさしかかってきてた。

 ボクの体調は一進一退、可もなく不可もなく。血液検査の結果も完治というにはまだまだ低く、普通の生活をおくる分には支障はないとはいえ、お薬は当分やめられそうもなかった。

 ただボクとしてはそれに不満を言うってわけじゃない。

 もちろんなかなか完治しないのが気にならないっていえばウソになるけど、でもつい半年前……死んじゃうかもしれないって思って悲しくなってたことに比べれば、今の状況は十分許容できる範囲だもん。それに5年生への進級も無事決まったことだし……贅沢いってたらバチが当たっちゃう。


 とは言うものの、ここんとこ気分が滅入っちゃったり、お腹が痛くなったりと……体調がすぐれなくなることが多くて、周りからは沈んだ様子に見えるみたいで、ガッコでも沙希ちゃんたちに変な心配をかけてしまってるみたい。

「別に病気の症状がひどくなったってわけでもないから心配しないで」って言ってはいるんだけど……なんか心配げな表情は相変わらずだったんでちょっと申し訳なかったりする。


 それに最近、なんかパンツが知らない間に汚れちゃってることがあって……ボク、知らず知らずのうちにお漏らししちゃったかと思うと恥ずかしくって……お母さんにばれないようにティッシュで拭ったり、他のお洋服とかに紛れ込ませるように洗濯に出して誤魔化したりしてた。


 自分のカラダなのにままならないこの感じ……ほんと歯痒くって仕方ない。


「はぁ」


 普通のカラダに戻れたらなぁ……。


 ボクはいつも考えないようにしてたそんな思いが湧き上がってくることを抑えることも出来ず、余計落ち込んでしまうことも多くなってしまった。



 そんな感じでここ最近気分が落ち着かず、ちょっとうつ気味な精神状態のボクだったけど――、前々から言ってた瑛太との勉強会話しがつい先日、病院で会ったときにとうとう決まり、この週末、瑛美さんと2人でボクんちに来ることになってる。


「はぁ」


 ボクはまたため息をつく。


 あーあ、こんな気分、週末までに収まってくれてればいいんだけど。

 自分のお部屋でガッコの勉強の復習をしながら、今もしくしくと痛む下腹に手をやり、ボクはそう思わずにはいられなかった――。



* * * * * *



 部長さんたち6年生の先輩方とのお別れから数週間が過ぎ、今の合唱部の方はというと……2ヶ月後には入ってくるはずの新入生歓迎のための曲を練習しようとしてるとこだ。

 そういや部に入ったばっかのとき、先輩方の合唱……聴かせてもらったもんね。今度はボクたちが先輩になって新入生の子たちにお歌、聞かせちゃうんだよね。


 はうぅ~、でも今のボクはようやく発声練習とか再開したばかり。


 基礎体力造りや、発声練習もままならない今のボクがみんなと一緒になって合唱するなんて、とても体力が続かない。パート練習とか入ってもきっとジャマになるだけだよね……。

 

 すぐ息切れしちゃうひ弱なカラダがうらめしい……。


 どこに行っても、何をしても影響してくるボクのカラダの弱さ。

 ガッコに行くことになってから……こうなるってことは十分わかってたし、村井先生やお母さんにも散々言われてたこととはいえ……でもやっぱ、くやしい。


 自分でも納得してガッコに復学するって決めたはずなのに――。


 って、ああもうダメダメ。


 どうもここ最近のボクはすぐマイナス思考に陥っちゃう。せっかく滅入った気分を部活で発散しようって気合入れてきたのに、これじゃ余計ひどいじゃん。


 ほら、アルトパートの練習してるエリちゃんも心配してボクの方見てる。笑顔笑顔。


「姫っち? あんた声はまだ続けて出せないかもしれないけど、パー錬はちゃんと参加しなきゃダメだからね? それにまだまだ歓迎会まで時間あるんだし、こういう時こそ複式呼吸の練習したり耳鍛えたり出来るでしょ。当然曲も覚えてもらわなきゃだし……やれることはやっとくんだよ。いい?」


 はわっ、辻先輩……あっと、辻副部長が、始まった練習をぼけーっと見守ってたボクを見て注意してきた。

 いっつも注意される方だった辻先輩が、ちゅ、注意だなんて! 人間、やっぱ立場変われば行動も変わるもんなんだなぁ?


 ボクは副部長さん対し、すっごく失礼なことを考えながらも「はぁい」と返事し、言われたことを素直に実行に移す。


 それにしても新入生かぁ……。

 ウチのガッコは中学から大学までエスカレーター式に上がってく子たちが多いから、新入生っていってもちょっとアレなんだけど、ボクみたいに高校入試組だってけっこういる。どっちにしたってボクに後輩が出来ることには変わりないんだもん、せいぜいバカにされないようがんばんなくっちゃ!

