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88:クエストの続きの戦闘区域

謎を解いたら戦うところに出た話。


 ――セブの墓地でクエストを受けて泣き声の主と脱出をして、多分最後の部屋に到着した。使いそうな手持ちのアイテムは白、黒、赤、青の丸い石、透明なダイヤ型の石で、ヒントとしてあったのが『お日様とお月様は追いかけっこ、いつも反対で、いつも一緒にいれないのはだれ?』という言葉で……


 とりあえずボクはまずわかるダイヤ型の石をダイヤ型にくり抜かれている穴に入れて、次が……


 「どうしようかな……こういうのはやり直しが出来ない前提で考えた方がいいだろうし……他にヒントありそう?」

 『えっと……あ、これ、かな……“時は刻む、天は眩く、地は暗く”』

 「んー……もし、間違ってて最初からやり直しになったらとりあえず謝るね」

 『おにいさんにお任せするよ? 何もできないからだけど……』


 そんな軽いやり取りをしてからボクは丸い石をひとつずつはめていく。


 向かって上の方に白いのを、次に下に黒いのを入れ、右側に赤いのを、左側に青いのを入れて少しの間、次の瞬間に起こったことは、その石を入れたとこより前にある壁が音を立てて沈んでいくということは一応正解だったらしい。


 「よかった。やり直しにならなくて」

 『おにいさんすごいね!』

 「ヒントを見つけてくれたおかげだよ。ありがと」


 もっとも、戦闘になったらボクはそんなに強くないから頑張ることしかできないけど。開いた壁の方へと足を進めるとその奥には……


 「……なるほどなぁ……カズ達を応援に呼んだら来てくれるかな……」


 次に目の前に広がったのは不自然に明かりが灯った広い部屋で、真ん中には細い腕を沢山つけた大きな人型のケモノで、どう見ても戦う系だった。そして、見慣れたモニターがポン、と出てきて……


 《注意:ここから先は戦闘区域となります。フレンドのみ召喚が可能》


 つまりはこの壁を1歩でも超えるとその時点で戦闘開始になるということらしい? そしてフレンドなら街に到着していなくても呼ぶことが出来るらしい。ただし、ログイン済みで、召喚に応じてくれるフレンドのみ。


 「そうか、この石いれとかは飛ばして、呼べるってことでいいのかな……あ、3人ともいるからチャット送ってみようかなっと」


 ぽちぽちとフレンドチャットをカズ達3人に送ると詳細を聞かれることもなく了承が返ってきた。でもさ、ボクが送ったチャットの文章は“クエストしてて戦闘区域に遭遇したから召喚していい?”と書いただけだったのに。まぁ、了承を得たからボクはさっそく区域に入ろうとしかけて、召喚できるのが入る前だと気付いたのは出てきたモニターの下の方に召喚可能フレンドと表記が増えていたから。そして、そこに触れるとカズ達の名前が並んで、〇がその名前の横に追加されたから多分召喚出来るようになったという意味だと思う……


 『おにいさん大丈夫……?』

 「友達呼んだから多分。……君はここで待っててね」

 『うん……』


 泣いてた子は多分幽霊だけどさすがに戦う場所には連れていかない。なんとなく、連れていっちゃいけない気がしたから。そして、意を決して区域に足を踏み入れた瞬間、ボクの横にカズ達3人が現れたからボクの思ったことは正解だったんだと思う。


 「うわ、なにあのグロいの」

 「多分倒さないと進めなさそうだったから呼んだんだけど……言っとけばよかったね」

 「人型かぁ……とりあえずヒカタはサポート頼んだ」


 そういえばカズ達がちゃんと戦うのそんなに見たことないと思い出しつつボクはさっそくカズに攻撃薬を投げつけるのだった。


ちなみに、戦闘区域に入る前にちゃんと設定してないと1人で戦わないといけなくなる。

あとケモノとは言ったが獣要素はほぼほぼないです。むしろ突然のホラゲー気分

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