文系にするか、理系にするか
今日は、執事シュウさんも「くまととものそら」に同行してきた。
シュウさんも、大学進学に興味があるということで、
これまで太郎吉先生がお話してくださった英語・数学・国語については、
リコさんからレクチャーされている状態だ。
「女性のお客さんが増えるのは喜ばしい。」太郎吉先生は上機嫌だ。
「ただのう、英語・数学・国語ができていれば、
とりあえず私立文系なら大丈夫だし、
大学名にとらわれず、上位合格して学費の減免を狙えばよいのだから。」
するとシュウさん、
「わたくしの親戚のお嬢さんが高校に進学し、
理系・文系クラスのどちらにしようか迷っているそうです。
アドバイスをいただけたらと思いまして・・・」
太郎吉先生は、
「まずは、数学は白チャートにすることだな。
それでそこそこの点数、少なくとも赤点だけは取らんようにする。
その上で、理系クラスに入っておけばいいだろう。」
「とりあえず、理系、ですか。」シュウさんがそう応じると、
「理系から、受験時に文系に変わる『文転』はしやすいが、
その逆は難しい。
昔は数学で点を取るのが難しい面があったので、
文系を選ぶことが多かったが、
数学でそこそこ点が取れるノウハウが知られるようになってからは、
とりあえず理系クラスにいた方がメリットがある。
特に昔と違うのは、私立文系の入試社会科の選択で、
政治経済や地理を選択肢にする有名私立大学が増えたことだ。
昔は世界史か日本史しか選べない大学が主流だったからな。
これで国立理系志望者が私立文系を滑り止めにしやすくなった。
文系志望者がこれを利用しない手はない。
国立文系志望者であっても、
社会2科目を『地理』と『政治経済』にして
なるべく暗記の負担を減らすこともできる。
だから、数学をそこそこ頑張るという条件つきなら、
理系クラスを選んだ方がよい。」
「数学が壊滅的にダメな場合はどうでしょうか。」
「そりゃ仕方ないな。私立文系クラスにしておこう。
それでも、暗記の負担をなるべく軽くする工夫が必要だ。」




