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90話 ピエロ

 ザックウォンパーまで残り三キロほどの地点で車を降りた三人はインカムを耳に付け行動を開始する。道路以外辺り一面荒野で何も無い事を確認したブレイディアはラグナの方を向く。


「ラグナ君、確かあの状態ならうるさい場所でない限り半径二、三キロくらいまではギリギリ音を探れるんだよね?」


「ええ、なんとか」


「負担をかけて申し訳ないんだけどお願いできるかな」


「わかりました。任せてください」


 ラグナが二人から少し離れた場所で立ち止まり深呼吸し始めたのを見てクロームは首をひねりながらブレイディアに問いかける。


「あ、あの……これはいったい……」


「『月光』で聴覚を強化したラグナ君にザックウォンパーの状況を探ってもらおうとしてるんです」


「え、ええ!? こ、こんな離れた場所からですか!? い、いくらなんでもちょっと無理があるんじゃ……」


「確かに、私たちのような普通の『月詠』には無理でしょうね。でも出来るんですよ、彼には。……始まるようなので今から会話は無しでお願いします」


「わ、わかりました」


 ブレイディアとクロームはラグナの様子を静かに窺うことにした。



 意識を集中させたラグナの両目が真紅に染まりその全身から膨大な量の銀色の光が放たれ始めた。


(――これだけ離れていれば『月光』の光で敵に気づかれることはないはず。大丈夫だ、意識を集中させろ)


 両目を閉じ数キロ先にある廃村に意識を集中させる。するとその両耳に膨大な情報が音として流れ込んできた。その中から不必要な風の音や風で物が転がる音などの雑音を取り除き人の呼吸音、気配が無いかを確認する。しかし――。


(……おかしい……)


 眉間にシワを寄せたラグナはしばらく様子を探った後、『月光』を解除しその両目から赤い光も消える。そしてブレイディアとクロームの方を向いた。


「ラグナ君、大丈夫? 疲れてない?」


「ええ、大丈夫です。長時間はきついですけど短時間なら問題ないです。でも……あの……すみません。人の呼吸音や気配の類は見つけられませんでした」


「え? まったく?」


「はい。注意して探ってみたんですが……」


 ラグナの報告を受けたブレイディアは顎に手を当てて考え始める。


「……妙だね。うるさい場所とかならともかく、こんな静かな場所でラグナ君が呼吸音や生き物の気配をまったく感じ取れないなんて。前に何度も実験したけど数キロ以内なら建物の中だってある程度音を聞き分けられてたのに……」


 ブレイディアの話を聞いていたラグナは青い顔で自身の想像を口にする。


「あの……こんなこと想像したくないんですが……子供たちはもうどこかの実験施設に連れてかれてしまったんじゃ……」


「まだ結論を出すのは早いよラグナ君。そもそもそのピエロが『ラクロアの月』に関係してるって決まったわけじゃないんだから。まあ関係してないってことが確定したわけじゃないからその可能性も否定はできないけどね。とにかくザックウォンパーに向かってみようか。何か痕跡を見つけられるかもしれないし」


「はい……。でも、念のために車で行くのはやめませんか? もしかしたら俺が聞き逃しているだけで敵がどこかに潜伏しているかもしれませんし。車の音で気づかれるかも……」


「オッケー、ザックウォンパーには念のために走って行こうか。でもあと二キロくらいは車で行こう。それで到着した場所でまた探ってみてくれる?」


「わかりました」


「もしその地点でなんの音も聞こえなかった場合は作戦を変更します。それとクロームさんも一緒に探索に協力していただけますか?」


「りょ、了解です」


 その後、別動隊や移送役に現状報告したのち三人は目的地まであと一キロほどの地点まで車で行き再びラグナは気配を探った。しかし結果は変わらず、確定したわけでは無いもののブレイディアはザックウォンパーにはすでに人がいないのではないかと推察し移送部隊や別動隊に通信を送る。その後注意しつつも騎士一行は進みとうとう件の廃村にたどり着く。


 移送部隊は村の入口で待機させ別動隊に廃村の内部と外部の調査を指示し、ラグナ達一行は内部を調査することになった。廃墟と化した木造の建造物を手分けして一つずつ調べたがやはり子供たちは見つからない。代わりに謎の黒い染みのようなものが大量に床や壁についているのを見つけたが、子供たちの安否を考えるとそれがなんなのか考察している余裕など少年にはなかった。


