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ー出逢いー

前に執筆していましたが、メアドが変わった為、新しく登録しました。

たくさんの人に読んでもらったり、感想をいただければ嬉しいです。


 夕焼けで見たいんだ。

 君と。

 終わりなき世界を。


 ここの夕焼けはとても綺麗だと個人的に思う。僕は、教師だ。この高校の教師になって半年が経つ。教師になった理由も、両親がそうだったからというありきたりな理由だ。正直、僕には向いていない。だから。こうして学校の屋上で。1人カメラを持って写真に撮ることだけが生き甲斐みたいなものだった。今日も太陽が沈んでいく。そっと目を閉じれば、部活をしている生徒の声が耳に響いてくる。そのままー


「……?」


ああ…どうやら寝てしまっていたようだ。早く職員室に戻らないとー


「…君、何しに来たの?」

「…わっ!」


勢いよく後ろに倒れる。目の前に…女子生徒が立って覗き込んでいたからだ。


「あ、えと…ぼ、僕は」

「君…見ない顔だね。もしかして新任?」

「う、うん」

「ふぅん…」


そう言って…女子生徒はセミロングの髪を風に揺らせながら、夕焼けを見つめていた。


「君はさ…ここの夕焼け好き?」

「へ?好きだ…けど…それより、その“きみ”って言うのやめてくれないかなぁ…僕、一応教師だし」

「君でいい。」

「はあ…」


時計は午後5時を回ろうとしていた。こんな時間に、彼女は一体何をしているのだろう?だけどー聞いてはいけない。そんな気がした。


「…ここの夕焼けってね。綺麗だよね、すごく。私は大好き。何もかも忘れてずっとここにいられたなら…あ、君のそれってカメラ?」

「うん、そうだよ」


手元に持ちっぱなしだったカメラを見せる。


「へぇ…君カメラ好きなんだ?」

「好きっていうか…ただ、撮っていたいだけ」

「君…変わってるね。まるで…私みたい」


そっと笑う彼女は、可愛らしいと素直に思った。


「それじゃ、僕はそろそろ戻らなきゃ…」

「そっか…またね」


彼女との出逢いはそれからだったー


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