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名前と立場
またまた名前のお話である。前話で登場した「管叔鮮」は、管の国名から始まった。このように役職や国の名前が最初につく名前も、史書には多い。
漫画判封神演技で、太公望にハリセン突っ込みしまくってた周公旦も、周公の役職にいる諱が旦という人物である。革命前は、姫旦という名前だっただろう。よって史書では、これから周公は何人もでてくる。ただし、周公旦は主人公格なので、「周公旦」は一つのワードとして捉えてしまうが。
このように人生で何回も名前が変わった人物は枚挙に暇がない。秦の根幹をつくった「商鞅」も、本来は衛の「公孫鞅」だったし、公孫が「公」の「孫」の分家だとすれば、また違う名前だったにちがいない。結局古代中国の人々は諱さえ守れれば、良かったのではないかと思っている。




