仕事の説明とギルドの実態
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支部長室に戻ると、ももさんが書類の整理をしていた。
「お疲れ様です。マスター案内はいかがでしたか?」
「一通り案内してもらいました。ちょっと気にかかることもありますが、中々いい場所ですね。」
そう答えると、ももさんはにこりと笑ったまま、すっと一枚の書類を差し出してきた。
「ではまず、現状のご説明からさせていただきますね。現在うちのギルドは慢性的な赤字となっております。」
「赤字ですか?市が運営しているはずなのに?」
そう答えると、ももさんはにこりと微笑み、一枚のの書類を差し出してきた。
「勿論市の予算もついてますが、そんなに多くはなく基本は独立採算で運営しているのですが、問題が多く評判が悪く指名依頼が殆ど来ないのです。」
「評判が悪いって、またなんで?」
一瞬の間のあと、ももさんは淡々と答えた。
「実は、うちのギルドに所属している探索者が問題児ばかりでして、腕は立つのですが何かと諍いが多くて
ギルドとしての格も低いので依頼が集まらないのです。」
「だったら、問題児達を追い出して新しい探索者でも募集したらいいじゃないですか?」
「それがこんな田舎にあるダンジョンに新しく来てくれる探索者なんておらず、しかも問題児達もさっき言った通り腕が立つので、辞めさせるのは中々。」
「はぁ、そうですか。ちなみに問題児達って何人くらい入れんですか?」
「主な問題児は7人いて今は全員ダンジョンに出払っています。」
そこでふと昨日の光景が目に浮かび上がる。
「え、僕が巻き込まれた喧嘩をしていた人たちは問題児じゃないんですか?」
「あ〜、あのぐらいでしたら日常茶飯事ですから問題児じゃないですよ!」
「あ、そうすか。」
「もうそろそろ定時なので話は明日にして今日は紹介がてら歓迎会をしましょう!」
「歓迎会ですか?それより仕事を覚えたいのですが。」
「良いじゃないですか。佐藤マスター歓迎会大切ですよ!」
「そうですか。」
「ささ、食堂に用意してありますから。行きましょう。」
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こうして歓迎会が始まった。参加者は、職員だけで探索者は居なかった明日顔合わせがあるらしい。
「どうも初めまして。今日から支部長に着任いたしました佐藤優と申します。どうぞよろしくお願いいたします。」
挨拶が終わりそこからは、無礼講になった。
職員の人と話しながら情報収集をしていると、中々内情は悪いらしい。
さてどうしたものか考えようとあまり楽しめず歓迎会はお開きとなった。
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次回は明日12時更新となります。