 でも……何人くらいウチに入ってきてくれるのかなぁ?

 6年の先輩たちが抜けた分だけでも入ってくれないと大野先輩や辻先輩、それにみんなだって困るよね? ……まぁ中等部にも合唱部はあるって聞いてるし、いっぱい入ってくれたらいいな。


 結局部活の時間内、ぐだぐだ色んなこと考えながら言われたことをこなすボクだった。



* * * * * *



 期末考査を2週間後に控えた土曜日の午後。

 結局すっきりとしない気分のまま瑛太との勉強会の日を迎えちゃった。


「蒼空、大丈夫? 気分乗らないんだったら無理することないのよ?」


 お母さんがボクの様子を見て気遣ってくれたのか、そんな言葉をかけてくれる。


「う、うん、大丈夫、たいしたことないから。心配してくれてありがと、お母さん」


 ボクは心配かけたくないから笑顔を作ってそう答えた。ほんと別に熱があるわけでもなく……ただどことなく気分が乗らないだけなんだもん。それにお腹も今のところ痛くなる気配ないし。


「そう。ならいいんだけど……」


 お母さんはまだ微妙に心配げな表情を見せるけど、それ以上は何も言ってこなかった。

 それからしばらくリビングで時間を潰すためTVを流し見る。お母さんはキッチンで色々準備してるみたい。

 ちなみに春奈はまだガッコから帰ってきてない。今日、勉強会することは知ってるはずだし、瑛太の顔拝んでやるって意気込んでたからそのうち帰って来るんだろうけど……。



『ピンポーン』


 インターホンが鳴り、キッチンにいたお母さんがその応対に出る。


「はい……、まぁ瑛美さん、いらっしゃい。瑛太くんも一緒ね? どうぞ中まで入ってきてくださいな」


 そう答えると、そそくさと玄関の方へ迎えに行くお母さん。


 時間通りの到着だ。

 瑛太からはメールでもうすぐ着くって連絡もらってたし、出迎える準備はばっちしだ。ただ、ボクの体調は残念ながら今日もあまり良いとはいえず、微妙にテンションが低いままでの応対になりそうで申し訳ない思いがした。

 そんなことを思いつつも出迎えないのも失礼だし、慌てたせいでちょっとよたつきながらも、お母さんの後を追った。


「こんにちは蒼空ちゃん、あつかましくお邪魔しちゃってごめんなさい? 今日は相当面倒かけちゃうと思うけどよろしくね」


 お母さんと一緒に玄関で出迎えたボクに、瑛美さんがそう言って挨拶をしてくれた。瑛太は瑛美さんの言葉に横でぶつぶつ文句言ってる。


「……いえ、その、お役に立てるかどうかわかりませんけど……」

「まぁこんな所で立ち話もなんですから、さぁ、早速上がってくださいな」


 ボクがちょっともごもご言ってると、お母さんがポスンとボクのアタマに手を置きながらそう言って2人を招き入れてくれる。


「はい。それじゃお邪魔します。瑛太、粗相のないようにね?」

「ね、姉ちゃん。オレそんな子供じゃないから!」


 喜多村姉弟のそんな応酬を見ながらも、ボクはアタマに置かれた手に反応し仰ぎ見ると、お母さんは更にくしゃくしゃって手を動かし笑顔で言う。


「はい、どうぞ。

 ほらっ、蒼空もぽけっとしてないで。やるとなったらキッチリなさい? せっかく訪ねて来てもらったんだから、しっかりね」


 そう言うや今度はボクの背中をポンッと叩き、喜多村姉弟共々先へ進むよう促されちゃった。そんなボクを見て瑛美さんがクスクスと微笑んでるのに気付き、恥ずかしくってちょっとお顔が赤くなっちゃった……。



 とりあえずダイニングテーブルについたボクたちは、お母さんがお茶の準備をする中、お話をする。


「なんかすごいね。お家の中、至るところに手摺りが付けてあるんだね?」

「うん! お母さんがね、ボクがお家の中で移動するとき不自由しないようにって、以前リフォームしてくれたの。すごいでしょ? まぁ今はほとんど無くても平気になったけど、ほんと助かってるの!」


 ボクは瑛美さんの質問にちょっと自慢げに答えた。


「ふふっ、そうなんだ。すごいね、愛されてるね? 蒼空ちゃん!」

「ふぇ? う、うん!」


 瑛美さんの直接的な言葉にボクはちょっと驚き……でもうれしくって元気にそう返事した。またお顔が熱くなってきた気がするぅ、は、恥ずかしい。


「それにしても部屋着の蒼空ちゃんもかわいいね! ほんと私もかわいい妹が欲しかったなぁ」


 ボクのカッコはシフォンの丸い襟付きチュニックにショートパンツって姿。そんなに気合入ったかわいいカッコってわけでもないんだけど……。ちなみにお家の中は暖房がバッチリだから薄着でも全然寒くないのだ。


