大海の蜃気楼第1章 登場兵器 艦船編①
本章中には敵味方含めて、たくさんの戦闘艦艇が出てきます。作者自身も既にワケワカラン状態になっていることから、整理していきたいと思います。
【トリアイナ王国軍艦艇(戦艦・空母)】
御存じの通り、トリアイナ王国軍の戦闘艦艇は、世界共通の技術である魔導機関を使わず、基本的に地球(日本)の技術を取り入れて発展させています。さらに、30年という時間経過は技術革新を大きく進ませ、レーダーを始めとする電波誘導兵器、誘導ロケット兵器(対艦、対空ミサイル)、誘導魚雷、高性能機関砲等の最新兵器の搭載、開発も進んでいます。さらに、巡洋艦や駆逐艦用の機関として蒸気タービンに代わる物として、小型で高出力が得られるガスタービンエンジンの研究開発も進んでいます(一部の艦船には搭載が始まっています)。
なお、今後登場する艦船も含むため、ネタバレを含みます(;^_^A
【戦艦】16隻
1 超弩級最新鋭戦艦富士級
富士級は、来るべきヴァナヘイム帝国との戦争に当たり、強大な帝国海軍戦艦を打ち破るために王国海軍の威信をかけて建造した、大和級を上回る強力な主砲、世界中のどの戦艦の魔導砲弾を跳ね返す重装甲を持つ漢のロマンを満載した戦艦です。いずれ出てくるはずの富士級戦艦。その活躍をご期待あれ!
〇諸元
基準排水量:72,000t(満載排水量82,800t)
全長:279m
全幅:39.8m
主缶:P&W(パブコック・アンド・ウィルコックス)社製重油燃焼ボイラー×12基
主機:大河原重工業社製蒸気キヤードタービン×6基
推進:スクリュープロペラ×4軸
出力:312,000馬力(232,440kw)
速力:29ノット(54km/h)
航続距離:16ノット (29km/h) で7,800浬 (14,476km)
〇兵装
主砲:47口径48cm3連装砲3基9門(最大射程42,000m)
高角砲:65口径10cm単装砲10基(片舷5基)
対空兵装:8連装短SAM発射機2基、30mm6連装回転式機関砲(ガトリング砲)4基、12.7mm単装機銃4基
対艦兵装:SSMセイレーン(射程100km)発射筒8基
その他:対空捜索、対水上、火器管制レーダー、長距離通信装置等
1番艦 富士 2番艦 大雪 3番艦 信濃
2 重装甲戦艦アマテラス級
アマテラス級は王国海軍の主力となる戦艦です。その特徴は、装甲貫徹力を高めた長砲身の50口径40cm砲、大和型の46cmに耐えうる重装甲(砲塔及び主要区画のみ)30ノットを越える高速性能を持つことで、帝国海軍の主力戦艦フェンリル級に対抗できる艦として、活躍が期待されています。艦名は日本神話とトリアイナ神話の女神から命名しています。
〇諸元
基準排水量:52,260t(満載排水量61,000t)
全長:270m
全幅:35.5m
主缶:P&W社製重油燃焼ボイラー×10基
主機:大河原重工業社製蒸気キヤードタービン×4基
推進:スクリュープロペラ×4軸
出力:216,000馬力(161,000kw)
速力:30ノット(56km/h)
航続距離:16ノット (29km/h) で8,600浬 (15,962km)
〇兵装
主 砲:50口径40.6cm3連装砲4基12門
高角砲:65口径10cm単装砲8基(片舷4基)
対空兵装:8連装短SAM発射機2基、35mm4連装対空機関砲10基(片舷5基)
その他:対空捜索、対水上、火器管制レーダー、長距離通信装置等
1番艦 アマテラス 2番艦 イチキシマ(市杵島姫命から命名)
3番艦 イシュテル 4番艦 アストライア
3 主力戦艦三笠級
アマテラス級が就役する前の王国海軍主力戦艦である三笠級は、世界最大の大海洋艦隊を構築するため、海軍の増強を続けるヴァナヘイム帝国に、危機感を覚えた王国海軍が新たな設計思想の元に開発した戦艦です。王国海軍の戦艦として初めて40cm砲と対空ミサイルを搭載した、対艦対空にバランスの取れた艦となっています。三笠級は富士級やアマテラス級が就役した以後も王国海軍の主力として今次大戦に参加しています。
