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幕間-interlude-
「マリア1よりエメラルド。
こちら総員現着。コードブラック実行予定、オーバー」
男装の少女が咽頭マイクでの対話中、暇そうに後ろで控えてた赤髪の少女が隣の金髪の少女に話しかける。
「ねぇカタリナ。あれが例の?」
その指先には、背中から刺されて虫の息の少女が倒れていた。
「咽頭マイクだから入らないとは思うけど、報告が終わるまでは黙っといたほうがいいよ、マリア3」
「ちぇー」
その少女、カタリナから指摘されて拗ね気味に赤髪の少女はボヤいた。
「了、マリア1、アウト。
はぁ……マリア3……いえ、ピース。流石に空気は読みなさい」
「はいはい、ごめんなさいねミアちゃん」
あまり反省の色もないその返事に、もう一人の大柄な少女が身を乗り出す。
「おい!!」
「何よ腰巾着!カレンさぁ、アンタ、ミアがいなきゃ何もできないじゃない」
「んだとぉ?」
カレンと呼ばれた緑髪の少女とピースの間に走る緊張に、カタリナは半ば辟易したように仲裁する。
「やめなって二人とも」
「はぁ……ピース、あなたね……」
流石にミアも隊長として思うことがあるのか、一言挟もうとしたのを、ピースが遮る。
「あーもーやってらんない!さっさと終わらせましょ!私がもらうね」
ピースが手に持ったライフルを少女に向かって構える。
バン
一発の音が、燃え盛る研究所の中に響いた。