 そして探索の結果、外に出た三人。その中の一人、ラグナは悲し気に呟く。


「……やっぱり見つかりませんね……」


「そうだね……。ってゆーかあの建物のホコリを見るに最近誰かが建物に入った形跡すらないんだよね。……クロームさん、ピエロがここを拠点にしてたのは間違いないんですよね?」


「え、ええ。ぴ、ピエロの車を、つ、追跡したドローンがここに入って行くのを目撃しているので間違いないと思うんですが……す、すみません……ほ、本来なら内部の調査もその時するべきだったのですが、き、気づかれるおそれがあったためあまり接近出来なかったのです……い、言い訳になってしまうのですが……こ、この廃村の近辺に来たあたりからピエロの警戒が強くなりまして……こ、これ以上の追跡は困難と判断され途中で断念しました……ふ、不確かな情報で振り回してしまい、ほ、本当に申し訳ありませんでした」


「いえ、警戒が強まった時点でこの廃村が拠点であると推察してもおかしくはありません。それに気づかれて拠点を変えられでもしたら厄介ですからね。騎士を現場に急行させられない以上妥当な判断かと」


「そ、そう仰っていただけると助かります……あ……そ、そういえば……」


 クロームの何かに気づいたような声を聞きブレイディアが首を傾げながら問いかけた。


「どうかしたんですか?」


「じ、実はこのさらに十キロほど東にザックウォンパーで起きた事件の煽りを受けて廃業になった大きな遊園地がありまして……か、確証はありませんが……も、もしかしたらピエロはこの村を通り過ぎてそこに向かったのかもしれません」


 その話を聞いたブレイディアはラグナの方を向く。


「大型遊園地の廃墟か……まあ隠れるにはうってつけの場所ではあるね。手がかりは無いし、そこに賭けてみようか。ラグナ君、悪いんだけどもう一回探ってみてくれる?」


「わかりました。やってみます」


 各部隊に廃村から東に五キロほどの場所で待機するよう指示を送った後、ラグナ達は待機部隊からさらに東に二キロほど車で向かう。目的地まで残りおよそ三キロ地点で再び先ほど二回繰り返した行為を行った。すると――。


「――い、います! 声の響き具合からしてどこか建物の中にいるみたいですけど、大きな泣き声や複数の呼吸音が聞こえます! 間違いなく子供の声ですよ!」


「子供の様子とかはわかる? 息が荒いとか咳をしているとか」


「……いえ、そういうものは特別聞こえないです。もう少し近づけばもっと正確に聞き取れるかもしれないんですけど……」


「そっか。まあ直接見ないと正確に判断は出来ないしとにかく急いで行こう。時間が惜しい。ただ警戒は怠らずにね」


 報告を聞いたブレイディアは待機している部隊の騎士たちに子供を東にある廃遊園地で見つけたことをインカムで伝え次の指示をする。内容は――移送役と救護役は敵から発見されぬように遊園地からある程度離れた場所でそのまま待機し、指示がありしだいすぐに駆けつけること。実行部隊は案内役の先導を受け、これより車を置き散開しながら廃遊園地の四方を取り囲むように分かれて進み目的地到着までの約五百メートル地点で待機すること。無論発光し目立つため『月光』の使用は禁じた。


 指示を終えると二人は瞬く間に一キロを走破するが――。


「――ラグナ君、ちょっと待って」


「――え?」


 ブレイディアの突然の制止に驚きながらブレーキをかけ止まるも、すぐになぜ彼女が自身を止めたのか理解する。荒い息を吐きながら汗だくで追いかけてくるクロームは二人が止まったことでようやく追いついたのだ。そして余裕そうな二人とは対照的にぜえぜえと息を切らしながら謝罪する。


「も、申し訳ありません……わ、私では……お、お二人についていくことが出来なさそうです……あ、案内役にもかかわらず、も、申し訳ありません……」


 クロームの状態を見たブレイディアはその醜態を気にした様子も無く即座に返答する。


「いえ、お気になさらず。どのみち廃遊園地まで残り五百メートル地点で案内役には残ってもらうつもりでしたから。では当初の予定通り子供たちの救出は我々が行います。申し訳ないのですがクロームさんはここで待機を」


