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ペヌペッチョ 6
ペヌペッチョは髭をザラザラ撫でてから、少し溜め息をついた。
「戦士にはそれらしい装いってのがあってな、相手を威嚇する意味でも、そう言うのをした方がいい」
そこへ、ヒューマンの若者がリックに声を掛けてきた。
金髪で物腰の柔らかい美少年である。
「すみません、あなたがリックですか?」
リックはあまり男に慣れておらず、ドギマギしたが、小さくうなずいた。
「僕はディール。
緒戦であなたと戦うんです。
よろしく」
「よよ、よろしく」
そう言って若者は去っていった。
リックは美少年の姿に少しボーッとしていたが、ハッと気がついて、頬を叩いて気合いを入れ直した。
「ペヌペッチョ、装いってのを頼む!」
この日は観客が多い。
色んなパーティが、有望な新人発掘をする場なのだ。
前評判の良い選手のときは、大きなどよめきがあったりする。
リックの番が来た。
先程のディールは既にグラウンドに出ている。
ペヌペッチョは一足先に観客席へ行った。
もう一度気合いを入れ、リックはグラウンドへ出た。




