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僕の幼なじみは今夜も知らない誰かに抱かれる(R15版)  作者: 碗古田わん


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十九、処女喪失

挿絵(By みてみん)

 その日の放課後。

 下野(下野)(かおる)は、神谷(かみや)海斗(かいと)と一緒に下校していた。

 海斗は上機嫌で歩き、その後ろを薫が蒼ざめた顔でついて行く。

 目的地は海斗の家だ。

 海斗の家は閑静な住宅街にあり、二階建ての一軒家だった。

 神谷家に着き、海斗は鍵を使って玄関のドアを開けた。

 海斗の父と母はともに仕事で、夜遅くにしか帰ってこない。

 そのまま海斗は玄関に入った。

 しかし、薫は玄関の前で立ち竦んでしまった。

「入れよ」

 それを見て海斗は即した。

「……嫌よ」

 それに対して薫は抵抗した。

「入ったら、わたしを犯すんでしょ!?」

「ほーっ」

 ヒステリックに怒鳴った薫に、海斗は目を細めた。

「いい度胸してるじゃないか」

 そして、ポケットからスマホを取り出す。

「今すぐ、有名人にしてやってもいいんだぜ?」

 それから、昨日の動画をアップロード直前まで進んだ画面を見せつける。

「くっ!」

 薫は海斗をギッと睨みつけた。

 だが、抵抗はできない。

「ほら、入れよ」

 それを見た海斗が薫を即する。

 薫は渋々、従って玄関に入った。

 そのまま二人は二階に上がり、海斗の部屋に入った。

 ドサッと海斗はベッドに座った。

 その前には薫が立ち尽くしている。

「まず、服を脱ぎな」

「嫌よ……」

 海斗の指示に薫はまたも抵抗した。

「はっ?」

 それに海斗は片眉を跳ね上げた。

「聞こえないなぁ」

 そして、耳元に手の平を当てた。

「嫌だって、言ったの!」

 薫は大声を上げた。

「……どうやら本当に有名人になりたいみたいだな」

 再びポケットからスマホを取り出した海斗は、アップロードボタンを押そうとした。

「や、やめて!」

 それを見た薫は、慌てて金切り声を上げた。

「なら!」

 ボタンを押す手を止めた海斗は、語尾に怒気を込めた。

「さっさと脱ぎな!」

 それから、本当に怒鳴る。

「くっ……!」

 悔しさで顔をゆがめながら、薫は仕方なく服を脱ぎ始めた。

 まず、ブレザーを脱いだ薫は、それをきちんと畳んで足下に置く。

 続いてジャンパースカートの横のファスナーを下ろし、肩を抜いて足下から脱ぐ。

 それをブレザーの上に畳んでおいて、薫はブラウスのリボンを外す。

(……!)

 恥ずかしさと屈辱で、薫は頭が変になりそうだった。

 ブラウスのボタンを外すのも、ノロノロになる。

 それをニマニマといやらしい笑みを浮かべて、海斗は見ていた。

 普通ならイライラするところだが、海斗はこのストリップを楽しんでいた。

 ようやくボタンを外し終わり、薫はブラウスを脱いだ。

 それも丁寧に畳んで、ジャンパースカートの上に置く。

 白のキャミソールの裾に手を掛けた薫は、一気にめくり上げると頭から抜いた。

 それは畳まずに服の上に置いて、薫の身体を包むものは、グレーのスポーツブラと白いショーツだけになった。

「まだ、脱ぐの?」

 羞恥心で頬を朱色に染めながらも、薫は気丈夫に聞いた。

「当たり前だろう」

 さも当然とばかりに、海斗は答える。

「くっ……!」

 薫は、海斗を一瞥してから、スポーツブラのアンダーベルトに指を掛けた。

 そのまま頭から抜く。

 薫の未成長のAカップの胸が露わになる。

 目に悔し涙を溜めながら、薫は恥辱に耐えるようにギュッと瞼を閉じた。

 ショーツのサイドのゴムにゆびを掛ける。

 躊躇しながら、ゆっくりと薫はショーツを下ろした。

 まだほとんど生えていない陰毛が露わになり、続いて股間が露わになった。

 ショーツを右左の順で抜き、薫は服の山に放り投げた。

 薫は、手で胸と股間を隠しながら、耳まで熱くさせ、こみ上げる嗚咽を唇で噛んで必死に押し殺していた。

「はぁ……はぁ……はぁ……」

 初めて見る実際の女子の裸体に、海斗は目が血走り、興奮していた。

 ここまで()()()を堪能したが、もう限界だった。

 我慢できずに薫の手を取った海斗は、強引にベッドに引き寄せた。


 ♢♦♢♦♢♦


「ははっ……これで俺も童貞卒業だぜ!」

 ()()を終えて、海斗はイキった。

(わたし、処女を奪われちゃったんだ……)

 ぐったりとしながら薫は思った。

 別に初体験に幻想を抱いていた訳ではないが、それでもこんな形で失うとは夢にも思わなかった。

(きっとこれは罰だ……)

 薫は自責した。

(加藤を貶めようとした……)

 目から涙が後から後から流れて、頬を濡らした。

「ちっ……」

 シクシクと泣く薫を見て、海斗は舌打ちをした。

「これぐらいで泣いてどうするよ」

「わたしにとっては、これぐらいじゃない……」

 詰る海斗に、薫は涙ながらに反論した。

「これから陵辱の日々が待ってるんだぜ?」

 それに海斗はニヤリとあくどい笑顔を見せて応える。

「まだ続くの……?」

 薫は唖然とした。

「当たり前だろう」

 さも当然とばかりに、海斗は言い放った。

「これからおまえは、俺の肉人形だ」

 それを聞いた薫は、絶望した。

「スマホを出せよ」

 海斗の()()に、既に心が折れていた薫は素直に従った。

 のそのそと起き上がると、服の山からジャンパースカートのポケットに手を入れてスマホを取り出す。

「メッセのID、交換するぞ」

 それに従い、薫は自分のIDを画面に出した。

 海斗は読み取り画面を開いて、カメラでバーコードを読み取る。

「これから俺が呼び出したら、すぐに飛んでこい」

 海斗の言葉に、薫は力なく頷いた。

「なぁーに、悪いようにはしないさ」

 海斗は薄笑いを浮かべた。

「これは欲求不満を解消するための儀式みたいなものだ」

 そして、明らかに乗り気でない薫を誘う。

「おまえも、教室であんなことをしてたぐらいだから相当溜まってたんだろ?」

「わ、わたしは……!」

 海斗の問いに薫は反論しようとした。

「……なんでもないわ」

 だが、すぐに言葉を濁す。

(あれは()()が塚田だったから……)

 そう思って薫は気付いた。

(わたし、やっぱりまだ塚田のことが……)

 そして、初恋の男子に思いをはせる薫だった。

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