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プロトタイプ  作者: 尖角
20/26

2XY7年05月01日 / 曇天

2XY7年05月01日 / 曇天


もう少しで誕生日な俺。  しかし、残念なことがあった。


それは、貯金が底を尽きてきているということ。  本当に残念だ。


だからと言って、別に 今まで何もせずに貯金だけで、のうのうと生きていたわけではない。


数年前から巷でアフィリエイトなるものが流行っていると聞いたので、俺も挑戦してみたんだ。


まぁ、小遣い程度にしかならないくらいの少ない収入であったが、少しは生活の足しになっていた。



しかし、しかしである。  それでも、材料費などが高くて出費の方が多く、貯金が減っていくばかり。


終いには、退社時の貯金額の半分という結果。   せっかく一生懸命貯めていたのにな……。



だが、嘆いたところで それがどうにかなるわけでもない。  なので、俺はバイトをすることにした。


そして、今までのアフィリエイト収入もさらに増やすことにした。  要するに、頑張るということだ。



俺も、さすがに後数週間で37歳になる男だ。  そろそろ現実を見なければ、やばいことだろう。


だから、俺は自分の為にも、愛しの恵梨の為にも、バイトをすることにした。  …面倒な話だけれども。



そして、そのついでに、家の財布は恵梨に握ってもらうことにした。 要するに、家計はすべて任せることに。


もっと言うなれば、俺は働いて 愛する恵梨に貢献して、  そして、そんな働く夫を恵梨は支える存在になるのだ。


実に理想的であろう?   実に羨ましいであろう?      ははっ、 毎度毎度見せつけてすまぬな!!!

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