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乙女の召喚に巻き込まれただけです!  作者: 浦 かすみ


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24/94

緊迫の中…

突然登場です

誤字修正しています



 メイドはヴィオ様に姫様をお預けしてから、話し出した。


「先程、エミリアーナ姫様のお手洗いに付き添って帰ってきたら、廊下の突当りであの女の子に『このまま戻らずアオイの所に行け、三人は必ず守るから』と言われて、あの……言われたままこちらに来たのですが、どうしましょうか?」


 するとまたドアがノックされた。


 昨日トイレで悲鳴を上げた、メイドのユリアンが走ってきたようでハァハァ息を切らしながら頭を下げた。


「失礼します、ヴェルヘイム様にザック君から『もしもし』?とかいうのが聞こえてきたとかで、至急エフェルカリードを連れて来てくれ、と頼まれまして」


 ユリアンは先ほど、茶菓子の追加を頼んで調理場にお使いにやっていたのだった。その途中でヴェルヘイム様から言付かったのだろう。


 もしもしって、もしもしテレフォン?カデちゃんと顔を見合わせた。


 嫌な予感がする……


 急いでヴェルヘイム様の居る第三騎士団へ移動する。カデちゃん大丈夫かな?すでにめっちゃ息切れしてるんだけど。なるべく上品に小走りしてきたんだけど、歩くの早すぎたかな。


 そして騎士団詰所に着いた。遥か後ろにはヴィオ様のお姿が……本当に相当な反射能力が低いお体なのね。


「カデちゃん!」


「ヴェル君……お仕事、はぁ……中っすみません、今、ザック君からもしもし……でご連絡が入ったと聞いてっ」


 息切れ中のカデちゃんの背中を思わず摩る。


 大丈夫かしら?


 ヴェルヘイム様は困ったような、迷っているような顔をされている。


「うん、それが要領を得ないんだ。何と言ってもザックはまだ七才だし『エフェルカリードを剣にしろって言われてどうしたらいいか分からない。エフェルカリードはダメだって怒る』とか泣いてばかりで、よく分からない。一緒のリューに聞いても同じく泣いてばかり、そもそもエフェルカリードはアオイ達と一緒ではないのだな?」


 本当だ……確かによく分からない。


 カデちゃんがオロオロしている。


「な、泣いているの?どこかで怪我をされたのでしょうか?」


「ザックとリューは大丈夫だろう。怪我の心配はない、ただ問題はリヴァイス殿下もご一緒だという事だ。あいつらが一緒なら、まず殿下に命の危険はないはずだが」


 うん……チビッ子とはいえ、ある意味最強の二人が緑豆の護衛だもんね、そこは大丈夫だろう。


 他の騎士団の方々の何となく余裕な雰囲気は、それが原因だろう。ただやっぱり子供達だけっていうのが……あら?確か……


「あの、うちのジーパス君が護衛についていたと思うのですが、一緒では?」


 ジーパス君とは……冒険者ギルドでカード制作時について来てくれた長身で茶髪のカッコいい護衛君のことだ。


 ヴェルヘイム様が眉根を寄せた。


「本当か?だったら子供達も、もう少し落ち着いて、そのジーパス殿に説明させたりするはずだな」


「大変です!閣下っ!」


 そこへ別の団員の方が飛び込んで来た。すごく慌てていらっしゃる。


「庭の!奥庭の草場に……メイド一名とナジャガルの護衛の方一名が負傷されて瀕死です!」


 団員の方が言い終る前に、ヴェルヘイム様は居なくなった。


 文字通り消えた!ええ!?と、思っているとすぐに現れて、両腕にメイドの方とジーパス君を抱えている。


 ぎゃああ!?ジーパス君、血だらけじゃないの!?


