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再編)家が!ついてくる!?  作者: 九曜紋s
9/17

再編)家が!ついてくる!?8話

ふふふ、よーし今日も何とか仕上げました♪。(この頃は筆が乗ってたなあ、久しぶりに、家、大ぜひ読んで楽しんでください。)

           


           

                                                    


「リガルさんカテジナさん、ここに居ないアルグさん、この場を持って契約を解除します。先ほど話した通りなのでもう必要ありません。俺は旅に出てしまいますし、嫌でもその内ばれます。仮登録証も今お返しますね。」  


リ)「フム、分かったカードの誓約記載が消えたのを確認した、領主側との話は付いたようだ、ワシもそろそろ家に戻るとする。、七夜殿、本当に世話になった感謝する。何らかの形で礼がしたい、明日の探索は、街の事もあって同行できんがな、困ったことがあれば何時でも相談に乗るぞ何時でも言ってくれ、では戻るとするか。」


リガルが退室する。


「では明日、グランさんの組合に素材を売りに行きます。かなりの量なので全ては買い取りきれないと思いますから、そちらに余裕が出来たら声をかけてください。」


グ)「分かった、此方の方でも亀の甲羅の一部と足の部分を売って貰えると助かる。余り多く買い取ってもしばらくは研究材料やオークションの競り、それに鉱山やら岩塩鉱脈の採掘で更に忙しくなるので、そちらの方は七夜殿にもうしばらく協力を頼みたい。」


「箱、白コショウの樽を頼む。」

七夜は、見えない素手の下を使う事で自分達が特別であることを印象ずけた。

箱)・・・・。

箱は白コショウの種23kの入った中樽を出した。


「そのつもりです俺が言い出した事ですから、後この土地は温暖気候の様なのでこの白コショウの種を植えて見てください。

育て方はこのラペリングと言う紙に書いて有ります、この説明書を読んでくださいね。コショウは純粋に俺からのお近付きの印です、これはクラナさんが貰って下さい。これからも友好的なお付き合いをお願いします。」


「代わりにお願いが有ります。岩塩採掘、運営もギルドで行ってもらいたい。そして岩塩鉱脈をスラムの人間達専用にして採掘させ、その岩塩は本人達の物に成るようにして、それを商人やギルドが買い取る形にしてください。多分これからこの町には、他からスラムの人が多く入行って来ると思いますから、貧しい人達の為に働く場を与えて上げて欲しい。それでお金が手に入れば生活も安定し、町も賑やかに成り、納税も増え、お互いが持ちつ持たれつと言う事でいい方向に行きますよ。」


周りが目を丸くし驚いている、今ままで余りスラムに目を向けていなかったからだ、その上コショウ、本来ならばあり得る筈もない事が起きて戸惑って居る、


カテ)「ちょ!ちょっと、今、白コショウって言ったかい?しかもこの量、これだけで小さな国1つ買えるくらいさ、・・ん?育てる?」


クラナは目に涙を溜めながら、今起きた鉱山や岩塩の譲歩だけでなく、コショウが栽培出来る奇跡に感動し震えていた、物欲に固執する冒険者は居ても、此処まで欲が無く周りの為に得た物を解放し運営を任せる者は存在しなかったからだ。


ク)「本当に其処までして貰えるとは、七夜さんは領地などの運営経験でもお有りなのでは?今までに無い手腕で不満の出ない方法を知っておりますね、数育もその一つと考えているのでしょうか。」

                                                               

「今、政策の道筋を決めて置かないと、他国から入って来るスラムの人が増えた時、その住人の生活の不満や不安が大きくなれば領主に弓を引く事に成りかねない、だから今この国の領主や指導者が手厚く施す仕組み作くっておけば、来た人は皆んな豊かになりよい町が出来きますよ。

