家が!ついてくる!?16話
それから更に1週間が経過した一行はかと言うと。
七夜)(困った流石に人数分作るのが辛くなってきたなどうしたものか?・・・そうだ!オレが開発し作った料理の鉄人1号2号があった筈それを使えば)
料理の鉄人1号2号それは、元の世界で七夜が開発した、人の手を必要としない全自動調理機械だった、見た目は人のような形をしている、何処にでも連れて歩く事ができ、材料さえあればどんな料理でも作れる、宇宙プロ調理人達や、美食家達をこれでもかと舌を唸らせる程の調理機械だった。
しかし家の中を探し回るが何処を捜しても見当たらない。
七夜(いったい何処に?もしかして箱さんがしまったのか?箱さん?もしかしなくても鉄人調理機械しまったかな?あったら出して欲しいのだけど?。
箱ッチ・・・ドガッ!
そこに置かれていたのは、3と表示が書かれた鉄人調理機械だった、予想よりもかなり、ずんぐりむっくりしていた。
七夜)(あれ?おかしいな?こんな機械作ったっけ?3号なんて作った覚えが無いんだが?まさか1号と2号を改造して、一つ身まとめたのか?いったいどうなっているんだ!。)
七夜が頭を悩ませているとPTの僧侶が尋ねてきた。
僧)あの?どうなさったんですか?後それはなんでしょうか?。
七夜)あ、いや、これは、なんといいますか、昔作った料理を作ってくれる魔道具でして久しぶりに取り出してみました、それに作れる物レパートリーレシピと容量が増えますし、何よりオレよりおいしい料理を作ってくれるんですよ。
僧)まぁ!そうなんですか!それは楽しみが増えましたね、今夜の食事がよりいっそう豪華になるんですか!他の人にも伝えてきます、敵と間違われて攻撃して壊されてはかないませんし。
そう言い残し僧侶の女性は、他の仲間達にも事情を説明して回るのだった。
旅の工程を2/3踏破し、その夜は小さな集落で旅の疲れを癒す事になった一行、その夜には鉄人による料理が振舞われたのだが。
鉄人
(鉄人も吹き出しが出てるだとっ!家といいはこいつといい、何でこうなってるいんだ!この世界に来てから理解の範疇を飛び越える事ばかり起こるだけでなく、モンスターや人間模様がかなりおかしい。
鉄人どやぁ。
鉄人はこれから作る料理に期待を膨らませ、群がる護衛の冒険者達に対し喜んでいるように見える。
鉄人が集落で調理を始めると、とても美味しそうな香りが漂よい初め、それは集落に広がり人々が寝静まって居たのに、香りに釣られ起きてきてしまった。
人々は鉄人の作る料理に何処か危険な瞳で群がり、涎を垂らしながら、今か今かと料理が出来るのを心待ちにしている、故に住人達が鉄人に群がっていたのだ、まるで腹をすかせた肉食獣のような様相だ。
商)これは!いやぁ~どうしたもんでしょうな、今まで行商を重ね色々経験してきましたが、こんな事初めてですよ、少々怖いですな、あんな血走った目はどう見ても普通じゃないですね、あれだけ魅力的で美味しい料理なのですから当然こうなるわけですな、はい。
護盾)どうもこうも、これでは落ち着いて食事が出来そうにない、傍から見ても危険な状況がうかがえるんだが?、判断は七夜さんに任せるしか。
そんなPTと商人の視線が七夜に向く、どうするんだと。
七夜)いや、どうしてこんな飯だけで、危機的状況になっているんだ?そんなにマズ飯しか食ってこなかったからか?明らかに料理を見つめる視線がとんでもなく危険な代物へと変わって居るな、コエーゾコイツラ、どちらにしろ悩んでも仕方ない、こうなったら集落の人々に振舞うしかないだろ、俺もトバッチリはごめん被りたい所だ、食材は箱がドンドン出してるようだし、満足するまで対応するしかない、すまないが冒険者PTにも手伝ってもらえると助かる。
