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エルフ剣姫想
だが、戦火は止まらない。
魔大国の侵攻は容赦なく、姉は奪われ、民は蹂躙され、祖国は踏みにじられた。
エルフの剣姫は、処刑台に立たされていた。
すべてが終わるはずだった、その瞬間。
吹き抜けたのは――蒼き風。
現れたのは、蒼生大和。
振るわれた蒼風は、彼女を縛る鎖を断ち切り、絶望の淵から、その命を救い上げる。
立ち上がる姫君。
守れなかった現実が、胸の奥で燃え続ける。
そして、その炎は――やがて誓いへと変わる。
「……たとえ、この身がどれほどの代償を払おうとも……
あいつだけは――必ず討ち倒す!!」
揺らぐことのない決意が、その瞳に宿る。
それは復讐か、あるいは解放か。
彼女は迷わない。
己のすべてを賭けて、剣を振るう。
次に訪れるのは――希望か、破滅か。
エルフの剣姫の咆哮が、戦場に、新たな風を呼び起こす――。