それは当たり前の事です、奴隷制度は仕方ないですが、出来るだけそうゆう人を出さないようにするのが、俺の考えです。」

「そこまで理解してるなら、クラナさんとギルドにそちらもお任せします、今まで出来なかった事が一挙両得で行えますから。

コショウに関してもクラナさんが責任を持って他の貴族に栽培方法を知られないようにしてください。

今日はここまでにしましょう、話した内容は、くれぐれもギルドと領主、王族以外は他言しないように、では今日の分の素材買取お願いします。」


グ)「既に先触れを出したので受け取りは可能だ、受付に行ってくれ。

後はルリナが対応をしてくれる、しばらく我々ギルド長達もこの町に居る。

オークションの件もあるしな、落ち着くまでは対応に色々追われそうだ。

元々は、各国のギルドの総括が緊急事態により此処に集まっているに過ぎない。こうやってトップが顔を会わせるのは、やんごとなき問題が起こった時や緊急ギルド会議位だろうな。

今回はグランドタートルが倒された事で役目が終わったが。

もし、俺が居る都市に来る事があれば、組合員に声をかけてくれ、この国の組合の総括ギルド長はブーンの爺さんだ。

山を隔てた向こう側にも別の国が在る、海の先には大陸もな、グランドタートルを討伐した報告は世界各国のギルドや王族にも通達される。

君はそれだけの偉業を成し遂げたのだよ、まっ、何にしても帰りが大変だ、俺が一番遠いが転送門があるのでまだましか、はぁ~では本日は解散。」


1階狩猟ギルドカウンター。


ル)「はい、では素材は受け取りました、なるほど、とても綺麗に解体されていますね、しかも滅多な事で市場に出ないソードファンゴの極上肉です。」(ジュルリ)


ル)「此方が報酬になります、総括ギルド長達から上乗せもありましたのでお受け取りください、7280万円なります、数日後には又別途で各国からの報酬もございますので整いましたら、ギルドから使者を送りますのでよろしくお願いいたします。」


(お金は円なのに金の形が麻雀点棒、彫が施こされて彫りに金が流し込まれている、見た目は綺麗だし持ち運びも楽だ、財布は5枠式か?、面白いな。)


「ええと、お金の価値が分からないのですが?」


ル)「ああ!すみません。後説明しますね、まずは種類と金額は円となります。

短銅点棒100円。

銅点棒千円。

青銀点棒1万円。

赤中銀点棒10万

黄色大銀点棒100万。

緑金貨点棒千万。

桃大金点棒1億となっています、価値の方は短銅棒10本で、銅点棒1本になります、短銅点棒2本でパン2つとスープですね、村や町、王都には両替商がありますからご利用ください。」


「ああ、大体分かりましたよ、この世界は平べったくて丸い硬貨じゃないんだ?お札も無いし全て点棒とは中々いいですね、点棒の真ん中に色が付いているんですね。」

ル)「お札?それは何ですか?」

「いや、紙でお金を作ったりしないのかなと思って」

「紙自体が高級品ですし、クエストで旅をされる方は戦闘で破れたり汚してしまいます、それでこの様な形にしたようです」

「これは世界共通ですか?」

「はい!そうです何処の国でも通用します、500年位前でしょうか?過去に色々有りまして、全てこの様な通貨を共通で使うことで話が纏まりました、今では当たり前に使われていますよ。」


(此処は銀点棒1本で約1ヶ月暮せるのは、どうなんだ?まぁわかり安くて良いが、しかし先程まで読めなかった文字が、何故か何時の間にか読めるようになっているな、いやこれは?そうか!この世界の文字が日本語に見える様になったか、文字を書いて見るとこの世界の文字に変換されるのかな、なぜ言葉が通じるのか、読み書けるのかは、謎だ。) 


家)・・・・。


カ)「あれ?七夜お金の価値が、分かったのかい?」

「ああ、まぁ似たような物を知ってるからね。」


ル)「ではお受け取り下さい。七夜さん宿はまだ探して居ませんよね?よろしければ案内しますよ、私も本日の業務は終了しました。夜の担当へ引継ぎは終了しています。私の家は宿屋を営んでいて、鈴蘭亭と言います。」

