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「・・・・・・日下部。」
「ん?」
「どうなっても、知らないからな・・・・・・」
「えっ、・・・・・・
な、なにそれ。どういう意味?」
保証できん。
血を飲みすぎて、理性が吹っ飛んだりしたら
どうしよう。
「覚悟、出来てんだよな?」
「そ、そんな風に聞かないでよっ。
ドキドキしちゃう・・・・・・」
それくらい、ヤバい事なんだよ。
たくさんのデザートを、口にするのは。
俺は吸い込まれるように、
差し出された首筋に近づく。
それに可愛く反応して、杏奈は
ぎゅっと目を閉じた。