「は、はい……ほ、本当にすみません……」


「いいえ、お気になさらず。案内ご苦労様でした。後は我々にお任せください」


 ブレイディアの言葉に同調するようにラグナも頷く。


「必ず子供たちは救出しますから待っていてください。それと、ブルーエイスの騎士団支部の皆さんの為にも精一杯戦います」


「は、はい。よ、よろしくお願いします」


 嬉しそうなクロームを見たラグナとブレイディアは互いに頷き合うと、彼を残し先を急いだ。



 そしてブレイディアたちは廃遊園地まで残り五百メートルほどの場所にたどり着いた。


「――ラグナ君、どの辺から声は響いていた?」


「……おそらくこの遊園地の一番東の、奥の建物です。そこに子供たちは幽閉されていると思います」


「……さっき探った時、他の声や音は聞こえた?」


「……いえ、子供の声だけです。犯人らしき人物の気配はありませんんでした」


「……妙だね」


「……もしかして……罠、でしょうか」


「……かもね。ただ本当に出かけているって可能性もある。だとしたらチャンスだよ。それに子供たちの状態がわからない以上救出は急いだ方がいい」


「作戦続行、ってことですね」


「そういうことになるね」


 ブレイディアは事前に指示した作戦通り待機していた別動隊の騎士たちに連絡し子供たちが遊園地の最も東に位置する建物に幽閉されていることを伝え作戦開始の準備をする。


「それじゃあ行きましょうブレイディアさん。……ブレイディアさん?」


 耳に付けていたインカムの状態を確認したラグナは作戦の開始を求めるも、なぜか考え込み始めたブレイディアに向かって首を傾げる。


「……どうかしたんですか?」


「……ううん。ちょっと不測の事態に備えておこうかなって思ってね」


 ブレイディアは待機している移送役と救護役の騎士たちにメールで何かの指示を出した後、デバイスをしまう。


「……よし、それじゃあ行こうか。こういう場合本来ならこのまま『月光』は消していくものだけど、監視カメラや特定の術なんかで遊園地内部や周辺を見張られてる可能性がある。だから見つかることを想定に入れてそのうえで『月光』を使ってとにかく早く子供たちのもとにたどり着く。敵が気づいたとしても子供たちの確保が出来るようにとにかく早く駆け抜けよう」


「時間との勝負ってことですね」


「そゆこと。それじゃあ行くよ。みんな準備はいいね――作戦開始!」


 ブレイディアは別動隊に作戦開始の声をかけると行動を開始する。光を纏った騎士たちは全速力で廃遊園地まで駆けた。観覧車などの一部の大型アトラクションを除き周囲に見えないように高い塀で囲い込まれた廃遊園地が間近に迫り緊張が走る。




ブレイディアはラグナと共に素早く門の中に入ると足音を立てずに遊園地の中に侵入した。別動隊も他の地点から侵入し別のルートでラグナ達から見て最も東にあると思われる建物を目指す。その後入った時と同じように音を殺して走り声のする遊技場と思われる建物にたどり着く。


 だが最初にたどり着いた騎士はブレイディアとラグナの二人だけだった。他の騎士がなぜ来ないのか気にはなったものの雑念を振り切ると急ぎ扉を蹴破り中に侵入する。部屋には子供たちの鳴き声が木霊していたが――。


「……嘘でしょ……これって……」


「……そんな……」


 ――それは子供達の肉声ではなく複数台置かれたカセットテープによるものだった。そして呆然自失状態の二人に追い打ちをかけるように遊技場のスピーカーから声が響く。


『アハハハハ! ざ~ねんでしたぁ~! キャハハハハハハ! 子供たちはそこにはいないよぉ~ん!』


 突然遊技場の明かりが点いたため二人は立ち止まり辺りを警戒する。すると、遊技場の上部に取り付けられていた巨大なモニターに電源が入り子供をさらったとされる不気味なピエロマスクの人物が映し出された。と同時に遊園地全体に電気が入り辺りを照らし始める。そしてピエロは侵入者二人に対して陽気に話しかけ始めた。


『――いらっしゃーい。当遊園地へようこそ。歓迎するよラグナ・グランウッド君にブレイディア・ブラッドレディスさん』


 ボイスチェンジャーを通して喋っているのかは定かではないが、それに近い女性か男性かわからないような甲高い声で陽気に話しかけてくるピエロに困惑する二人。しかし道化はそんなことなどお構いなしに喋り続ける。


『いやー見事にひっかかってくれて嬉しいよぉ。思惑通りに進むって言うのはなかなかどうして気持ちいいもんだにゃ~』


 小馬鹿にするように言うピエロの言葉を聞きブレイディアは眉をひそめた。


(……罠だったってこと……? ……でもどうしてここまで的確に罠を張れたの……ラグナ君の能力を知っていなければ子供の声を使っておびき寄せるなんて罠を張れるはずが……)


 疑問に思うブレイディアをよそにピエロは話し続ける。


『とりあえず前方にあるインカムを耳に付けてくれるかな? それと携帯型のデバイスもね。ちなみに青がラグナ君、赤がブレイディアさんのだよ。今付けているインカムとは反対のお耳に付けてね』


