言霊游戯
言葉に
霊をこめて
游ぐように たおやかに
戯れが 貴方の口から
愛の言葉 嘘になって消えていく
儚くて だってあなたに会えなくて
夢なら叶わない事を
昨日のあなたが教えてくれたけど
言葉 謎かけ 韻を踏み
影踏みをしながら 本音を隠す
土をかけて もう思い出さない
あなたに出会えたこと
あなたが居てくれたこと
あなたと同じ空気を吸ったこと
あなたの手に触れたこと
あなたへ向けた言葉 その全て全て
残骸になった事を知ったけど?
言葉に
霊をこめて
游ぐように たおやかに
戯れが 貴方の口から
もうお仕舞いだって
最初から知っていても
知らないふりを繰り返して
振り出しに戻れたら
今すぐ駆け出せたら きっと楽なのに
その手でかき集めて かき集めて
消そうと思って 消えないのは
ガラクタにもなれない言葉たちと
カタチにもならない言霊游戯
あなたを想って 焦げた夢 錆びついた回想を
永遠回廊の中で繰り返すから
お願いだから
もう1回だけでいいから
僕の為に笑って
はい、第二詩集「言霊游戯」完結です。最後、ひどいくらいに暗い詩で締めました。タイトルつけた時に、言葉遊びと希望だけじゃない儚さとかも書き下ろせたらと漠然と思っていたのですが、いかがだったでしょうか?
現時点でPV 5452
ユニークアクセス 2776
ポイント 42ptという事で、僕の稚拙な表現ではありますが、多くの方に詩という分かりにくい媒体にお付き合い頂けた事、感謝感激です。引き続き、第三詩集を開始する予定です。何卒、今後もご贔屓の程を。
深く御礼申し上げ、皆様の言霊が大切な方に届きますように。届けようと思わないと、届かないからね? ね?