表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
28/121

27:採掘依頼後といざ鍛冶作業

採掘をしてもらって、鍛冶を習う話


 ――第3の街、サーディにある鍛冶場で採掘の依頼をしたボクは、ちょうどいい時間だったということもあり、一度ゲームからログアウトをしてお昼ご飯を食べ、隆和と電話をしていた。


 『へぇ、じゃあこれから鍛冶を試すのか』

 「うん。なんか鍛冶場の長男さんが教えてくれるって」

 『あー……確かにそれがいいかもな。俺はやったことないからよく知らんけど、まぁまぁ難しいらしいとは聞いたことあるからとりあえず目には気をつけろよ』

 「わかった」


 その後、もう2,3言葉を交わして電話を切ったボクは時間を確認してから再びゲームにログインをすると山門の方から歩いてくる鍛冶場の次男さんが見え、タイミングがよかったことを認識しつつ、ボクは鍛冶場に向かった。その時少しだけあの鍛冶場への道を行けるか不安にはなったけどそれは問題がなく……あっさりと鍛冶場の前へと出れたのだった。


 『あ、お客人。いいタイミングに来たな』

 「そうみたいで……」


 鍛冶場前でちょうど鍛冶場に戻ろうとしていた次男さんがいて、そんな感じで一緒に鍛冶場に入ることになり、ログアウト前ぶりに鍛冶場へと足を踏み入れることとなった。まぁ、どのみち鍛冶場には入ることにはなっていたけど


 『兄貴、戻ったついでにお客人連れてきた』

 『おかえり、それとお待ちしていましたお客人』


 これから、採掘してもらった石の確認をして、使えそうなものがあったら素材にして鍛冶を教えてもらうという流れというか予定になっていて。だからボクはちょっとだけ楽しみになっていた。


 『これが、お客人の依頼で採掘をしてきた結果です』


 そう長男さんが言って差し出された紙には【玉鋼】×3、【鉄】×18、【銅】×21、【水精石(すいせいいし)】×5、【火精石(かせいいし)】×4、【風精石(ふうせいいし)】×2と言う風に書かれていた。

 うち、武器に加工できるのが【玉鋼】【鉄】【銅】で、他の【水精石】【火精石】【風精石】は武器や防具に追加の効果を付けるときに使うものらしい。


 『ではお客人、何か作りたいものとかはありますか?』

 「作りたいの……あ、お鍋作りたい」


 正確に言えばお料理セットを作りたいということを長男さんに伝えれば彼は一瞬、目を瞬かせてとても笑った。


 『なるほど、では他に作りたい武器はありますか?』

 「武器……なら友達に剣作りたい」


 カズの武器は確か剣だった気がするし、そのことも伝えれば長男さんはわかりましたと頷き、いくつか提案をしてきた


 『まずは調理器具を作ってみましょう。装備の方は大丈夫ですか?』

 「あ、ちょっと待って」


 確か耐火のゴーグルがあったはずと思い、装備画面で非表示になっている部分を軽くタッチすればボクの目元にそのゴーグルが現れた。


 『耐火のゴーグルですか……それに耐火のグローブ……ただ、エプロンの方は変えた方がよさそうですね』


 そう言って長男さんが差し出してくれたのは【防火のエプロン】だった。


 『これを使ってください』

 「ありがとうございます……これいいなぁ……」

 『これは山門通りにある買取所の向かいに服屋があり、そこで購入可能ですよ』

 「なるほど、あとで買いに行こうかな……」


 とりあえず借り物の防火のエプロンを装備したボクはさっそく長男さんから鍛冶のやり方とかを教えてもらっていた。銅と鉄で鍋を作って、包丁を作って、それから……


 《クエスト:相槌が発見されました。受注しますか?》


 そんなクエストが出てきたのは、玉鋼でカズにあげる為の剣を作ろうという段階になったときのことだった。


ヒカタの装備、防水のエプロンはもちろん家事用で、一応エプロンシリーズはこの2種類だけ。

そしてクエストが出てきた理由は剣だったらありかなって思ったので!


なお、採掘で玉鋼はちょっと出にくいよって感じのレア度です

ついでに各属性石で一番出にくいのは土の属性石だったりする


評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