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part1

遅くなってすみません!!リアルが忙しすぎて…。もう一つのほうの作品はもう少し遅れます。本当すみません。

誤字、脱字があった場合教えて頂けると嬉しいです。

あまり、進展がありません…。

 ある所にリリーフと呼ばれる世界がありました。

そこには、人間、獣人、魔族と呼ばれる多種多様な種族が住み、魔法が存在しました。

また、便利な魔法が存在するため、一部の種族を除いて文明の水準は低いものでした。

沢山の世界が存在するこの世では、探せば簡単に見つかるような世界でした。



 

 ーー世界の中心で起こっている闇の浸食を除いて……ーー


 


 そんな世界リリーフの人間という種族が治める領土には青年ーージェラルドーーと呼ばれる者がいました。

その(ジェラ)(ルド)は、美の女神に寵愛されたと言っても納得出来る容姿の持ち主でした。

 そんな青年は、人間の王族よ呼ばれる一族が住むヴォステス城の中庭で読者に耽りながらくつろいでいました。


 (なにこれ凄い泣けるんですけど!!)


 と、青年は外見に似合わないハイテンション中身《前世》をフル活用させて。




☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆




 やはり、読書は良いものですね。嗚呼、誰か私にティッシュを……って、この世界にティッシュ無かったわ。そもそも、私以外に人おらんし。

 はぁ…、久しぶりの有給なにやってるんだろ。最初は有給なんかとるつもりなかったけど、王太子殿下が凄い黒い笑みで、

 「有休とるよね?とるんだよね?」

と迫られその勢いで首を縦に振ってしまった。

 別に仕事熱心って言う訳じゃない。ただ、王太子殿下が心配なのだ。王太子殿下が、前世の弟にダブってしまって。

 容姿、言葉使い、生まれ持った環境などは全然違うのに、性格と雰囲気が一緒なんだ。自分より他人を優先し、常に周りにとって良い状態になるように人知れず努力する。そんな、自己犠牲な性格の持ち主。

 前世ではそんな性格の弟に沢山迷惑かけた。一番迷惑かけたのは、私が先に死んでしまったことだけど…。だから、唯一の気のこりであり、もし、もう一度会えたとしたら、心の底から謝りたかった。こんなに酷い姉でごめん、と。

 



〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓

 

 こちら《今世》に生まれかわって、初めて王太子殿下を見た時とてもびっくりした。容姿が違うのに、弟に見えたから。

 知らず知らず両目から涙が溢れていた。私は、それを見られないように上げていた顔を伏せてしまった。王族の前で、王族の命無しに、勝手に面を上げたり、伏せることは、王族を侮辱したと捉えられても、文句はいえない。そんな中、王太子殿下は、私にハンカチを差し出してくださり、

 「これしかないけど、君の涙を拭くのに使ってよ。」

 にっこりと笑いかけてくださった。

 その時、私は感じた。これは、神様がくれたチャンスなのだと。自己勝手な、自己満足かも知れないけど、この方に仕える事で弟への償いが出来ると。

 私はそのハンカチを丁寧に受け取ると、それを使って涙を拭き取り、固まった表情筋を無理やり動かし、少しでも高く口角を上げた。

 「わたくしの愚かな行為を許して下さり、その上この様な御慈悲を掛けて下さり誠に感謝いたします。一生かけて、この恩義に報いたい所望です。もし、殿下さえよろしければ、わたくしを。この、ジェランド・エン・デェビを、殿下に仕えさせては頂けないでしょうか?」

 私は、どんな答えでも受け止める覚悟で待った。

 「う~ん。僕が望んでるのはそんなんじゃないんだけど……。」

 目の前が真っ暗になるのを感じた。やはり、私には罪を償う事さえ出来ないのか。

 「あっ、いや。君が僕に仕えてくれるって言ってくれたのは嬉しいだ。だけど、僕が望んでるのは、絶対的従事じゃないんだ。ジェランド・エン・デェビ、君が僕に仕えてくれるのは認めるよ。でも、君とは単なる仕える、仕えてもらうっていう関係じゃなくて、僕の友達として仕えてほしい。」

 

 これより、私は王太子殿下に身を捧げるようになった。強い意志を持って。




〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓 

 

 何、昔の事振り返ってるんだろ。なんだろう、王太子殿下が心配になってきた。

 やはり様子を……

 「ジェラ!!やっぱりここにいた!!」

 えっ!!お、王太子殿下?!

 私は、いきなりの事に驚き王太子殿下に言葉を返す。

 「殿下、連絡を下されば此方から参りましたものを…。」

 すると、王太子殿下は少し怒った風に、

 「駄目だよ。それじゃあ。今、ジェラは、有給中なんだ。だから、今は、ただの友達なんだよ!友達なんだから迎えに行くに決まってるじゃないか!しかも、僕の名前は殿下じゃないよ!」

 友達は、迎えに行くものじゃない気がするが…。まぁ…。

 「わかりました。殿下。いや、ジーク。」

 「うん、それでよし!!」

 王太子殿下、もといジークフリートは、満足げに頷いた。


 



 

読んでくださってありがとうございます(*^-^*)

いきなり、弟が出てきて『はぁ?』となってるかもしれませんが、それは私の文章能力が無いなのでご了承していただけると嬉しいです。出来るだけ、改善していきますのでよろしくお願いしますm(_ _)m


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