「ジーパス君!?」


 寝かされたジーパス君の顔色は真っ白だ。


すると今、走り込んで来たばかりのヴィオ様が、ヨタ付きながらメイドの子に近付いて叫んだ。


「だいじょう……ぶっよっ!たすかりま……ゲホッ!カデ……ち、治療をっゴホッ!」


 ヴィオ様の方が大丈夫じゃない気もしたが、シュテイントハラルの王族ふたりがいるのだ。


 皆がふたりに注目する。


 ヴィオ様は、はぁぜぃと息をまだ乱されていらっしゃったが、なんとか手を倒れたメイドにかざした。


 カデちゃんもジーパス君に手をかざしている。


 すると眩しい光と共に、虹色の魔力(私にも見える)が辺りを包み、温かい色の膜のようなものが倒れたふたりの体を覆っている。


「少しお待ちください、すぐ回復しますから」


 すぐ?カデちゃんの言葉にぎょっとした。


 血だらけでお腹から出血がすごかったけど、ジーパス君は見る見るうちに顔色が良くなってきた。


 そしてパチッと目を開けた!?うそっ!?


 薄い膜はパチンとはじけて消えた。


 ジーパス君はキョトンとして一度こちらを見た後に、ルヴィオリーナ様を見て顔色を変えた。


「妃殿下!申し訳ありませんっ私が付いていながら」


ジーパス君はジャンピング土下座をした。


 どうしたの?何があったの、ジーパス君?


 私は思わず土下座中のジーパス君の体を支えた。


 メイドの女の子がワッと泣き出しながら、話し出した。


 こちらの女の子も大丈夫かな?


「ご、ごえ……護衛のっをひっーく、ゴホゴホッ」


 メイドの子はまともに喋れそうにない。


 ヴィオ様が背中を摩っている。


 魔力を少し分けていらっしゃるようだ。さすが治療術士……話をジーパス君が引き継いでくれるようだ。


「殿下付の護衛のグレイモア殿が突然、殿下を(さら)ったのです。私とそこのメイドとザック君達とで後を追いました。正直、ザック君達の方が早くて、私が追いついた時はザック君とリュー君ふたりで、グレイモア殿と対峙しておりました」


 すごいね……さすがデッケルハインのチビッ子達。護衛より役に立つ。で、どうなった?


「グレイモア殿が殿下に小刀を突きつけながら、勇者の剣を持って来いと言いました。それがエフェルカリードが先ほどまで居たのですが……その、いなくなっていて、グレイモア殿も戸惑っているようで、その隙をついて私が殿下を取り戻そうと、グレイモア殿の懐に飛び込んだのですが、あちらの方が腕前が上で不覚にも一太刀受けてしまいました。その後、エフェルカリードが現れて『手出しはするな!付いて行くからリョクトーは離せ』とかなんとか言っていて、私はそこで意識を落としてしまいました。申し訳ありません」


 リョクトー、緑豆ね。エフェルカリード、また勝手にあだ名で呼んでいるわね。ツッコむどころの騒ぎではないけれど。


そうすると、今度はやっと落ち着いたのかメイドの子が話し始めた。


「その後に私もようやく追いついて、倒れている彼を見て、悲鳴を上げそうになったところへ、恐らくグレイモア様に切られたのではないかと迫ってくるグレイモア様のお顔くらいしか記憶に無くって」


 そりゃ瞬き一つで目の間に飛んでくる剣士なんて、肉眼で見えるわけないもの、怖かったわね。よく頑張ったよ、ふたり共。


「二人の話を総合すると、グレイモアが殿下を人質にエフェルカリードを連れて行った、で間違いないな。そしてうちのチビ共が対峙しながら後を追っている。というか四人とも人質?か。なんとかしないか、情けない」


 いやいやいや?ヴェルヘイム様。もしもし親御さん?


