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魔王倒します『神様は早送りしまくりました』

 幻想ハジメは勇者に目覚めてから幾度とない試練を潜り抜けてきた。

 そしてとうとう魔王城へと足を踏み入れ、魔王と対面することとなった。

 


 『魔王城まで早送りしてしまいました』

 『もう面倒くさいしこれ見て終わりにしようぜ。ここからエンドロールまで見れればいいわけだし』

 『はいそうですね』


 

 幻想ハジメの仲間は全員死んだ。ヒロインも仲間も彼のために、そして世界の平和のために。

 


 『読んでいる読者とかいたら絶対話はしょりすぎだろって思うだろうなこれ』

 『私達が飽きたので仕方ありません。最後のクライマックスシーンだけ見られればいいんですよ』


 

 ハジメは世界のために戦う。魔王と。


 「勝負だ魔王。僕が相手だ」

 「ほう面白い。我に勝負を挑むか幻想ハジメ」

 「僕は全てを失った。それでも勇者の誇りだけは失ってはいない」


 ハジメの全てと魔王の全てがぶつかる。

 ハジメは魔王に勝ち、再び世界に平和をもたらした。


 幻想ハジメの勇者の物語はこれにて幕を閉じた。


 

 


 『あれ!? ここで終わりかよ。完全打ち切りエンドじゃん』

 『AIはポンコツ過ぎます。がっかりです、時間の無駄でした』

 『もう二度と物語をAIに作らせるのは止めよう。ってかこれなら魔王に復活してもらってスキル妄想封じて冒険したほうがよかったよ』

 『そうですね、次はどんな世界にしますかハジメさん』

 『懲りないなお前。もう終わりでいいよ』

 『そうですかそれは残念です。それでは前の世界に戻しますかスキル妄想で』




 「起きろーお兄ちゃん」

 「起きなさいハジメ」


 

 俺は誰かに叩き起こされる。


 妹と母さんだ。


 「うなされていたけど大丈夫?」

 「あれ俺夢を見ていたのか」

 「もう朝だよ。今日から新学期でしょ」



 どうやらトラックで死亡したところから夢だったらしい。


 妄想癖が強すぎてとんでもない夢を見てしまったようだ。


 はあ~学校行くか。


 ハジメの人生はこれからも続いていく。

一度夢オチが書きたくて書きました。

短い話でしたが最後まで読んでくれた方がいましたら、有難うございます。

他の投稿作品は夢オチや打ち切りエンドはないので安心してください。

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