表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
氷の姫騎士様はメンタル以外最強です!  作者: まっど↑きみはる
従者

この作品ページにはなろうチアーズプログラム参加に伴う広告が設置されています。詳細はこちら

PR
33/44

退治しよう


 そこに、チフリもやって来た。シュンはチフリに尋ねる。


「コーヒー淹れたんですけど、いりますかい?」


 チフリは一瞬動揺したが、悟られないように言った。


「い、いえ、私は……」


 そこでコーヒーをブラックで飲むサキタマがチフリに言う。


「なんじゃ、美味いのに飲まんのか?」


 シュンもチフリにもう一度聞く。


「もしかして、コーヒー苦手だったか?」


 慌ててチフリは言い返した。


「に、苦手なわけないでしょう!? 飲めます! もうジョッキで飲めますとも!!」


 そうかと、シュンはチフリにもコーヒーを分けてやった。


 香ばしい匂いのするコーヒーをチフリは見つめている。


 覚悟を決めてチフリは飲んだ。


「うっ……」


 苦みに涙を堪えながら、強がるチフリ。


「お、美味しいですね……」


 シュンは笑顔で返した。


「そうか、良かったよ」





 それぞれが思い思いに一日を過ごし、完全に英気を養う。


 次の日、シュン達は冒険者ギルドに向かった。


「さてさてー、今日は何をやるかなー?」


 シュンは何かクエストが無いか物色をする。


「お、これなんてどうですかい?」


 見つけたのは魔石の鉱脈に現れた『ウネウネ』の討伐だ。


 その紙に書かれた名前を見てチフリが言う。


「『ウネウネ』って、あの触手のモンスターですか?」


「あぁ、気を付ければそんなに強いモンじゃないしな」


 受付でクエストを受注し、早速鉱脈へと向かった。





「ここが触手の湧いた鉱脈か」


 シュンは鉱脈の入り口で呟いた。


 ユキミも洞窟を覗いて言う。


「この中に『ウネウネ』がいるのか」


 シュンは剣を引き抜いて話す。


「そうですねー。ウネウネは根元を切り落とせば倒せますんで、そこを狙って下さい」


 ユキミも剣を引き抜いて頷く。


「あぁ、わかった」


 チフリも短剣を取り出し、サキタマはポケーっとしている。


 洞窟内に入ると、早速ウネウネが出てきた。


 ユキミは凛とした表情になり、ウネウネの根元をスパっと斬る。


 チフリも短剣を器用に使い、切断していく。


 シュンも一本一本斬りながら「今日は楽に終わりそうだな」と思っていた。


 その時、サキタマが言う。


「あのー、ワシは何をすれば良いんじゃ?」


 呆れてシュンは返した。


「お前は指くわえて俺達の活躍を見てろ」


 プンスカ怒り、地団太を踏むサキタマ。


「ワシだって鬼火で倒してやるのじゃ!!」


 サキタマが火を使い、ウネウネを焼き払う。


 シュンは珍しく役に立ったサキタマに言った。


「お、意外とやるな」


「見たか! ワシの力を!」


 だが、しばらくしてシュンは異変に気付く。


「なんか、気分が……」


 頭がクラクラし、変な気分になってきた。


 その時、ハッとしてウネウネに紛れた物を見つける。





 洞窟の奥でウネウネを倒すユキミもチフリも、何だか気持ちがムズムズしてきた。


「……っつ」


 気持ちが高ぶっておかしいとユキミは思う。顔は赤面し、息も荒い。


「な、何だこれは……」


 チフリもその時、何かに気付く。


「まさか……。サーチ!!」


 周りの空気を調べるチフリ。案の定、毒が紛れていた。


「ユキミ先輩!! まずいです!! 毒が!!」


 言った時には、ユキミは既に膝をついてしゃがんでいた。


 チフリは慌てて自分に解毒の魔法を掛けてから、ユキミに近付く。


 その時、一匹のウネウネがユキミの体に纏わりついた。


「んっひゃあ!!」


 ねちょねちょとしたウネウネが太ももをまさぐり、顔に纏わりつく。


 気持ちが悪いはずなのに、ユキミは何だか変な気分になっていった。


「あっ、ダメッ!!」


評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