表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
27/121

26:サーディにある鍛冶場は

ちょっとだけ隠し通路の先にあるという話。


 ――学校が休みの今日、ボクの1日は朝ごはんを食べてからのゲームで始まる。


 『ほう、なら鍛冶も出来るんだな?』

 「多分?」


 街を探検して、紹介所に行って教えられたのが、この街が鉱石を採掘したりすることがメインの産業で、その過程で鍛冶をする人も集まっているんだとかそういうことで。


 『ところであんたは採掘は出来るのか?』

 「スキルが必要なら多分できない」

 『そうか……なら鉱石屋で買うか、鍛冶場で採掘を依頼するしかないな』

 「鍛冶場で依頼……?」


 目の前にいるおじさんが言うには、このサーディにある鍛冶場は家族が経営をしていて、長男だけが鍛冶を行っていて、その下の兄弟達が採掘を行っているらしく、その人達に頼むことができるんだとか。


 「覚えておく」

 『おう、そして納品とかもしてくれ』


 そんなやりとりをして、紹介所を出たのは1時間くらい前のことで、ボクは今現在……教えてもらった鍛冶場に行こうとして道に迷っていた。


 「街の北西部分って聞いたんだけどなぁ……」


 このサーディで、紹介所は街の東側、正門は西側、南側には治療院があって、北側には山門があるということは昨日の時点で把握していた。そして、山門のすぐ横には鉱石の鑑定所が、そのさらに横には鉱石の買取所があることもマップで確認してる。


 「ていうか奥に行く道、どこ……」


 そう、そこが一番の問題だった。噂では鑑定所の裏に鉱石屋があって、その横に鍛冶場があるみたいだけどその裏に入る為の道がボクには見えなくて、ちょっとだけ途方に暮れていた。


 『そこの人、どうしたんだ?』

 「えっと……」


 セーフティゾーンの大樹の根元には座るところがあり、ボクはそこで北西の方を見て座っていたら見知らぬ人がボクに話しかけてきて……多分、NPCだ。

 プレイヤーではないことを認識したボクは、その人に行きたい場所のことを躊躇いもなく話して……その人から返ってきた答えは。


 『あぁ、その鍛冶場ってオレの家だわ。よかったら案内してやろうか?』

 「問題ないならお願いします」

 『おう。こっちだ』


 そう手を引かれた先、導かれたのは鑑定所と買取所の間で、人ひとり通れそうにも見えないはずのその小道にするりと身を滑らせて彼は前を行く。そして手を引かれたボクの身体もその小道を通り抜けて……目の前には、モクモクと煙をあげている煙突のある建物が突然現れたのだった。


 「ここが鍛冶場……?」

 『そうそう。で、君の横にあるのが鉱石屋な』

 「あの、採掘を頼むはどうしたら?」

 『それなら鍛冶場に兄貴がいるから依頼してくれればいいよ』


 その人が言うには、採掘の依頼は鍛冶場の現長であるこの家の長男に採掘についての話をしてからことが進むらしい。


 『今なら多分休憩中だろうし。採掘を頼むなら早めの方がいいぞ』

 「わかりました」


 それから、無事にこの鍛冶場の責任者である長男さんと会えて、採掘の依頼をしたら契約したのはボクをこの場に連れてきてくれた人で。どうやらこの人は次男らしい。

 なお、採掘の終わりはリアルで3時間後くらいとのことだった。


採掘依頼は1時間で100コインを目安に深さや時間で代金が変わる仕様。

紹介所での納品については、一応いろいろと素材を求めている依頼があるんだよということで。

(ただし、ヒカタは納品してほしいという言葉をすぐ忘れていたりする)


ついでに、鉱石屋で買うよりランダム要素のある採掘依頼の方がうまみがあることもある。


評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