冒検者)わ、わかった、出来る限り手伝わせてもらおう、流石にこんな危険な状態を放置すればどうなるかなんて目に見えて分ると言う物だ、お前等も手伝え!こんな事で死にたくなかったらな!。
出されている野菜はこの集落の畑で取れる物を主になっている、集落の長に許可を得て使わせて貰う事になった、肉はフォレストピッグディアーと呼ばれる脂を多く含んだ動物、この集落近辺の森で、誰でも狩れる丸々と太った豚のような鹿を調理し提供していく、鹿からは肉を絞れば大量の動物性の脂が取れ、皮製品や脂を含め野菜が集落の収入源となっていた、鹿も飼育している様だ、野生の鹿は飼育されている物よりも、もっと美味いらしい。
目の前には血走った危険な目をし、涎を垂らした、犬のように待てを聞いて椅子に座っている集落の人々、その手には当然の事ながら、ナイフとフォークが握られている、さしもの冒険者PTもよく分らない鬼気迫る状況に置かれビクついているが、何とか持てる精神力を総動員してニコヤカに対応してみせている、しかしその手はやや震えている。
七夜)(なんで晩飯を食べるだけなのに、こんな危機感に陥っているんだ?鉄人から調理レシピを貰ったが俺も作って協力しろって事なのか?、こんな50種以上のレシピ渡されても全部作れる自信ないぞ、もしかしてこのレシピを全部作れと?無茶振りもいいところだな。
集落住人)(ジ~~~~~~)
鉄人ジ~
七夜)あ~わかったわかったよ・・・・これだけの人数を鉄人だけじゃ流石に捌き切れないし、無理があるからなご要望通り手伝うから、アリス、アンジェ、お前達は肉と野菜を切ってくれ、調理はオレがする、料理を出来る者はこっちを手伝ってくれ、それ以外のPTメンバーは出来た料理を運んでくれ。5、600人は居そうだな多すぎる!。
アリス)アリス頑張る、野菜切ればいいの。
アンジェ)私は凍った肉を薄く切っていけばいいの?、この包丁とっても切れ味が良いの、凍ってるのにスパスパきれるのよ。
料理が出来る冒険者男女)仕込みは任せてくれ。
冒険者)配膳は任しておけ!俺達もやるぞ!このよく分らん危機的状況を死ぬ気で乗り切るんだ!。
冒険者PT達)おう!?。
そんな感じで料理を作っているのだが、作って持って行くと直ぐに平らげられてしまう、そんな慢性的な状態が続く、料理は殆ど行き渡っていない、流石の集落の住人達も痺れを切らす。
人々)フ~フ~フ~フ~遅い!?俺達にも作らせろ!作り方のレシピはあるんだろ!
と言いはしめ、男達は淡々と仕込みをドンドンして行く、そして女達はオレの味付けの仕方を横目で観察しながら料理を仕上げ、それを集落の人たちに配り、その胃に収めてゆく光景がいつの間にか出来上がった。
商人)なんでしょうかこの不思議な光景は?いったいどれだけお腹が減っていたんでしょうね?この集落特産の畑で取れる作物で、これだけのものを作れるとは、いやはや驚きましたよ。
冒険者達)いやいや、七夜さんの作る手料理食べたら忘れられませんよ、今までの食事がなんだったのか思い知らされます、特にあのドブみたいなスープに!、固められた石みたいなパン!、更にガチガチの干し肉生活になんて戻れません、七夜さんから色々と調理法を教わったので大分食生活が改善されましたし感謝しかありませんよ。
七夜)たいした事は教えてないんだが、確かにあのマズ過ぎる食事に驚いたのは間違い無いが、美味し物が食べたいと、貪欲に覚えようと努力したのは君達だろ、オレだってあのマズ飯?・・・半殺人料理は食いたくはなかったしな。
実は数日前七夜は冒険者達が作った料理を堪能し、生死の境を彷徨う等の体験をしていた、人を殺せるほどのマズイ・・・毒殺料理に近い物を味わった、この世界の住人の胃袋は強靭だったと言うのが実情だが、七夜の胃袋は耐えられなかったようだ。
七夜の胃袋)(ない、ないわ~、こんな毒殺殺人料理食ったら普通に死ねるっつ~の!?
家が!ついてくる次回へ




