表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
49/59

シオン侵攻信仰


「出撃準備、完了しました」

低く抑えた報告が、静寂を切り裂く。

神聖の軍が、整然と列を成す。

白銀の法装が光を受け、ひとつの意志として立ち上がった。

神聖国の少女は、祈りの刻印を宿す装束を纏い、前へ出る。

その背後に並ぶ女たち――

彼女らの視線は、ただ一人へと注がれていた。

眼下に広がるのは、炎。

防衛隊が築き上げてきた陣は、いまや火に呑まれ、崩れ去ろうとしている。

焼き払い、踏み越え、なお立ち続ける存在。

それは騎士の威厳を備えながら、暴君の如き苛烈さを帯びていた。

己に不可能など存在しないと告げる、絶対者の気配。

――強い。

圧倒的に。

守るべきものを背に、彼らは確かに抗っていた。

傷を負い、力尽きかけながらも、己を律し、戦線を繋いできた。

だが、その意志ごと――押し潰された。

人の意志は、神の前に脆い。

それを証明するかのように、神聖の上位存在は結果で語る。

その力、その行い、その帰結すべてが、

抗うことの無意味さを、静かに突きつけていた。

これは征服ではない。

支配の宣告。

――この地が、すでに彼らの手中にあることを示すための。


挿絵(By みてみん)

世界、人物、引用、元ネタ、テキスト等【引用、参考文献等】

blog

https://as-game.net/

cien(全年齢)

https://ci-en.net/creator/11836

pixiv

https://www.pixiv.net/users/291714

https://www.pixiv.net/users/86840261

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