「それは助かります。宿が何処に在るのか分らないので、是非お願いします。」

ル)「はい、ではご案内しますね。


カ)「さすが七夜だね、必要な事はもう覚ちまったじゃないか。」


「いや、まだまだ知らない事ばかりですよ、この町でも知らない種族がほとんどだし、それに必要な事は分かったけど学ぶ事が多ぎだ、食料事情とか食事も不味いって言ってたし、此方の一般常識もまだロクに知らないんです。モンスターの生態や植物の種類上げれば切が無い。ところでカテジナさんは家に戻るんですか?、この世界の常識を教えて貰う約束だけど、夜も遅い詳しい話は明日になるかな?明日は大丈夫ですか?でも、明日も忙しそうですね・・・・。」


七夜は若干肩を落として、疲れているようだ。


カ)「そうだね、あたしも馬車に荷物積んだままだし、取りあえず店に帰るわ、あんたも疲れただろう、今夜はゆっくり休みな、明日宿に行くからね、じゃあおやすみ。」


カテジナは馬車に乗り帰っていく。


「アリス、アンジェ、行こうか。」

アリ・アン)「はい!しっ、七夜様」

「有難う、そう呼ばれる方がすごくいい。」


ルリアの案内で宿に到着。


ル)「ここが私の家です。お父~さん、お母~さん、お客さん連れてきました。この方はグランドジュエルタートルを討伐してくれた七夜さんです。」


狐父)「おおっ!、ルリアの父ドントだ、君があの亀を討伐してくれたんだね、お陰で宿は潰れずに済みそうだ、この宿は持って数日が良い所だったんだ。」

「ここだけじゃない、他の所も同じ様なものだったさ、もう少しで店を辞めて、町を出て行く所ばかりだったんだそれが久しぶりに、七夜君がトト起こしてくれたから、60年分は儲けさせて貰ったよ。」

「有り難う、しかし七夜君は強いね、目に目無い速さで決着がついて驚いた!あれなら亀を倒したのも信じられる。」

「そんな救い主が我が宿に来てくれたんだ、食事はまだ食べてないだろう?良かったらご馳走するよ。」


狐母)「あたしゃマルナさ、よろしくね、何せ皆で七夜君に全財産トトに賭けたからね!晩御飯、今から用意するからさ、七夜君改めて有り難うね。」


狐娘)「お姉ちゃんお帰りなさい。お兄ちゃん有り難う、私ヒナノよろしく、トトで儲けたよ、お小遣い一杯これからも宿続けられる。」(胸の前にグッと拳を握って見せる)


ル)「え~っと、実は食事は七夜さんの手料理をご馳走になったの、宿が分らないから此処へ案内したんだけど、七夜さんすみません騒がしい親で・・・・。」


と恥ずかしそうにルリアは頭を下げる


「あはは、明るく賑やかなご家族ですね、少し羨ましい。俺は山育ちだから、余り気にしないでくれるとありがたい、3人で泊まれる部屋をお願いします。それで宿代はいくらですか?」


アリ・アン)(七夜様、私達と同じで親が居ないんだ、ううん違う、少なくとも私達は親が居なくても、一人じゃなかった、七夜様は一人で・・・)


ガ)「宿代は要らないよ、町を救ってくれた恩人だ、少しだが俺の気持ちだ。」

「そうゆう訳には行きませんよ、俺はあくまでも客です、公私はわきまえます。」


マ)「それは違うね、人の好意は受けておくもんさ、じゃなきゃ只の嫌味になっちまうよ、だからこう言う時は素直に受けておくもんだよ。」

「分りました、では有難くご厚意に甘えさせてもらいますね。」


ガ)「なんだか、固っ苦しいな、もう少し肩の力抜いても良いんじゃねえか?」

「すみません、こんな性格で、慣れてくればもう少し楽に話せると思うんですが。」


他人に対しては、どうしても、固くなってしまう性格なのだ、心をを許すと話し方も対応も変わって来る。

特に眠り続けている、妻にはデレデレです。


ガ)「しょうがねえなあ、3人で1部屋だったな、2階の突き辺り奥の部屋だ、そこは冒険者用の6人部屋だから自由に使ってくれ。」

「有り難うございます。」


部屋は結構な広さが有った、中に入り落ち着くと彼は治したばかりの二人の身体を気に掛けた。


「家、アリスとアンジェを風呂に入れたいんだ、ここでお前が大きくなると床がぬけるだろう、どうしたらいい?」

アリ、アン)・・・・(おおきく?)