〇諸元
基準排水量:38,670t(満載排水量46,200t)
全長:226.2m
全幅:33.9m
主缶:P&W社製重油燃焼ボイラー×8基
主機:王国海軍工廠製蒸気タービン×4基
推進:スクリュープロペラ×4軸
出力:160,000馬力(119,360kw)
速力:27ノット(50km/h)
航続距離:15ノット (28km/h) で12,000浬 (22,250km)
〇兵装
主 砲:45口径40.6cm3連装砲2基6門(前部)連装砲2基4門(後部)
高角砲:38口径12.7cm連装砲8基(片舷4基)
対空兵装:8連装短SAM発射機1基、35mm4連装対空機関砲12基(片舷6基)
その他:対空捜索、対水上、火器管制レーダー、長距離通信装置等
1番艦 ミカサ(三笠) 2番艦 シキシマ(敷島)
3番艦 イズモ(出雲) 4番艦 タカチホ(高千穂)
4 前弩級戦艦伊勢級
王国海軍が建造した戦艦としては第2世代となる戦艦で、将来の新型艦建造に向けて、様々な新機軸を取り入れた実験的な艦として誕生しました。ヴァナヘイム戦争勃発時点では艦齢20年を超え、同時期に建造された艦が退役していく中、レーダー及び機関を最新のものに交換し、装甲を強化する等、近代化改装を行ったことによって、第一線で戦える艦として第5艦隊に配属されました。
〇諸元
基準排水量:38,662t(満載排水量47,680t)
全長:219.6m
全幅:33.8m
主缶:王国海軍工廠製重油燃焼ボイラー×8基
主機:王国海軍工廠製蒸気タービン×4基
推進:スクリュープロペラ×4軸
出力:90,000馬力(67,000kw)
速力:25.6ノット(47km/h)
航続距離:15ノット (28km/h) で9,600浬 (17,800km)
〇兵装
主 砲:45口径35.6cm連装砲5基10門
高角砲:38口径12.7cm連装砲8基(片舷4基)
対空兵装:12cm28連装対空ロケット砲6基、35mm連装対空機関砲6基
その他:対空・水上、火器管制レーダー、長距離通信装置等
1番艦 伊勢(戦没)2番艦 日向(曳航後解体処分)
5 高速戦艦神龍級
神龍級は、空母機動部隊に随伴できる高速性能を持った戦艦として、王国海軍が新規設計・建造しました。耐波性を高めた全長240m、全幅29mのシャープな艦体に、装甲貫徹力を高めた52口径長砲身35.6cm砲の搭載と最新の装填装置により、次発装填時間の短縮を図った事で総合的な火力を高めているのが特徴です。
さらに、航空兵力の発展に伴い、防空能力が重要視される昨今の環境の中、充実した対空兵器を持つ本艦の活躍に敵味方ともに大きな関心が寄せられています。
〇諸元
基準排水量:36,380t(満載排水量44,850t)
全長:240m
全幅:29m
主缶:P&W社製重油燃焼ボイラー×10基
主機:インガルス社製高圧蒸気タービン×4基
推進:スクリュープロペラ×4軸
出力:187,000馬力(139,500kw)
速力:34ノット(63km/h)
航続距離:18ノット (33km/h) で7,800浬 (14,500km)
〇兵装
主 砲:52口径35.6cm3連装砲3基9門
高角砲:65口径長10cm単装砲8基(片舷4基)
対空兵装:格納式SAM発射機1(後部甲板:弾数16)、35mm4連装対空機関砲6基、30mm6連装回転式機関砲2基
対艦兵装:中距離SSMハルパー(射程70km)4連装発射筒2基
その他:対空・水上捜索、火器管制レーダー、長距離通信装置等
1番艦 青龍 2番艦 赤龍 3番艦 黒龍
【正規空母】8隻
1 翔鶴型正規空母
