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大乘蓮華寶達問答報應沙門經第二十五 ~火米地獄
宝達は火米地獄へとやってきた。
この地獄には火が熱湯のように流れ込んで罪人にそそぎ、焼きつくしている。火の中に米もあるがそれもまた燃えている。罪人がその米を取ろうと手を出すと、手が焼け爛れてしまうのだ。
宝達は馬頭羅刹に尋ねた。
「この沙門たちは何の罪があってこんな罰を受けてるんスか?」
馬頭羅刹が答えるに、
「坊さんや、この坊づどもは汚い手で坊さんたちの精進料理に触りけつかったんや。そういう因縁でこの地獄に堕ちたのさ」
宝達はこれを聞き、泣いて、そして立ち去った。
うわ、短え。。。
-つづく-




