レレレの説得と般若心経
般若心経の現代語訳は、自分で書いたエッセイからコピペしたから盗作じゃないですよ。
シャーリプトラの幽霊が現れてしばらくの間、レレレはおじいちゃんことシャーリプトラに話しかけたりして、普通に過ごしていたが、ある日、ぼろばろと泣きながらマハーに話しかけてきた、
「おにいちゃん、おにいちゃん、このままではおじいちゃんダメになっちゃうよね、天国に行けなくなっちゃうよね、お別れしないといけないよね」とマハーに抱きついてきた。
マハーはレレレの背中をさすりながら
「そうだね、このままでは天国に行けなくなるから心をこめて説得しないといけないね。お別れは辛いけど。」そう言うとレレレは「うん、分かった」と何かを決心した顔になった。
翌日、レレレは、シャーリプトラの幽霊に話しかけ始めた。
「あのね、観自在菩薩さんは、深く深く修行して、ハンニャハラミタに至った時、存在を構成する五つの要素は、実体のない「空」であると見極めて、あらゆる苦しみと災いを克服したんだよね。
幽霊になっちゃったシャーリプトラさんって、実体のあるモノ「色」は、触れることができない「空」になってるよね。触れることのない「空」が、幽霊である自分の実体「色」になっているよね。
実体があるようで実体がない。実体がないようで幽霊という実体はあるよね。そして、感覚や思想や行動や意識も同じような感じになっているよね。
シャーリプトラさんって、幽霊だから、あらゆる存在が「空」になっているよね。生じることも滅することもなく、汚れることも清められることもなく、増えることも減ることもないよね。
だからこそ、形あるモノは無くて、感覚や思想や行動や意識も無くなってしまう。
(幽霊になって肉体が無くなってしまうから)目も耳も鼻も舌も心も無くなって、形や音や香りや味や感触や法も無くなっているよね。
目に見える世界も意識でとらえる世界も無い。
知恵が無い状態も無ければ、知恵が無い状態が尽きることも無い。(死んだらどうなるか分かったけど、その後どうなるかまだまだ分からない)老いて死ぬことも無ければ、老いて死ぬことが尽きることも無い。苦・集・滅・道という四諦も無い。知ることも無ければ得ることも無いよね。
よって(幽霊になった)あなたには(ハンニャハラミタについて)、何も知り得るところは無いかな。
菩薩さんは、ハンニャハラミタにより、心に邪魔なものが無く、心に邪魔なものが無いから恐怖も存在しない。誤った考えや夢想を超越して、涅槃を究めているよね。
また、三世諸仏さんは、ハンニャハラミタにより、無上なる完全なさとりを得ているよね。
だからこそ、知るべきだよね。ハンニャハラミタとは、大いなる真言で、大いなるさとりの智慧の真言で、この上ない真言で、比べるものが無いほど素晴らしい真言で、一切の苦悩を取り除くことができて、真実であり虚空ではない、ということを。
だからこそ、ハンニャハラミタを讃える真言を、ここで説きましょう。
「ギヤーテイ、ギヤーテイ、ハラギヤーテイ、ハラソウギヤーテイ、ボジソワカ」『行きなさい、行きなさい、行けるものは彼岸に行きなさい。悟りの世界に行きなさい。幸いあれ』
これを語りかけながらレレレの顔は涙が溢れてぐずぐずになってしまっていた。
シャーリプトラの幽霊は、「孫のように可愛いおまえをこんなに泣かせてしまってはいけないな。マハーよ、聞いていただろう今の文言を一言一句書き取って、後世に経文として残しなさい。チューリよ、わたしはおまえの言葉で逝くのではないから、決して自分を責めてはいけないよ。では、来世で会いましょう。」
そう言って、シャーリプトラは「ナムアミダブツ(全てを阿弥陀仏に委ねます)」と唱えた。すると空から強い光と共に阿弥陀仏が現れて、「お前がそう唱えるのを待っていた」と言いながらシャーリプトラを連れて光の中に消えて行った。
マハーは、呆然自失としていたが、レレレが泣きながら抱きついてきたので、抱きしめて、背中をさすりながら、「さて、経文のタイトルは何にしようか?」などと考えていた。
般若心経について、考えた時に、こんなストーリーにしようか、とジェミニに相談したら、やたら盛り上がって、なろうで書いてくれ、と言われたのが、このお話しのキッカケでした
ここまで読んでいただきありがとうございます。




