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最終話
王国に残してきた店は相変わらず盛況で、やる気のある店長には店を譲り、独立店としてやってもらっている。
今はそれら店舗をグループとして囲い、使用する酒や食材などの確保は、うちの母親に任せていたりする。
異世界で流通していたキンミャー焼酎の謎は解けないままだけど、信憑性の高い話によると、とある村の竹林から生えてくるのだという話だった。たけのこかよ。
「かなりの売上になるんだな……こっちの店には関係なくなったけどさ、従業員の給料も良くなったようだし、とりあえずはいいのかな」
「まぁね。それに、ケンジだって多くなった店舗全部を管理するのはキャパオーバーみたいだったから、これで良かったのよ。うちらの足跡は残せたと思うし」
「それじゃあ、そろそろ行こうか。みんな待ってるし」
王都にもあまり来ることもなくなるのかな。いや、魔法があるから、いつでも来れるか。
亜人はまだまだ珍しい東京で、とりあえず酒場をやっていこう。
この物語は一応ここで終わりになります。
近々、二つの新作投稿を予定しております。
一つは今作と同じ世界の物語です。
それではしばしお待ちくださいませ。




