純粋な気持ちでマラソンを走る人達に申し訳ないと思いつつも書いた話
国王「今日はマラソン選手がドMなのか、それともドSなのかを話し合おうじゃないか」
クルス「…どういうことですか?」
国王「マラソンなんていうただ走るだけのなんの生産性も無いスポーツなのに、マラソン選手というのはどうしてそんな酔狂なマネを自らやろうとするのか分からなくてな…。私には彼らがドMか、もしくはドSだからそんなことをするとしか思えないのだ」
サンダー「単純に走るのが好きとかそういう理由じゃないのか?」
国王「走るのが好きとか信じられない」
クルス「走ってるときの疾走感とか、そういうのが好きなんじゃないですか?」
国王「そんな理由で自ら苦しむ行動を取るのが私には理解できなくてな…」
マリア「なんとなく国王が言わんとすることは分かりましたけど…国王が言ってることを前提とするなら彼らはドMということじゃないんですか?。自ら苦しい状況に追いやっているんですから…」
国王「そう、マリアの言う通り、自分がイジメられるのが好きなように見えるからドMという印象を覚える。しかし、逆の可能性は無いか?」
マリア「逆の可能性とは?」
国王「自分がイジメられるのが好きなのではなく、自分をイジメるのが好きだからと考えられないか?」
クルス「…つまり?」
国王「自分を苦しい立場に追いやるのが好きだから走る、という見方だ。この見方なら、イジメている対象は自分自身とは言えど、イジメるのが好き、つまりはドSという考え方ができるのでは無いか?」
クルス「なるほど。確かにそういう見方をすれば彼らはドSということになりますね。…どっちでもいいけど」
マリア「国王の言うことも一理あるわね。…どうでもいいけど」
サンダー「つまり今回はマラソン選手走る自分をイジメるのが好きなのか、自分がイジメられるのが好きなのかを話し合おうってことだな?」
国王「そういうことだ」
イナカ「わかった!!。それじゃあ早く話し合おう!!。みんなで考えればきっとすごい結論を導き出せるよ!!」
マリア「…あれ?イナカさん」
イナカ「私最近ね!話し合いたくてウズウズしてたの!。あぁぁぁ、早く話し合おう早く話し合おう早く話し合おう早く話し合おう早く話し合おう早く話し合おう早く話し合おう早く話し合おう早く話し合おう早く話し合おう早く話し合おう早く話し合おう早く話し合おう早く話し合おう早く話し合おう早く話し合おう早く話し合おう早く話し合おう早く話し合おう早く話し合おう早く話し合おう早く話し合おう早く話し合おう早く話し合おう早く話し合おう!!」
マリア「イナカさんぶっ壊れてるじゃない!?」
クルス「度重なる不満でとうとうこうなってしまったか…」
サンダー「ここまでくるともはやホラーだな」
イナカ「早く話し合おう早く話し合おう早く早く早く早く早く早く早く早く早く早く早く早く早く早く早く早くくくくくくくくくくくくくくくくくくくくくくくくくくくくくくくくくくくく」
マリア「こんなイナカさんイヤァァァァ!!!」
国王「それでマラソン選手の話なんだが…」
マリア「イナカさんスルー!?」
国王「まぁ、大丈夫だろ。次回の話には元に戻ってるだろ」
マリア「それなら良いのだけれど…」
国王「で、みんなはさっきの話を踏まえた上で、彼らはドSかドMか、どちらだと思う?」
クルス「そうですね…。国王が言ってることを踏まえると、自分に苦痛を与えることが楽しいのならS、自分が苦痛を受けて楽しいのならMということになりますね」
サンダー「結局その人次第ってことなのでは?」
国王「ううむ…我々はマラソン選手の気持ちが分からないからな…。答えを出すことはできない」
マリア「…いまさらだけど、これって重要なことなの?」
国王「重要だぞ。なぁ、大臣」
大臣「え?あ、はい、重要らしいです」
マリア「いつも見たいな国民の決定的欠陥とかは無いの?」
国王「そういうのは無いぞ。だがこれは重要な問題なのだ。最近それが気になって夜も眠れないのだ」
マリア「じゃあこれは国王の不眠を解決するために話し合ってるってことなの?」
国王「要はそういうことだな」
マリア「イナカさんが正常なら発狂しそうな理由ね」
イナカ「うへへへへへ、話し合い話し合い話し合い話し合い話し合い話し合い話し合い話し合い話し合い話し合い話し合い話し合い話し合い話し合い話し合い話し合い話し合い話し合い話し合い話し合い」
サンダー「いや、もう発狂してるぞ」
マリア「………」
クルス「それでは国王、その疑問の答えのカギであるマラソン選手の気持ちを理解するためにも、夜にジョギングをしてみませんか?」
国王「ふむ、それもいいかもしれんな。さっそく今日から始めてみよう」
そしてこの会議の日からジョギングを始めた国王は、ジョギングの疲れからぐっすり眠りにつくことが出来ましたとさ。
めでたしめでたし。
イナカ「うへ、うへ、うへへへへへ、次の話し合いはいつなのかなぁ〜」
マリア「…これ本当に次までに治るのよね?」
国王「大丈夫大丈夫」
マリア「私もこれ以上、イナカさんの代わりにツッコミ役やるの嫌よ?」
国王「だから大丈夫だって…………多分」




