中国古代の王朝~「周王朝 春秋時代」 宰相 倒行逆施 その三十一~
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さて復讐は終わっても、伍子胥の人生はまだ終わりを迎えていない。彼の人生には、まだまだイベントが残されていた。
伍子胥は楚への復讐をもう終えたつもりであったのだろう。楚から撤退した後は、呉の発展のため闔閭と共に、内政へ尽力してゆく。伍子胥にとって闔閭という上役は得難い存在であったろう。個人的な仇への復讐と、呉を強国にして見返すという、伍子胥にとって大きな二つの思いのために国をあげてバックアップしてくれたのだから。情の厚い伍子胥としては、受けた恩を返さねば死ぬに死ねない思いだったのではないか。そのため、伍子胥はこれから呉の国力増強に傾倒を始めていく。
そんな中、闔閭は伍子胥の復讐が完遂できなかった事に、忸怩たる思いを抱いていたのかもしれない。その思いを奪った越に対して、報復する機会を伺っていたのではなかろうか。楚に対する侵攻作戦を行っていた際に火事場泥棒を働いた越の王が亡くなると、直ぐ様越に攻めいっている。この時まで本格的な侵攻を避けていた闔閭が電撃的に攻めいったのには、伍子胥の復讐を邪魔された思いが、親を追慕する子に対する嫌がらせのおもいもあったのではなかろうか。それでも、越と呉の戦力には大きな差があった。此のままいったのでは、越は呉に対して相当な痛手をくらわされるであろう。この時、越の王となった勾践と范蠡が思わぬ奇策にうって出る。范蠡が世に出る事となる戦いが幕を開ける。
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