占い
久々のベット!という訳ではなく、たった2日ぶりのベットでの睡眠なのだが、この二日間で色々な事があったせいか、随分と久しぶりにベットで睡眠したように感じた、しかし、そんな念願のベットでの睡眠も、これから戦うであろう強敵や、天使と悪魔についての説明の事で頭がいっぱいになってしまい、中々寝付けなかった、しかし、それでもやがて眠気がやってきてラオトを夢の世界へ連れていった
「ジリリリリ」
ラオトの部屋の、ベットの隣にある机の上にある、奇妙な箱が鳴り出した
「ふぁー、もう朝か、この箱、木製だけど、時計も付いてるし、指定した時間になったら知らせてくれる、まさに目覚まし時計みたいな箱だな」
ラオトはベットから立ち上がり、身支度をし、部屋を少し綺麗にしたのち、二人との集合時刻までに、集合地点である宿の2階のレストランへ向かった、そこには本を読むホルスの姿があった
「おはよホルス、早いな」
その声に気づいたホルスは、読んでいた本を閉じ、背中(馬の方)のバックへしまった
「お、二番目はラオトか、ぐっすり眠れたか」
「まぁ、昨日よりはな」
「そうだな、昨日は随分と騒がしい夜だったからな」
「そういうホルスも、よく眠れたのか?」
「もちろんだろ、あのトゲトゲした草の上でこの大きな体を横にしちゃ、痛くて敵わなかったからな、
やっぱり寝るのは宿に限るな」
そんな事を話している時、少し遅れてウィンディがやってきた
「二人ともお待たせ、もしかして結構待ってた?」
「いや、俺もさっき来たばっかだから、安心しな」
「よし、3人揃ったな、それじゃあ朝食の時間だな」
そうして3人は二階にあるレストランの中へ入り、それぞれ、食べたい物を注文し、ペロリと完食した
「ふぅ、美味しかった」
「よし、朝食も食べ終わった事だし、そろそろ出発しよう」
3人は一階へ降り、受付カウンターで宿泊代の支払いをした
「3人で、1820カウリィになります」
ラオトはトラウムからもらったポーチを使い、1820カウリィを出した
「はい、1820カウリィ丁度、お預かりします、ありがとうございました」
「よし、それじゃあ行くか」
「少しお待ちください」
3人が宿を出ようとした時、フロントスタッフに止められた
「うん?まだ何かあるのか?
「はい、只今、当宿では宿泊してくださったお客様に1人一回占いをするキャンペーンを取り行っております、もし時間があるようでしたら、是非、どうでしょうか」
「占いかぁ、別に急いでいる訳でもないし、やっていこうか」
「いいね、今後の旅の行方を占ってもらいましょう」
「まぁ無料なら、やるに越した事はないな」
そうして、3人はフロントスタッフと共に、1人ずつ特別な部屋に入り、占いをしてもらった
「これで占いは終わりです、ありがとうございました、またのご利用、お待ちしております」
「よし、それじゃあ今度こそ行こうか」
そう言い、3人は今度こそ宿を出た
「ねぇねぇ、2人はどんな事を占ったの?」
ウィンディが興味深そうにラオトとホルスに聞いた
「これからの旅の事だな」
「俺もそうだ」
「本当に?私も同じ!」
「全員同じ事が気になっていたんだな」
「そうだな、まぁ俺の占い結果は、結構あやふやだったけどな」
「へぇそうなのか、どんな内容だったんだ?」
「俺が、小さな黒いモヤモヤと必死に戦っていた、あんなに小さい敵ぐらい、俺なら直ぐに倒せそうだが、凄い苦戦していたな」
「ホルスも戦っている風景だったの?」
「という事は、ウィンディも戦っている場面だったのか」
「うん、私達3人とは違う、凄いオーラを纏った誰かと一緒に、真っ黒なオーラを纏った何かと戦っていたね」
「俺たち以外の誰か、、、誰なんだろうな」
「うーん、分からないね、これから仲間になるのかな」
「そうだ、俺たち以外の誰かといえば、俺の占いには見た事がない奴らが数人写っていたな、ボヤけていてよく見えなかったけど、中には獣人もいたな」
「数人、、、その人達が私達にどう関係してくるんだろう」
「そうだな、ウィンディの占いに出てきた人は味方みたいだけど、俺の占いに出てきた人達は、敵か味方か分からないな」
「まぁ占いなんてそんなもんさ、一見あやふやで、内容がよく分からない、けど占いに出てきた内容は、絶対にこれから関わる事になる、要するに用心して進めって事だ」
「なるほどなぁ」
ラオトはもう一度占いの光景を思い出してみた、占いに使われていた丸い水晶の中に、数人の人影が現れた、その人達は種族もバラバラで、獣人も居れば、エルフもいた、シルエットしか見えなかったため、服装や顔を見る事は出来なかったが、それでも微かに分かるそれぞれの特徴をしっかりと記憶した、そんな時、ホルスが前方を指し、話し始めた
「仲間といえば、目的地のスクアドラが見え始めたぞ」
ホルスの指差す先には、薄らと城壁が見えていた
「ふぅ、やっとだな」
「そうね、いい仲間が見つかると良いんだけど」
「そうだな、あの街にはどんな奴らがいるんだろう」
ラオトは期待に胸を膨らませながら、この世界に来て二つ目の街スクアドラへ向かい歩んで行った
占い
なる事が難しい職業の一つである占い師の専用魔法、特別な水晶の中に相手の未来などを投写する事が出来る、しかし制度はあまり良くなく、ボヤけていたり顔が見えない事がほとんど、しかしそれでも未来を見る事が出来るため、今なお非常に人気がある




