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アナリティクス・プロジェクト  作者: 神空鴉那
第一章 第一節
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[おまけTIPS] sidestory vol.1

[旅立ちの篝火]

2014.5.19 23:21 翡翠神社

side:翡翠


「そろそろ限界かな……」

自分の所轄にある"とある家"を人が認知できないようにして1時間、流石にこれ以上認知を歪めると良くなさそうだね。

そしてなにより、そこから人の気配が消えた。ならばきっとあの子達は選んだんだろうし。

「解」

手を払うことで、あの空間の認知を現実に引き戻す。

今は夜だし月も翳っている。

明かりの少ない通りなのできっとすぐに見つかることはないだろうけど、それでも明日の明け方にはきっと大騒ぎになるだろう。

……ま、人間なんて都合のいい解釈で塗りつぶすのが得意だからね。

彼らが帰ってきてからは、彼ら自身に解決を任せよう。

変な事件扱いはされそうだけど。

そんなことをよそに、1匹の管狐が仲間に抱えられて帰ってきた。

その姿は痛ましく、すでに動きはない。

「……謝らないからね、君は、よくやったよ」

そういうと、その管狐は雪のように溶けて消えていった。

これから先はもう僕には管理なんてできない。何が起こるかは、その真意を知るものだけだろうね。

「……彼らの選択に、幸がありますように」

旅立ちは見送る側の方が辛いですわよね……

※明日は本編おやすみです。

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