 いくらなんでも六才と七才に、殿下が人質にされているのに上手く立ち回れって、さあ?普通は上手くは出来ませんよ。


「とにかく後を追おう、もう一度ザックに連絡を取ってみる。……ザック落ち着いたか?事情は話せるか?そうかうん、今近くには殿下達はいないのか?うん、うん、そうか偉いぞ。場所は分かるか?うん、どこの路地だ?よし、そのまま後を付いて行け、油断はするな。仲間がいるかもしれん。危なくなったら大声を出せ、いいな」


 どう?内容の断片から、後を追いかけてる様子は分かるけど、大丈夫かしら?


「今、バットリラ市場の裏路地辺りだそうです。殿下を人質にされ、エフェルカリードと三人で間合いを取ってグレイモアについて行っている状態だそうです。すぐに参ります!」


 すると突然、目の前にナッシュ様とルーイドリヒト国王殿下が現れた!


 び、びっくりした……


「いや急にすまん、エフェルカリードから念話で話しかけられてな。早く来て!とかばかりで要領を得んので、何かあったのか?」


 な?ネンワ?が何かは分からないが、これはっ!助っ人が増えたね!人助けだよっSSS様っ!私は簡潔にチビッ子達の危機だ!と言った。ナッシュ様はすぐに緊急性を理解されて、すぐ私の傍に来た。


 そして、ヴェルヘイム様が意識をザック君に向ける。移動中の相手の近くに転移をするのは難しいので、取り敢えず市場の裏路地に転移するらしい。


 私もナッシュ様とヴェルヘイム様の転移について行く。カデちゃんはヴェルヘイム様に背負われている。乙女の恥ですっ!と嘆いていたが、カデちゃんが走るよりは早いから最善の方法だと思う。


「私達は後からすぐ参る!早う行ってリヴァイスを助けてやってくれ!」


 ルーイドリヒト国王陛下に頼まれた!よーしっ行くぞーーっ!


 転移魔法で一瞬で、路地裏らしき所に居た。


「あっちです!」


 カデちゃんがそう叫んだ!


 私は足に風魔法と重力無効魔法をかける。弾丸のように飛び出したナッシュ様とヴェルヘイム様について行く。


 きっつーーー!?最大限魔法効かせても、ガンガンふたりに離されて行く。


その時、路地裏の角から誰か歩いてきて当たりそうになった。  


 危ないっ!?と思った時フワッと体が浮いて、当たりそうになった人の前に綺麗に着地することができた。


「こんな路地裏で凄い魔法を使っている人達がいるなぁと思ったけど、何かあったの?」


え……この声?顔を上げて声の主を見て驚愕した。


「ナッシュ様」


「え?」


 思わずナッシュ様と呼んでしまうほど、目の前の青年は声から体型から醸し出す魔力もナッシュ様に似ていた。これで見間違うなんて思えない。


 ほらマジー様も言っていたじゃない。魔力判定で一度見て、すぐに違うと分かったとかなんとか。


「アオイ!?どうし、た?」


 そこへナッシュ様が飛び込んで来られた。


お互いにナッシュ様と、弟?は驚愕の表情のまま、見つめ合っていたがナッシュ様がすぐに表情を変えられた。


「すまん、今は詳しく話している暇はない。王子殿下が攫われたのだ、アオイ行くぞっ!」


 ナッシュ様に一瞬で背中に背負われた。反論している時間はない!ナッシュ様はまたものすごいスピードで移動を始めた。すると……


「詳しい話は後ほどね、了解。で、王子殿下ってこの国のリヴァイス殿下?」


 横にピッタリと並走して、弟君が付いて来てるよ!?嘘ぉ!?この音速まがいの移動速度についてくるの?しかも普通に話しかけて来るしぃ!?ナッシュ様はチラリと弟君を見て、ちょっと笑ったみたい、少し肩が揺れてる。


「ああ……今、騎士団の団長と手練れが後をつけている…よしっ追いついた、あそこにいる」


 ナッシュ様と弟君は、静かにヴェルヘイム様とカデちゃんが潜む路地の隅へ着地した。


 ヴェルヘイム様とカデちゃんは振り返って私達を見てびっくりしている。


「弟さん……もう、見つかったのですね?そっくり」


 カデちゃんも見たらわかるのね!やっぱりそうよね?