日本帝国海最優秀空母の名を冠したトリアイナ王国の最新型主力空母です。ヴァナヘイム帝国の強力な飛行機械母艦に対抗しうる艦として建造され、将来のジェット機の運用も見据え、アングルド・デッキ、蒸気カタパルト等を装備した最新鋭の大型攻撃空母として建造されました。格納庫は1層の開放式で、最大90機の艦上機を搭載できます。また、エレベーターは中央部に2基、舷側に1基装備され、艦載機の飛行甲板への上げ下げが迅速に行えるのが特徴となっています。
〇諸元
基準排水量:36,600t(満載排水量46,750t)
全長:284.5m
全幅:45.98m
主缶:P&W社製重油燃焼ボイラー×10基
主機:大河原重工業製蒸気タービン×4基
推進:スクリュープロペラ×4軸
出力:156,000馬力(116,220kw)
速力:33ノット(61km/h)
航続距離:15ノット (28km/h) で14,500浬 (26,900km)
〇搭載機
80~90機(ジェット機の場合約60機)
〇兵装
8連装短SAM発射機3基(艦橋後部×1、右舷舷側×2)
65口径10cm単装高角砲8基(片舷4基)
30mm6連装回転式機関砲4基(片舷2基)
1番艦 翔鶴 2番艦 瑞鶴 3番艦 紅鶴 4番艦 蒼鶴
2 改天城型正規空母
日本から転移してきた帝国海軍最後の正規空母天城と葛城。第1次ヴァナヘイム戦争後、20年もの間、王国海軍の主力艦として活動してしてきました。当然、その間も王国は「空母」という新しい艦種の技術研究を進め、新規建造を行ってきました。その完成形として10年前(AT歴1866年)に就役したのが、改天城級です。天城と葛城の発展型として生まれた同級は、艦載機を最大84機搭載する大型空母として、王国の海と空を守り続けています。
〇諸元
基準排水量:27,875t(満載排水量34,120t)
全長:270.9m
全幅:38.56m
主缶:P&W社製重油燃焼ボイラー×10基
主機:大河原重工業製蒸気タービン×4基
推進:スクリュープロペラ×4軸
出力:160,000馬力(119,360kw)
速力:34.5ノット(64km/h)
航続距離:16ノット (30km/h) で12,850浬 (23,800km)
〇搭載機
最大84機(補用機含む)
〇兵装
8連装短SAM発射機1基(艦橋後部)
65口径10cm単装高角砲12基(片舷6基)
35mm連装機関砲10基(片舷5基)
1番艦 穂高 2番艦 伊吹 3番艦 鞍馬(戦没) 4番艦 飛騨(戦没)
【軽空母】8隻
ユニコーン型軽空母
軽空母(light aircraft carrier,:CVL)は、航空母艦のうち小型のもので、概ね排水量1万トン程度の空母を指します。機動艦隊の補助兵力、打撃艦隊の防空、輸送艦隊の護衛、航空機輸送等様々な任務に使用されます。王国海軍は機動部隊の補完戦力として軽空母を16隻建造する計画でしたが、富士級戦艦や巡洋艦の建造を優先させたため、半数の8隻で建造が打ち切られてしまいました。悲しい。でも、軽空母の数が少ないと、後々困る事になりゃしないかなと心配になりますねぇ。何隻か沈められましたし。
なお、軽空母は王国の命名基準で艦名が付けられています。
〇諸元
基準排水量:11,000t(満載排水量15,100t)
全長:190m
全幅:33.4m
主缶:王国海軍工廠製重油燃焼ボイラー×8基
主機:インガルス社製蒸気タービン×2基
推進:スクリュープロペラ×4軸
出力:100,000馬力(74,600kw)
速力:31ノット(57.5km/h)
航続距離:15ノット (28km/h) で13,000浬 (24,000km)
〇搭載機
35~45機(補用機含む)
〇兵装
8連装短SAM発射機1基(艦橋後部)
65口径10cm単装高角砲4基(片舷2基)
35mm連装機関砲10基(片舷5基)
1号艦 ユニコーン
同型艦 パトロクロス(戦没)、ペガサス(戦没)、ラングレー(戦没)、アイアース、エレクトラ、アルタイア、ユリシーズ




