8話過去の話し
~5年前~
「かっちゃん!かっちゃん!私猫かってもらったんだぁ~」
「へーよかったなー」
「かっちゃんは冷たいなーゆーくんはもっと喜んでくれたよ!」
「あっそー」
「ふん!いいもん!この子を大事に育てておばあちゃんになっても一緒にいるんだもーん」
~2日後~
よし。黒羽を驚かすために猫を能力で浮かしてとばしてやる!
猫が浮く。その時後ろから誰かが克人の肩をたたいた。その瞬間驚いた克人は勢いを間違えて猫を潰してしまった。
「あ、」
肩をたたいたのは優人だった。
「克人その猫って確か黒羽の…」
克人の顔が青ざめる。
「かっちゃん?」
後ろから黒羽の声がする。だけど克人はふりかえることができなかった。
「その猫って私の…」
「ごめん」
黒羽の顔が赤くなる。
「かっちゃんのバカ!かっちゃんなんて大嫌い!」
黒羽が走ってどこかにいく。
「克人さすがにやりすぎだよ」
優人が黒羽のあとを追う。だけどなぜか優人の横顔が笑っているように見えた。
そのあと克人はどうすることもできなかった。
次の日黒羽に会ったときにはもうもとに戻っていた。
~現在~
「僕が!僕が君より上になったと思った!なのに!なのに!何で克人は嫌われなかったんだ!」
そんなことねーよ。絶対にねーよ。
「多分黒羽は心の中では俺のことを嫌っていると思う。」
優人の顔がくもる。
「そんなことはないよ。だってあのときだって今だってくーちゃんが一番思っているのは克人だから!あの時僕が追いかけてくーちゃんを慰めようとしたとき一番最初にくーちゃんがなんて言ったと思う!かっちゃんにひどいことをいっちゃったっていっていたんだよ!猫のことじゃなくて君のことだった!」
克人は言葉がでなかった。
「ごめん。僕も言いすぎたまた今度にしよう。今日は楽しいだけの思い出にしよう、じゃあね克人」
優人は泣きそうな顔でそういった。
「ああ、じゃあな」
克人の心に大きな穴があいた。
今回で克人には大きな心の変化が生じました。その変化が克人にどんな影響をだすのか見所です!
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