 ラグナとブレイディアは施設の前にあった小型の台の上に置かれた青と赤のインカムと青と赤の小型タブレットを見つけるも、当然と言えば当然だが警戒心が働き動かない。そんな二人に痺れを切らしたピエロはため息をついた後、呟く。


『警戒するのはわかるけど指示通りに動いてくれるかな? じゃないと子供たちがどんな目に遭うかわからないよ?』


 その言葉を聞いたラグナは表情を歪めるとモニターを見たまま呟く。


「……ブレイディアさん」


「……そうだね。ここは指示に従うしかないみたい」


 二人はピエロに指示された別のものを反対の耳に付け同じようにデバイスも手に取る。すると耳に付けたインカムから直接ピエロの声が響いた。


『これでいつでもお話出来るね。いやぁ、実を言うと君達とこうやってお話をするの楽しみだったんだ』


 それを聞いたブレイディア挑発するように言い放つ。


「……残念だけどお話しする余裕なんてアンタには無いと思うよ。外が暗いのにこんな盛大に電気を入れたら周りに気づかれるって思わないわけ? 言っとくけど外には私たちの仲間が待機してるんだよ。遊園地の異常に今ので仲間が確実に気づいたよ」


『――そうだねぇ。でもさ……君たちはまだ子供たちを保護出来てないよねぇ。そんな状態で仲間をこの中に入れちゃって大丈夫? ボクの機嫌を損ねちゃうんじゃないかなぁ。そうなると子供たちは……ウフフフ』


「…………」


 二人はその言葉を聞き歯噛みする。直後、ブレイディアの耳に待機していた騎士から通信が入った。


『――副団長。突然施設に電源が入ったのですが何かあったのでしょうか?』


「…………」


『……副団長?』


「……なんでもないよ。この電気は私たちが入れたものなんだ。ラグナ君が聞いた声の正体はただの風の音だったみたい。……それからさらに捜索した結果、犯人の姿は依然として発見できていないうえに子供たちの姿も見つからない。だから施設の電源を入れたの。暗すぎて細部まで捜索できそうになかったから。ごめんね、やる前に連絡を入れるべきだった」


『そう……だったのですか。わかりました。では我々も中に入り捜索に当たります』


「いや、大丈夫。中は私たちだけで十分だよ。それより貴方達は外部を見張っててほしい。もしかしたら犯人が戻ってくるかもしれないからさ」


「そうですか……了解しました」


 不審そうな声をあげていたものの、上司の言葉だったからなのか大人しく引き下がった騎士はそのまま通信を切った。一部始終を聞いていたピエロは満足げに手を叩く。 


『お利口さんさんだねブレイディアさん。あ、そうそう言い忘れてたけど、ちなみに君達と一緒に入って来た騎士たちはすでに全滅してるから助けを求めても無駄だよん』


「ッ!」


「ッ!」


 二人は味方が全滅したと聞き思わず表情を歪めてしまう。


(……味方……しかも私が厳選した精鋭部隊があの短時間に全滅……それにこいつ……)


 まるで自分たちの作戦を見抜いているかのようなピエロの言葉にブレイディアは思わず眉をひそめる。


『実行部隊は君達とその他少数精鋭だけっていうのも悪くない考えだったと思うよ。実際他の騎士たちと比べると精鋭部隊や君達二人は段違いに速いし強い。仮にバレても子供たちの位置さえわかっているなら制圧は可能だったろう――普通の誘拐事件だったらね。でも残念、今回は相手が悪かった』


(……子供の声を使った罠といい……今の話といい……もしかして私たちの情報が漏れてる……? ……でもこいつ……いったいどこから情報を……)


 ブレイディアが歯噛みしているとピエロは愉快そうに続けた。


『まあでも定期連絡が無いと流石に外の騎士も異常に気付くと思うし時々ボクの指示した時だけ適当な報告は入れてもらおうかな。だから君たちのインカムはポケットにでも入れておいてよ。指揮官のブレイディアさんには時々連絡させてあげるから』


 二人は指示された通り最初に付けていたインカムをポケットにしまった。


『……さ、それじゃあ始めようか』


「……何を始めようって言うの」


『ちょっとしたゲームだよ。楽しい楽しいゲーム。そのために子供たちを誘拐したんだ。君たちも楽しんでくれると嬉しいなぁ』 

 

 不気味なピエロの声を聞きながら二人は身構える。


 予想だにしていなかった最悪なゲームが始まろうとしていた。 

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