数学の基礎③
「学校で『黄チャート』が配られたら、そのまま使うことじゃ。
8割の問題と、「白チャート」がかぶっておるし、
大昔のものと比較して、解説も丁寧になった。
学校で何も配らなかったら、『白チャート』一択。
見開きを拡大コピーしてB4にしたものを
ルーズリーフに貼るというのは、英語の時と同じじゃ。
まずは『白チャート』の構成を見る。
『基本例題』『標準例題』『発展例題』がそれぞれ1ページで構成、
ページの下の方に、それぞれのレベルの『TRAINING』問題がある。
そして章末に『EXERCISES』問題となっている。
『計算の基礎』はできているが、数学に苦手意識のある者は
『基本例題』、
高校入試の数学の偏差値が60以下だった者は、
『基本例題』と『標準問題』、
それより上だった者は
『基本例題』『標準例題』『発展例題』
そこまでやった上で、精神的にも時間的にも余裕があるなら、
『EXERCISES』をやってもよいが、無理はするな。
ルーズリーフに貼ったプリントの余白や行間に、
途中計算や注意書きを書き込みながら、まずは解法を読む。
反復練習はその後だ。」
「復習がいいですか、それとも予習がいいですか。」私が訊くと、
「復習だ。
予習してもいいが、おそらく『解いている実感に欠ける』かもしれん。
復習重視にして、余裕があれば先に進んでもというところじゃ。
まあ、これも1日1回30分を毎日続けるイメージで、
それ以上やると、反動で何もしたくなくなるかもしれん。
『頑張らない・無理しない・ケガしちゃうから』な。」
太郎吉先生がこのフレーズを言うとは思わなかった。
「えっ、そのフレーズ・・・」と私が言いかけると、
「そうそう、実咲君のお父さんの弟、
ワシの小学校教員時代の教え子じゃよ。」




