新たなる脅威、四将軍現る
ここは世界の8割を支配下に置いた女帝クリミアが率いる超大国、バストロア帝国の真横に位置する小さな国、エルム…の真横にあるバストロア帝国。
今日もバストロア帝国の王宮で今後の国の意向を決める最高決定組織が集まる中央会議が開かれていた。
クリミア「それではこれより、どのようにすればショタ国王とより仲良くなれるかを話し合おうではないか」
リオ「違いますよ、クリミア様。エルム王国と和平を結ぶかどうかの会議ですよ」
彼はクリミアの補佐役のリオ。
クリミア「エルム王国と和平を結ぶということはエルム王国と仲良くなる。それすなわちショタ国王と仲良くなることと同義」
リオ「違うと思うんですけどね…」
ノイトラ「俺は反対だな。あんな小さな弱小国が我がバストロアと対等な関係など認められん。即刻攻め入って支配下に収めるべきだ」
彼はクリミア直属の四将軍の一人、武将ノイトラ。
強靭な体と屈強な身体の持ち主で武に置いて右に出るもの無しと言われている無敵の将軍。
戦場に出ればまさに一騎当千の力を発揮し、一人で国を一つ落とせるくらい強い。
だが強すぎるあまり、味方から恐れられており、彼が反乱を企て、バストロア帝国の脅威となる前に暗殺してしまおうという勢力がバストロア帝国内に現れ、夜な夜な命を狙われる生活を強いられ困っている。
好物はしいたけ。
アリス「私の愛しのクリミア様に仇なすというのですか?。それは反逆の罪で死刑ということでよろしくて?」
同じく四将軍の一人、美将アリス
美しい顔立ちと豊満な体をいかして、敵国の要人に接近し、痕跡を残さず暗殺することでこの地位まで上り詰めた暗殺のスペシャリスト。
しかし男を利用するあまり、男に見限りを付けてしまい、いまはクリミアを敬愛している。
趣味はクリミアの盗撮。
ガース「ところで…朝ごはんはまだかのう…」
同じく四将軍の一人、知将ガース。
かつては明晰な頭脳を駆使し、バストロア帝国を大国へと導くのに大きく貢献したが、いまでは痴呆が進み、ことあるごとに朝ご飯を要求してくる。
大塚君「エルム王国には資源があるわけでもないただの寂れた国…攻め入ってまで支配下に収める価値はないさ」
同じく四将軍、大塚君
なんとなく四将軍に加えてみた。
リオ「私もエルム王国は故郷ですから…和平を結び戦わずにいることができるなら、賛成です」
クリミア「ふむ、どうやら多くの者がショタ国王との仲をとりもつことに賛成のようだな」
ノイトラ「しかしクリミア殿!!。我が帝国があのような国と対等な和平を結ぶなど、他国に示しがつきません!!」
アリス「まだクリミア様に逆らうというのですか?ノイトラ。そういえば私1ヶ月ほど前から暗殺者30人雇ってあなたを殺そうとしてるのですが…その兆候はありましたか?」
ノイトラ「あぁ、そういえば毎晩寝込みを襲われるなぁと思ってたけど、あれはお前の差し金だったのか…。まぁ、あの程度では俺に傷一つつけられんがな」
ガース「ところで朝ごはんは?」
アリス「相変わらず筋肉バカですね」
ノイトラ「もっと強い奴をよこしてくれないと張り合いがない」
アリス「あなたを満足させるために暗殺者を送ってるわけじゃないですらからね」
リオ「話を元に戻しましょう。それで、クリミア様…どのようにエルム王国と和平を結ぶおつもりで?」
クリミア「それを皆で考えてくれと言っておるのだ」
大塚君「それでしたらクリミア様、この私に考えがあります」
クリミア「ほう、考えとは?」
大塚「簡単ですよ。…嫁げばよいのです」
クリミア「と!?」
リオ「つ!?」
アリス「ぐ!?」
大塚「クリミア様はこの世界一の帝国、バストロア帝国の女帝。そのクリミア様が求婚をしてきたと言うのならそれを承諾せぬ者はおりません。ましてや相手は小国の王様…たとえ内心快く思っていなくとも、バストロア帝国との良好な関係を築くために承諾なさるでしょう。それでも承諾せぬ場合は…少々武力で脅せば受け入れぬはずはありません」
クリミア「し、しかしだな!相手はまだ小学生!そんな小さな子供に嫁ぐなど…えへへ…」
大塚「なにもいますぐにとは申しませぬ。いずれは結婚すると約束を取り付ければよろしいのです」
クリミア「し、しかしな…そんな無理やり求婚などしてショタ国王は嫌ではなかろうか…」
大塚「クリミア様、あなたは性格はアレですが、若くてお美しいお方です。性格はアレですが、このバストロア帝国を統べるカリスマも持ち合わせております。性格はアレですが、才知にも溢れたお方。そしてなにより、性格はアレですが、ショタ国王への愛は本物です。性格はアレですが、そのようなお方が求婚して来て迷惑に思う方などいらっしゃいますでしょうか?。私は素直にショタ国王が羨ましく思いますよ。性格はアレですが、クリミア様にこんなにも思われるなんて…」
クリミア「そ、そんなに褒めるでない…照れるであろう…」
リオ「クリミア様、よく聞いてください。褒めとディスりでプラマイゼロになってますよ」
アリス「私は反対です!!。相手はまだ小学生なのですよ!?。そんなの許されるわけがありません!!。なにより、クリミア様に嫁ぐのは私です!!」
リオ「そっちの方が許されないと思うのですが…」
ノイトラ「嫁ぐのはいいとしてもよ、本当にそれでいいのか?」
クリミア「なんだ?」
ノイトラ「クリミア殿は結婚を望んでも、ショタ国王は心から望んでないかもしれないんだぞ?。幼く純情な国王を無理やり結婚させるなんてことになってもいいのか?」
クリミア「それは…」
大塚君「ご安心ください、クリミア様。私はショタ国王とはクラスメイトで旧知の仲なのでよく知っております。はっきり言いましょう、ショタ国王は顔が良ければだれでもいいのです。あと決して純情などではございません。めっちゃエロいです。あれはタダのエロガキです」
クリミア「そ、そうなのか?」
大塚君「はい。あと彼の好みなのですが、なにも言わずにすぐにヤらしてくれる女だそうです」
クリミア「そ、そうなのか…それは困ったのう…私は初めてもまだだからそういうのは苦手で…」
アリス「クリミア様ったら乙女。…あぁ、私がヴァージン奪いたい」
ノイトラ「どうやって奪うんだよ?」
アリス「生やせばいいのよ」
大塚君「とにかく、女は当たって砕けろです。求婚を断られるかもしれませんが、何度でもアタックすればそのうち相手が根をあげます」
クリミア「そ、そうだな。とりあえず恋文でも書いてみよう。いまから内容を考えるから今日の会議はこれでお開きとしよう。みな、ご苦労であった」
1週間後…
リオ「クリミア様、例のショタ国王へのラブレター書けましたか?」
クリミア「それがな…書いているとどうしても興奮してしまって鼻血を吹き出してしまうのでな…」
リオ「それで?」
クリミア「鼻血で何度書いてもラブレターを血まみれにしてしまってな…これ以上は貧血で死にそうだから書くのをやめたのだ」
リオ「…クリミア様も不憫ですね」
こうして、結局クリミアからショタ国王に恋文は届かなかったとさ、めでたしめでたし。
ガース「…で、朝飯は?」




