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詩全集4

夜に住まう

作者: 那須茄子
掲載日:2026/05/10

どんな夜が落ちてきても 

迷わないように

君の名前をここに灯しているよ

それだけで歩けると

思っていたのに

気づけば今日も 

同じ場所で隠れて

息をしている


もっと静かな声で 

もっと嘘のない言葉で

始まりを告げる前奏みたいな

かすかな光を探していた

憧れた未来は思っていたより

脆くて無理矢理に

作り直されてものだね


何千回泣いても 

何万回笑っても

この星が月に恋する瞬間だけは

誰にも触れられたくない


忘れること 

忘れられないこと

今君がそっと呼んでくれた声

それを奇跡と呼ぶなら 

ハッピーエンドなんて望まない

君と出会えた 

この物語はもう十分すぎるほど

満ちていたから



少し背伸びした日も 

泣き笑った夜も

飲み込んだ涙の温度が

雲に隠れた星みたいに

ひっそり光る


帰らなくちゃ 

帰らなくちゃ

ここからまた始まっていく

最後まで最後まで

君の名前を呼び続けていたい

終わらない余韻を響かせてよ


何千回別れても 

何万回さようならを言われても

この星が月に恋する瞬間だけは

誰にも触れられたくない


失うこと 

手放すこと

今君が微笑んでくれたこと

それを運命と呼ぶなら 

すべてがまだ 

続きのページをめくっている


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― 新着の感想 ―
昨日の夜の終わり そして またはじまる今日の朝  おはよー  (⌒▽⌒)ノ
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