「ちぇ、どうせオレはかわいげないもんな! 男で残念でした~だ」


 瑛太がちょっとすねてそんなこと言いながら瑛美さんに向って「いーっ」て表情をする。


「くすっ、ごめんごめん。瑛太はたった1人のかわい~弟だよ。それこそからだを痛めてでもね?」


 ふざけた表情から一転、ちょっとマジメな雰囲気になってそう言う瑛美さん。ボクは(きっと瑛太も)戸惑いの気持ちでいっぱいだ。


「瑛太も……それに蒼空ちゃんも。ほんとに病気克服できて良かったね! 私も、それに日向さんだって、2人がこうやって元気にしてる姿見てすっごくうれしいわ。これからは幸せになって欲しいって願ってるの。――でもね、でもねぇ、それはそれ。やっぱかわいい妹っていいよねぇ! 至高の存在だと思うわぁ」


 真面目な話しになったかと思えばまた最後にふざけモードになった瑛美さん。そう言ったかと思うと立ち上がり、向いの席に座ってたボクの方にスタスタと寄って来て……勢いそのまま、その胸に抱き寄せられちゃった!


「うーん、キラキラした綺麗な白い髪。それに赤いお目目も素敵! もう食べちゃいたいくらいにかわいくって……ほんと蒼空ちゃんを妹にしたいわ~。

 それにやっぱり体、随分良くなってきたみたいだね。この前も言ったけど、初めて会ったときはかわいそうなくらいやせ細ってた体、ずいぶん女の子らしくふっくらとしてきたね」

 

 そう言いながら抱き寄せてた手を、ボクのカラダを撫でるように軽く動かす。ああん、こそばゆいよぉ! ボクはいきなりの事態にちょっとびっくりしちゃった。

 でもまぁ、今は女の子同士なんだもん。うん、気にしちゃだめっ。そしてそんな瑛美さんのやわらかな胸から顔を離し、撫でられたことに照れながらもしっかり頷いて見せる。


「ふふっ、良かった」


 そう言ったかと思うと、今度はボクの目線の位置に合わせるようにしゃがむと瑛太に聞こえないくらいの小声でボクに話しかけてくる。


「さっきはああ言ったけど……蒼空ちゃん、ちょっと顔色すぐれないみたいだけど大丈夫? お勉強する約束だからって無理してない?」


 ボクは瑛美さんのその問いかけに思わず目をみはった。

 瑛美さんするどい。そんなに見てわかるくらい顔色悪いのかな? けど、ここ最近はずっとこんな調子だし……自分じゃそんなにひどいとは思ってないし。それに気にしてたらなんにも出来なくなっちゃう……。


「うん……大丈夫。これくらいならいつものことだから平気。心配してくれてありがとう」

 

 ボクはそう言って再度頷いて見せた。


「そう……。でもくれぐれも無理はしないでね?」


 そう言ってアタマを優しくなでてくれたあと瑛美さんはすっと立ち上がり、元の席に戻って今度は瑛太に言う。


「瑛太。今日は蒼空ちゃんの言うことちゃんと聞いてしっかり勉強、教えてもらいなさいね? それと蒼空ちゃんに余計な負担かけないよう、くだらないことしたり言ったりしないように! わかった?」


 瑛美さんに右手の人差し指で鼻の頭をちょんと押し付けられながら、言いつけられてる瑛太の姿を見てるとちょっとおかしい。だから思わずくすりと笑ってしまった。


「ああっ、蒼空、笑うな~! ね、姉ちゃん、わかった、わかったからそれやめて!」


 瑛太がボクに文句いいながらも瑛美さんに抗議してる。えへへっ、ほんとバカな瑛太。でもちょっと気分がスッキリした気がする。



「あらあら、いきなり楽しそうね? はい、お茶が入ったわよ。まずは一杯飲んで落ち着いたらいかが?」


 お母さんがちょっとだけ呆れ気味に、でも楽しげな声でボクたちに声をかけてくれる。


「す、すみません。準備も手伝わずにお騒がせしてしまって」


 恐縮した態度を見せる瑛美さん。お母さんはそれに手を軽く振って答える。


「ふふっ、いいのよ。瑛美ちゃんはお客様なんですからお気になさらずに。

 蒼空、お母さんたちはここでお茶しながら色々お話してるから……あなたは勉強会、しっかりがんばりなさいね? 中学生の勉強だからって舐めてかかってると大変かもしれないわよ?」