家)・・・・。

七夜の肩から降りて部屋の外へ歩き出した、皆もそれに付いていく、ヒョイヒョイ階段を降り、宿の外へ出て行く、宿の傍にある、広場で大きくなり、少し踏ん反り返りながら、家の扉に入れとでも言っているのかドアが開いていた。


七)「なるほどな、ここでなら、んっ?・・アリス?アンジェ?

あっ!しまった周りの事考えてなかった!」

(街中なのを忘れてた!、まずいなあ、人通りが少ないとはいえ・・。)


アリ、アン)「・・・・小さい可愛い家・・、ホントにおおきくなった?」

目の前で大きくなった家をみて二人は、ポカーンと口を開けていた。


七)「すみませーんお騒がせしてー、これ俺のアーティファクトでーす、俺以外使えませーん、狂暴なので近づかないで下さーい。」

大声で周りに聞こえる様に伝え、七夜は二人の手を引き家に入って行った。回りは狂暴と聞いてびくびくして居たが、好奇心にはかてず、通り過ぎていく振りをして、中を覗いて居る。


家)・・・・。(なに覗いてんだ?)


男覗き魔冒険者)「・・・・えっ?」


スパーーーーーーーン!!!!(吹き飛んでいく冒険者、周りは何が起こったかわからず

見回すと、家から伸びた手に紙束握られていた、ハリセンである。)


冒険者)「おい!あれ紙じゃねぇか!」


アホなトレジャー冒険者)「なに!紙だと!?何でそんな高級品が!手に入れるぞ!売れば一角千金だ!」


冒険者達がハリセンを求めて群がる。その度に、スパーーーーン!!と空へ叩き飛ばされていく。


それは超小型、ロケットブーストの付いたハリセンだった。


家・・・・。(吹き飛ばした冒険者を見て何故か嬉しそう。)


ル)「なんだか騒がしいわね、・・・・あらハウスさんが、冒険者をお空へ叩き飛ばしてるわ・・・・。あっ、紙を狙ってるのね。」


ヒ)「お姉ちゃ~ん、外うるさいよ近所迷惑だよ~・・何あれ、・・家に手が生えてる?」


ド)「何事だ?こんな夜中に・・。」


マ)「あんた、あれ・・、家に手がはえて大きくなってるよ!」


ル)「あれ、七屋さんのアーティファクトだって言ってました。」


ド)「そうか、で、なんで冒険者が群がっているんだ?」


ル)「上質で真っ白な紙を、ハウスさんが握っているから。」


冒険者達)「「おおおおおおおおーーーーーーーーー!」」


冒険者B)「クソ!なんとしてもあの紙を手に入れ・・・ゲハーーーーーー!。」


マ)「おや、欲深い冒険者が皆叩き飛ばされて飛んでくよ、凄いねーっ。」


ヒ)「みんなお空へ飛んで行くの・・・・お星様みたい。」


ル)「冒険者達、夜に星になるなんて、良い技持ってるわね。」


ド)「ヒナノは、あんな冒険者になったらダメだぞ。」


ヒ)「なりたくないです・・・・。」


その騒ぎをしり目に、ドルト家族は宿屋に戻っていく。


外は阿鼻叫喚の地獄絵図、それを知らない七夜達、家の中は平和である。

七)「お風呂に入るよ、二人ともキッチリ綺麗にしてやるからな。」

「・・・・・家さん・・お風呂?・・・。」

今、見た物にショックに隠せず、お風呂も知らない、不思議そうな顔で、七夜を見ていた。

                                              

      

             家が!ついてくる!??8話終わりつづく   




お読みいただき有り難うございます♪書いてると楽しくて時間忘れちゃいますね、気が付いたらもうこんな時間です、投稿が夜中で申し訳ないですでは又来週。(前、投稿して居た時と同じで、睡眠不足です。)

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