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第一章第三節⑫ RemembeR me

[RemembeR me]

2014.5.21 11:08:51 星見里研究所内部(第三試験室)

side:神空 鴉那


月夏が決めた!

合図で槽を切り裂くと、中から蛍光色の液体がドバッと溢れ出てくる。

それがあいつに触れた時だった。

完全に動きが止まってる、痙攣すらも。

あの溶液が、まるで無意識すらも奪ってるかのように。

月夏の仮説は多分あってた!

なら次にやることは、コンセントから切断したコードの先端をその液体に投げ込む。

バチバチッバツン!と激しい音と共に部屋の電源が落ちた。

念のため、一気にコンセントを引き抜く。

焦げたビニールの匂いと熱が、その凄まじさを物語っていた。

念のため液体に金属片を投げ入れてみる。

……帯電してないね、よし。

そのままそいつのすぐそばまで歩いて行く。

……きっとこいつも、ここの被害者なのだろう。

でも、同情はしない。

あるのは、さよならだけ。

その首元へ、右腕の断頭の刃を振り下ろした。

「おわったね……やったよ!げっ……」

月夏の方を振り向いた瞬間だった。

背中から焼きごてを当てられたような熱さが体の中を貫く。

「ありがとう、鴉那。よく頑張ったわね。おやすみなさい」

え……

なんで、わたしのなま……え……

ちが、ししょ、う……?

「ア……!!」

まって、げっか

つれてかないで

やめて

いたい、あつい

C班(クラシック)は予定通りに。後詰はM班(マリア)が処理が終わり次第ここに来るから貴方たちは私と一緒に即撤収を。

必要なものはもう残ってないので全破棄の上焼却処理。オーバー」

なにいって

「エメラルドからM1、後何分後に到着予定?オーバー」

ねえ、ししょう

「了、なら任せるわ、アウト」

おいてかないで

ほのおが

……あ

だれ……?

こないで……

た す ……


[アナリティクス・プロジェクト 第一章 終]


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