 ちょっといたずらっぽい顔をしてボクにもひとこと言ってきたお母さん。


「わ、わかってるぅ! もう、お母さん、ボクたちにもお茶くらいゆっくり飲ませてよぉ」

「あらごめん。じゃ、お茶飲んだらがんばりなさいね?」


 ボクがほっぺをぷっくり膨らませてすね、瑛太はついていけず呆然としてる中、お母さんと瑛美さんのやさしい笑い声がダイニングの中で広がっていった。



* * * * * *



 蒼空たちが勉強のため、蒼空の部屋にこもってから1時間少々がすぎ、日向と瑛美は居場所をリビングへと移しTVを流し見しながら会話を楽しんでいた。


 春奈はといえば、どうやら部活が忙しいのか……結局帰ってきそうもなかった。


「残念だわ、瑛美ちゃんにも春奈のこと紹介したかったのに。あの子ったら部活の陸上競技に夢中になってるから……」


 蒼空が入院中も部活動は続けていたとはいえ……やはり身を入れて練習出来ていたとはとても言えなかったんだろう。

 蒼空がまだ完治とはいかないまでも家に戻ってきてからというもの、それはもう生き生きと部活動に力を入れだした春奈である。そんな、今はここに居ない春奈のことを思い、思わずにやけてしまう日向。


「ずいぶん活発な娘さんのようですね? こう言っては、その、なんですけど蒼空ちゃんとは正反対みたいで。うーん、会ってみたかったですねぇ……、残念」


 瑛美はちょっと口にするか迷いつつも結局そう言って、まだ見ぬ春奈の人物像を想像をしてみる。


「遠慮しなくてもいいわよ? 実際その通り、春奈ったら冬だというのにもういい色に日焼けしちゃって、元気のかたまりみたいな子なのよ。

 それに対して蒼空はあんな感じでまっ白でしょう。あの娘たち連れて街を歩くとそれはもう目立っちゃって大変!」


 日向はちょっとおどけた表情を見せながら、ぐちっぽいことを言うが満更でもなさそうである。


 そんなことを言えるようになったのも蒼空ちゃんが無事退院出来たからこそなんだろうな? 瑛美はそう考えながら返答する。


「あははっ、確かにそれは目立っちゃいそうですね。あーあ、それにしても私もかわいらしい妹がいたら良かったのになぁ……」

 

 今日2度目となる妹欲しい発言をする瑛美。そんな発言をする瑛美の目はちょっといたずらっぽい輝きに満ち、日向を見つめていたりする。


 あらあら……瑛美ちゃん、その視線の言いたい意味はわかるけど……ふふっ、そればっかりはねぇ。本人たちの意思次第だし。

 だいたい蒼空。あの娘ったら将来ちゃんと結婚とかする気持ちになってくれるのかしら?


 日向の思考がちょっと脱線しかかった頃、その小さな事件が起こった。



「もう、瑛太のバカっ。わからずや! わたし・・・は17才で高校生だもん。何度言ったらわかるのっ」



 離れたリビングにまで聞こえてくる、普段は控えめな小さな声で話す、蒼空のちょっとばかり……というか、かなり興奮した声。

 その声に思わず顔を合わせて驚く日向と瑛美。


「ちょ、ちょっと瑛太。いったい何やってるの~」


 そして我に返った瑛美はそう大きめの声で叫ぶとソファーから立ち上がり、同じく立ち上がった日向の方を見て、軽く頷き合うと2人して蒼空の部屋へと向う。

 

 引き戸を開け部屋の中を覗くと、小さめの、床に座るタイプのローテーブルを挟み向かい合って座っている2人。テーブル上にはマジメに勉強をしていたのか教科書やノートが所狭しと並べられている。

 そんな中、所在なさげにあたふたとする瑛太を前に、少し上を見上げながら女の子座りをして泣きだしている蒼空。


 日向と瑛美にはもう何が何だかさっぱりである。


「ちょっと瑛太! あんた何蒼空ちゃん泣かしちゃってるの? いったい何があったのか説明しなさい!」

 

 瑛美が瑛太を問い詰めるように近づき、日向は泣いてる蒼空の様子を伺うため近づいていく。


「ね、姉ちゃ~ん。オレにもよくわかんないんだよぉ」


 瑛太はほんとにわからないのか困った顔、助けて欲しそうな顔をして瑛美を見る。

 それに対する蒼空はといえば……まだまだ泣き崩れていて、落ち着く気配はない。



 おろおろする瑛太。

 泣き続ける蒼空。



 そんな子供たちを見て大人たち2人は顔を見合わせ、どうしたものかと困り果ててしまうのだった。



一話にまとめられない作者です。


久しぶりの後編へと続きます。

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