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病人の希望は断りづらい件③

 どうもお久しぶりです。前回から今までまともに続きを作れる状態ではありませんでした。暫く投稿ペース落ちるかもしれません。XY&妖怪とお友達になる世代なので。

 心臓の鼓動で翌日に響くシャワーの音が聞こえない。

 目の前にはうっすらと湯気に包まれたすべすべの義妹(れい)の背中。お湯に濡れた身体は妖艶さを纏っている。


 これは………小さい頃一緒に入っていた時とは全然違う。どこからどう見てももう大人の女性。

 …この義妹(いもうと)の背中を洗うシュチュエーション、クラスの男達(あいつら)にいったら血涙を流すだろうな………。いや、無理。


 現実逃避も虚しく、シャツが背中に張り付いていくのを感じる。


「にいお願い」


 玲衣(れい)が泡立てたネットを背中越しに渡す。


 そんな無防備に!正面には鏡があるって言うのに。あと普通になんか裸で腕を上げているのは刺激が強すぎる!


 半ば目を閉じながら伸ばされる手を僅かに確認して受け取る。


 鼻息が一層荒くなる。鼓動の速さが上がる。シャワーの音も聞こえない程耳鳴りがしてきた気がする。

 玲衣に気付かれないように一呼吸を置いた後、洗い易いように腰を落とす。


 泡立てたネットをそっと背中に触れさせる。そして手をゆっくりと上下に動かし始めた。


 一口に背中と言っても広範囲だ。腰に近い所もあれば脇に近い場所もある。しっかり洗うとなれば必然的に玲衣の背中を舐め回すように見てしまう事に等しい。だからと言ってテキトウにやるのはなんか違う。…素早くやるしか無い。


 決意した俺は素早く、かつ丁寧に乗り切って浴室を逃げるように出た。

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