 言われた弟君が息を飲んで、ナッシュ様を見ている。ナッシュ様は笑っている。


 弟君は何度か瞬きをした後、力強く頷いた。やっぱりナッシュ様の弟君だわ。絶対強いよ、この子!


「賊は今はグレイモアだけのようだ。ちょっと待て。カデちゃん、ここで待って」


 ヴェルヘイム様とナッシュ様ふたりが瞬時に姿と魔力が消え失せた。え?え?どこ行ったの?


「透過魔法と魔力遮断魔法の対魔人用の防御魔法だと、おっしゃってましたわ」


 カデちゃんの説明はよく分からないけど、すごい魔法をふたりが発動しているのだけは分かる。


 横で弟君が、すげぇ透過魔法と魔力遮断だってぇ?と、呟いている。


「あなたのお兄様ね、SSSの三人のうちの一人なんですってよ」


 これには弟君が飛び上がらんばかりに驚いている。弟君の顔が喜びに輝いている。


「あの、SSSだって?うそっ生きてる間に会えるとは思わなかった……しかも兄貴だって?」


 ああ、これは嬉しそうだな。多分冒険者をされているのよね?皆、SSSに憧れているものね。


「しっ、始まりますよ」


 カデちゃんの声に私達は前方を覗き見た。


「早く剣になれ!王子がどうなってもいいのか!?」


「お断りよっ!それよりも私だけ連れて行けばいいじゃないっ緑豆を離しなさいよ!」


「人型では魔力が使えるそうではないか!物言わぬ剣にならねば王子は渡さぬっ!」


 なるほど……人型では術を唱えられたら困るというわけか。


 すると瞬きの間にグレイモア様の後ろに、ナッシュ様が立っていた。早いっいつの間に!?


「エフェルカリード、我が手に」


 ナッシュ様は右手を差し出した。


 シャララン……と金属の擦れるような音がして、ナッシュ様の手には剣化したエフェルカリードの姿があった。


「動くな」


 エフェルカリードをグレイモアの喉元に当てて、ナッシュ様は恐ろしいほどの魔圧を放っている。


 リヴァイス殿下は素早くヴェルヘイム様に助け出されていた。


 ザック君とリュー君は座り込むとふたりは大声で泣き出した。 


 カデちゃんが転びそうになりながら、泣き叫ぶふたりの所へ駆けて行った。私も後に続いた。


「よく、頑張りましたね!偉いですよ~」


 カデちゃんに取りすがってザック君とリュー君は大泣きだ。


 私もザック君とリュー君の頭を撫でる。よしよし、偉いぞ!よく頑張った!


 そして気を失っている、緑豆ことリヴァイス殿下に近づいた。怪我はないようだね。ヴェルヘイム様は頷かれている。


 それからは大騒ぎだった。転移でやってきた国王陛下達と近衛の隊長やダヴルッティ様や入り乱れて凄かった。


 やがて引っ立てられてグレイモアが連れて行かれて、国王陛下御一行がいなくなり、私とナッシュ様とガレッシュ様とジーパス君を含む護衛の子達と、ナジャガル皇国人のみになった。


 フロックスパパの所に残りの護衛の一人は、ついて行っているらしい。


「後で詳しくと言ったけど今、聞いていい?」


 弟君(仮)が先に切り出した。彼はジッとナッシュ様を見ている。


 何を言い出すのだろう……


「SSS、トリプルスターって本当?」


 ナッシュ様はびっくりしたような顔をしている。私も驚いた、まず確認したいのがそれなの?


「あ、うん。見る?ギルドカード」


 ええ?私も見たい!確かクラスによってカードの色が違うのよね?ワクワク……


 ナッシュ様はヨジゲンポッケから取り出したカードを私達に見せた。


 に、虹色に輝いている~すごいっ!


