国王がいちゃもんをつけるだけの話
国王「私はどうも一つ、許せないことがあるのだ」
イナカ「私も厳正なる中央会議の場を茶番に変える国王は許せないですね」
サンダー「それで国王、なにが許せないんだ?」
国王「いまから学園物の漫画とかでよくある話をするが、その話の中で一ヶ所、どうしても物申したい所があるのだ」
サンダー「つまりツッコミどころを探せというんだな?」
クルス「まずは話を聞きましょう」
国王「設定はテスト勉強をするためにみんなで家に集まって勉強するという物なんだがな…ここから先は大塚君に実演してもらおうと思う」
大臣「それでは大塚君とその他による茶番、始まり始まり」
A子「ここが大塚君の部屋か…」
大塚「汚い所だけどあがってくれたまえ」
A子「ううん、汚くなんか無いよ」
マイケル「Oh!ここがMr大塚の部屋ですか!!。ニポンの部屋はみんなタタミと聞きましたが、Mr大塚の部屋は違うのですか!?」
A子「マイケルはずっと英国育ちで知らないかもしれないけど、日本の部屋もほとんどフローリングなんだよ」
マイケル「Oh!ワタシはタタミが見たくて日本に来たのにザンネンデース!」
大塚「じゃあ、さっそく勉強始めようか」
A子「大塚君、この数学の問題わかんないよぉ」
大塚「数学なんて公式を覚えてそれに当てはめるだけだよ」
マイケル「Mr大塚、ワタシ英語が全然ワカラナイよ」
大塚「英語なんてただの言語なんだから難しくないさ」
マイケル「英語なんて使わないんデスから、勉強する意味アリマセーン」
大塚「そう言わずに頑張ろうよ、マイケル。テストで悪い点数取ったら夏休みが補講で潰れて母国のイギリスに帰れないよ」
マイケル「ソウデスネ、英語苦手デスけど、頑張りマース」
B子「大塚君、ここがわからないの」
大塚「ここはこうすればいいんだよ」
B子「あ、なるほど、さすが大塚君だね」
C子「大塚君、ここはどうするの?」
大塚「ここはこうさ」
D子「じゃあここは?」
大塚「こうすればいいのさ」
E子「大塚君、喉乾いた」
F子「大塚君、ちょっと息抜きしようよ」
G子「大塚君、アルバム見ていい?」
H子「大塚君、ベットの下見ていい?」
I子「大塚君、預金通帳の中見ていい?」
J子「大塚君、この部屋ちょっと暑くない?」
K子「大塚君、ツイスターゲーム持ってきたの、一緒にやろ」
L子「大塚君、子供の作り方教えて」
M子「大塚君…」
国王「ではこの中でツッコミどころを一つ探してくれ」
クルス「国王、一つに絞れる自信がありません」
国王「なんだ?。こんなのツッコミどころなんて一つもしかないだろ?」
マリア「そうね、以前大塚君をフったA子がそも当然かのように部屋に来てることかしらね」
クルス「そんなこと読者は誰も覚えてないよ」
サンダー「まだ小学生である国王の同級生が数学の勉強はおかしい」
クルス「ん、ま、まぁそうだけどさ…」
イナカ「一緒に勉強してくれる友達がいるなんておかしいですよ!!」
国王 大臣 マリア クルス サンダー「………」
イナカ「だからなんですか!?その可哀想なやつを見る目は!!」
国王「ふむ、皆にはツッコミどころがどこかわからなかったか…わたしが物申したいのは『数学なんて公式を覚えてそれに当てはめるだけだよ』ってところだ」
クルス「なにかおかしな点がありますか?」
国王「いや、おかしな点というかな、物申したいのだ。公式なんて覚えなくてもいいんだと」
イナカ「覚えなくてもいい?」
国王「公式っていうのは計算を早く行うためのツールにすぎん。だから公式なんて覚えなくても時間はかかるが問題は解けるのだ。むしろ公式に頼るやつは根本を理解できてないからまったく応用問題ができない。だから公式は覚えるのではなく、証明できるようにならなくてはならんのだ」
イナカ「はあ…」
国王「それなのに漫画とか読んでさっきみたいな場面の影響で数学=暗記などという意識を読者に思わせてしまうだろ。はっきり言って、おそらくでしかないが、こんなことを漫画で言わせる漫画家は十中八九数学ができない人だろう」
マリア「まぁ、できなくても問題ないものね」
国王「ただ、公式はツールでも定義と呼ばれるものはルールだから覚える必要があるのだがな。とにかく、ようするに多くの人に影響を与えるような漫画やアニメ、小説で適当なこと言わないで欲しい、ということだ」
イナカ「人のふり見て我がふり直せって言葉知ってますか?」
国王「こんな弱小小説でなにを言おうが間に受けるやつはおらん。さて、言いたいことは言ったし、そろそろオチに入ろうか」
イナカ「どんなオチですが?」
国王「数学とかけて野球のスクイズとときます」
イナカ「謎かけなんですね」
クルス「その心は?」
国王「どちらもサインがあるでしよう」
イナカ「…思ってたより上手いせいでツッコミどころがない」
国王「お後がよろしいようで」




