037⚫️愛があれば、年の差なんて?
やっと休暇だ。この航海は後悔だらけだった。
機動艦隊を見つけ、星間連合にトウケツキを引き渡すことができた。
1体は不明だったけど。
ヤマシタ司令長官が、わたしのことを評価してくださっているらしい。
・・・せやけど、みんな、なっちゃんとさやちゃんのおかげやん!
わし、なんも活躍してへん。
おまけに、’おまけ’のことを、’おまけ’やのうて「ルナ」って呼んでもうた。
しもたあ!失敗やあ!
艦を降りる。解散のあとは、いつものパブへ行こう。
傷だらけの心を癒す男には、パブがよく似合う。
ちょっとブルーな気分で、グラスを傾けるとしよう。
な、なんでや!なんでおるん?
「艦長、やっぱりここでしたね。」
「オカにあがったら、’艦長’でなくていい。」
「ふふ〜ん。じゃあ、サー・グレッグ。ルナのこと、どうなのよ?」
「いや、’操舵手’・・・じゃなかった、マリカさん。そう言われてもやねぇ。」
「もう、そろそろ、ちゃんと考えた方がいいんじゃないですか?」
「ルドルフまで、そんなこと言うんか?」
「ボクは本気ですよ。見てください、鼻が赤いでしょ?」
「水銀惑星の時もそうやったやん。いつもそうなんとちゃうんか?」
「いえ、サー・グレッグ、ルドルフはそういうヤツなんですよ。」
「そやかてクドー、わし、ルナより10歳も年上やで?」
「年の差なんて、関係ないんじゃない?うちも夫と10歳ちがいよ。」
「えっ、マリカさん、そしたら夫さん、40歳近いんですか?」
「ちがう、ちがう。夫が10歳年下なのよ。」
「そ、そうですんか。ええご夫妻ですね!」
「馴れ初めはねえ・・・いや、そうじゃないでしょう、ルナの話!」
にぎやかなパブが、一層にぎやかになる夜だった。
どうする、グレッグ?!




