第59話 特訓スタート!!
お久しぶりです。
無事進学しましたので、これからも不定期ですが、ごく普通の高校生が古本屋の本を読んで覚醒する。をよろしくお願いします。
俺が楓莉さんの横にまわって覗き見た紙には、
解析結果 氷室令 年齢18歳 性別 男
職業適性 ■■■■高校生 無し ■■■ 無し 職業スキル ■■魔法 無し 無限魔力 ERROR ●●●● ■■■■ スキル 全てを記した辞典 無し 鑑定眼 無し 魔法 火魔法(爆裂魔法) 無し 水魔法(氷魔法) 無し 風魔法(飛行魔法) 無し 地魔法 無し 雷魔法 無し 光魔法 無し 闇魔法(血魔法)(暗黒魔法) 無し 治癒魔法 無し 再生魔法 無し 重力魔法 無し 魅了魔法 無し 付与魔法(錬成魔法) 無し 強化魔法 無し 召喚魔法 無し 結界魔法 無し 陰陽術 無し 武術 無し 剣術 無し 槍術 無し 薙刀術 無し 弓術 無し 柔術 無し 魂格強度 ?? 魔力量 測定不可
これ以上は紙が雑に塗りつぶされている。
読んで理解し始めたらなんか、めっちゃ悲しくなってきたんだけど!?俺ってこんなに才能ないの!?もしかしてだけど今まで勉強も運動も普通にしかできなかったのって才能が一切なかったからか!
俺が一人今までのことを納得していると、呆然としていた楓莉さんがこちらを見て
「まさかここまで才能がない人は初めて見ました。でも、この無限魔力と言うスキルのおかげであなたは無制限に魔力が放出できるから戦えていたのでしょう。」
「確かにそうだろうなとは、思っていたけれど改めて人から才能無しって言われると傷つくなぁ~」
俺は悲しさを少し紛らわせるために、ちょっとから笑いしていると
「まあ、ただ魔法をぶっぱしているだけで勝てないので近接戦闘を学びこませましょうか」
「え?」
少し敬語が崩れたのかと思うとなんか不穏な言葉が聞こえたような、、、ダッ!
よし!逃げるぞ!
俺は扉を勢いよく開け、そのまま適当に建物を抜けて学校の校舎のような建物が見えた方とは反対側に走っていくと後ろから車並みの速度で飛んできたお札がホーミング弾のように追跡してくるのがすげえ怖い。
建物の角のところを曲がると、目の前に楓莉さんがいていきなり足払いをされ、
「え?」
バンッ、と言う音とともに地面に叩きつけられ、そのまま首を絞めるような手で押さえつけられる。
魔法を使って逃げようとするも、ホーミングしてきていたお札が俺のへそのあたりにくっつき魔法が使えない。
「カハッ、ちょ、、、やりす、ぎで、す」
「この程度の力で組み伏せられるほどあなたは弱いのですよ?たかが魔法が使えなくなっただけで」
「うっ」
図星だがこれ以上は意識がまずいぞと思うと楓莉さんは力を緩めて手を首から離した。
「はあっ、はあっ」
俺は酸欠状態なので早い呼吸になっている間、楓莉さんは携帯で誰かに連絡をしている。
「さっさときてくれませんかね。さっき連絡したのに未だにこの付近にいないなんて、給料下げますよ」
「それだけはやめてくんねえかなぁ」
うおっ!俺の後ろに気配なんて全くなかったのに、、、気づいたら真後ろにいた!
結構背が高いな190ぐらいあるな。
「とりあえずこの息切れしている人を担いで、修練場に連れて行ってください」
「はいよ」
俺は肩に担がれてグロッキーになりながらも嘔吐することだけは耐えた。
連れて行かれた場所は学校の運動場のようなところに円が描かれていて、隣に小さい台が置いてある。
「まあ、これを飲んでください」
楓莉さんが渡してきたのは、濃い緑色をした青汁のような飲み物で、炭酸のような気泡が上がっている。
「これを飲まないといけないんですか?」
「はい」
「何処から出したんですか?」
「そんなことを言って飲む気がないのですか?普通に懐から取り出しましたが?」
「普通は懐から飲み物は出てこねえよ!」
「まあ、早く飲んでください。自分で飲まないならば無理矢理やりますよ」
完璧にツッコミがスルーされた。
俺は楓莉さんが少なくとも俺より強いであろうことがわかっているので、渋々飲んだ。
思っているほどに、自然的な野菜って味ではなく、なんだろうかちょっとスパークリングなフルーツジュースのような味がした。
俺が少し悩みながら渡された飲み物を飲んでいる間に、楓莉さんは小さい台の上に札を置いて、何かを唱えていたようだ。
「準備できましたので、東條さんと氷室さんはこの円の中に入ってください」
「はいよ」
「わかりました」
東條さんは面倒くさそうな感じで返事をして入り、俺は何が起こるのか少し期待をしていた。
「氷室さんにはこれから実戦での戦い方を身に付けてもらいます。この円はこの台を操作して機能を発動させると、円からは出られなくなり、円の中での傷は全て痛みだけで何も体には残りません。さらに、3代欲求を抑制し、お腹が空かなくなるなどの効果もあるので、おそらく次に神が攻めてくるであろう一週間の間、ぶっ通しで戦ってもらいます」
「マジかよ」
俺はこの特訓がマジでやばそうな気がしたので逃げようとしたが、楓莉さんはすぐに機能を発動させたのでここから出られなくなった。
「おい、これを使え」
「うおっ!」
東條さんがいきなり木刀を渡してきた。
この人、木刀なんて持ってたか?
「ところで、魔法は使っていいのか?」
「いいですよ。魔法を使ってあなたは戦うのに魔法無しで武術だけで戦ってたら魔法の使い所とかもわからなくなってしまいますからね」
OKつまり魔法も使いながら近接戦闘もできるようになれとな!
「はじめぐらい私が言いますか。はじめっ!」
楓莉さんがはじめっと言ってすぐに俺は、光魔法で目眩しをしようとしたら、木刀が目の前にあって間一髪で避けてすぐに東條さんの方を見るといないので、
「どこだ!?」
「ここだ」
俺は東條さんの声が聞こえた後ろに向かってすぐに木刀を振るが、すでにそこにはいなくて、そのままの勢いで木刀を振るった時には、足払いをされていて倒れて、東條さんはさっき投げていた木刀を回収して俺の頭を叩いた。
「イッテェーー!」
「俺の勝ち、お前弱すぎないか?よくこの弱さで神に殺されなかったな」
「お前が速すぎんだよ!」
「まあ、神とほぼ互角の速さだと思うからな!」
「お前、人間だよな!?な!?」
「どう見ても、人の見た目してるだろうが!」
「そうだな」
「お前、ナチュラルに煽ってんな」
東條とやらが異常に強いことは分かったけど、なんでこいつは前に月読とやらが攻めてきた時に戦ってなかったんだ?
一応聞いてみるか。
「なあ、東條さんってなんで俺らが来る前に月読に攻められてた時に戦ってなかったんだ?」
「あー、それはな、寝てた」
「あの戦闘が起こってる時に寝てたの!?」
「この学校の奥の方で寝てたから何も聞こえなかったし、俺がいる場所を誰も知らないからな」
「そうなのか」
こうして、俺の特訓が始まった。
(でも内心ちょっとビビってるけどな、、、東條さんが強すぎて、、、)
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