「すげぇ!虹色のトリプルカードだっ本物?うそっすごいっ!」


 そして、カードの表面に印字されている名前を見て弟君は顔色を変えた。


「ナッシュルアン=ゾーデ=ナジャガル?うそ……だろう?ナジャガル皇国?」


 ナッシュ様は困ったような顔をされている。


「う~ん、一応そうなんだよね。と言う訳で自動的に君もナジャガルの皇子殿下になっちゃうけど、構わない?」


 何と言う緊張感のない聞き方だ!と、ナッシュ様を怒ろうとして気が付いた。


 ナッシュ様は困惑顔のままだ。まだ戸惑っているのかな、当たり前か。するとしばらく呆けたようにナッシュ様を見ていた弟君が目に涙を浮かべた。


 わわっ!?ナッシュ様泣かしちゃったわよ?ナッシュ様も慌てている。私が右とナッシュ様が左と、泣いているガレッシュ様の両サイドに立って背中を摩る。大丈夫かしら?


「おれ、おれぇ……親にすてられたと思ってた……すごく恨んでて違うの?捜してくれてた?」


 ナッシュ様がガバッと弟君を抱きしめた。


 そして頭をグリグリと撫でまわしている。ナッシュ様も泣いている。


「馬鹿だなぁ、会いたかったに決まってるだろう。心配かけやがって、捜したんだからなぁ」


 ああ、涙で前が見えないっ!化粧が崩れるけど気にしちゃいられないわ。


 ジーパス君ともう一人の護衛の子も大号泣だけど、今日はいいわよね。こんな場面で泣いたって恥ずかしいことはないわ。


「すっごい化粧ドロドロ」


 ちょっと落ち着いてきたナッシュ様が、私の顔を見て無神経なことを言った。


 言うに事欠いてなんて言い草だっ!仮にもあなたの未来の妻っ妃殿下よっ!


 私はキッと兄弟ふたりを睨みながら、MYヨジゲンポッケから取り出したハンカチと白粉で、鏡を見ながらお化粧直しをした。


「あなた達が感動の名場面を、こんな路地裏で展開するからっ思わず感涙したんでしょうよ!見なさいよっジーパス君なんてお腹切られてまだ病み上がり?なのに泣きすぎて瞼腫れまくっているじゃないっ!治療魔法は?誰か出来ないの?」


 私が捲し立てると弟君が「俺、出来るよ~」と言って、ジーパス君の瞼の腫れを治してくれた。ジーパス君は恐縮しまくりだ。


「ええっ~ガレッシュ出来るの?ってことは、視える目を持ってるのか?いいなぁ~」


「俺、結構視えるほうなんだ。だから最初に会った時もすぐ自分の身内だって分かった」


 そうだ、一つ疑問があったので、この際聞いてみよう。


「あの、視える目って自分の魔流とかも視えるものなのですか?」


 するとガレッシュ様は私を少し目を細めて見て(視て?かな)、大きく頷いた。


「鏡とか自分の姿が見える媒体なら何でも視えるよ。便利だけど、顔の周りに光の粒子みたいなのが常に視えてるから正直、鬱陶しいかな?」


 苦笑いのガレッシュ様の言葉に頷いた。


弟君は私とナッシュ様を見て、少し小首を傾げている。


「う~んと……お姉さんは変わった魔力波形の人だね?」


 私とナッシュ様を交互に見た。ナッシュ様は私を引き寄せると、来月婚姻する人と、簡潔に私を紹介した。


 弟君は嬉しそうに微笑んだ。


「じゃあ、もうすぐ義理のお姉さんだ、宜しく!ガレッシュ…、う~んと何て自己紹介したらいいのかな」


 ハッキリ言おう……弟君、君は仕草や表情、めっちゃナッシュ様に似ているぞ。


 てか、今頃気が付いた。外見は国王陛下に似ているけどこの二人、中身はクリッシュナ様に似ているんだ!




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