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有名なモデル達の有名番組撮影生活~原因との対峙~

 場所は少し変わり、ある会議室。

 この会議室には、私と2人の男性と女性の計5人います。男性の1人は、峰田さんより偉い立場の方でしょう。もう1人は、さきほど会議室を予約してくださった方です。女性の人達は・・・さきほど私の事を心配してくれていた方ですね。

(これで準備完了です。)

 別の会議室には、既に警察官を待機してもらっていますし、さきほどの男性を見張ってくれていますので、あの男性が逃亡する、なんて事態にはならないでしょう。

(事前に動画撮影と録音の許可がおりてよかったです。)

 名目上は一応、会議室内に監視カメラが必要かどうかの検証、ということにしてあります。そうじゃないと盗撮だのなんだのと言われてしまいますからね。もちろん、この会議室の外に監視カメラ有り、という記載はあります。

「それで優ちゃん、いったいどんな話をするのかね?」

 男性の1人が私に話しかけてきました。

「話す内容はひとまず・・・、」

 男性にこれから話す内容を伝えようとしたら、突如扉が開きました。

「失礼します。お連れしました。」

「ありがとうございます。」

「いえいえ。では私はこれで。」

 そう言い、1人はすぐに去っていきました。

「こんな時間に一体何用かね?まだこちらは仕事中なのだが?」

 私が呼んだのは、

「申し訳ありません。私が無理言って来てもらって。」

「まったく。」

 さきほどこの会場の警備をお願いしていた警備会社の責任者です。

「それで何かね?」

 それでは始めるとしましょう。

「先ほどの件について話し合いがしたいと思い、この場を設けさせていただきました。」

「先ほどの件?・・・ああ。」

 そう言い、男性はあっけらかんとこう答えました。

「ああいうサプライズ?でしたっけ?事前に連絡もせずにあのようなことはしないでほしいですね。」

 その言葉に私は少し驚いてしまいました。

「・・・まさかとは思いますが、私のステージ上のあの発言を真に受けているのですか?」

「あ?違うのか?」

「違うに決まっているじゃないですか?あれはあのファンが自発的に起こした誘拐未遂ですよ。」

「そうなのか?だとしたらどうしてこの俺が呼ばれたんだ?俺は何も悪くないじゃないか?悪いのはそのファンだろう?」

 この人、どうしてこの場に呼ばれたのか分かっていないのですか・・・。私は少し呆れてしまいました。

「確かに一番の原因はそのファンなのは間違いありません。今、警察が事情や動機等を聞いているところでしょう。」

「そうだろう?なら俺は・・・、」

「ですが、そもそもの警備体制に問題があったのではないか、私はそう考えているのですよ?」

「・・・つまり、俺たちがちゃんと警備をしていなかったからこの事態が起きたと、そう言いたいのか?」

「私からすれば、ですけど。」

「!?」

 警備会社の責任者は分かりやすく顔を濁らせました。

「ほぉ?私はいつも通りの仕事をしたつもりなのだがね。君は私たちの仕事の何が気に食わなかったのかね?ことと内容によっては・・・。」

 警備会社の責任者は私を睨みつけながら言います。

(ん?)

 ここで私の携帯が振動します。私は携帯を見て、先ほど届いた内容を確認します。

(・・・なるほど。ありがとう。)

 私は感謝しながら携帯をしまいます。

「?急に携帯を見て何をしているんだ?」

「いえ。ただ確認しただけです。それで先ほどの話ですが・・・仕事をちゃんとしていたかどうかの話は水掛け論になることが目に見えていますので、水掛け論にならないところから理由をご説明させていただきます。」

 私は再度携帯の画面を見て、先ほど届いた内容を再確認します。

「まず、あなたはこの会場を警備するにあたり、ある条件があったことを覚えていますか?」

「あ?ある条件だぁ?」

「はい。契約内容に記載されていることですが、覚えていませんか?」

「「「???」」」

 私の急な発言に、全員首をかしげています。

「・・・さぁな。色々記載してあったからどれの事を言っているのか分からん。」

「そうですか。なら、色々記載している内の1つであるこれ、覚えていますか?」

 私はある文を読み上げます。

「本作業で警備する人間は警備歴5年以上の者を雇用し、警備にあたらせること、このような内容の契約内容を覚えていますか?」

 私がそう聞くと、

「・・・あぁ~・・・、うん。まぁ・・・、」

 歯切れの悪い返事が返ってきました。

「どうしてこのような契約内容が記載されているかは私に分かりません。

 おそらく、この番組をなんとしてでも成功させたい為、警備を徹底的に強化したかったのでしょう。

「それで今回警備していた方々でしたが、かなり若い方々が警備していましたね。それこそ20代前半、でしょうか?まるで学生バイトのような・・・言いたいこと、分かりますか?」

「人を見た目だけで判断するのはいけない。あの者達は見た目こそ若々しいが、実年齢は30を超えており、勤務歴は5年と、今回の条件をクリアしている我が社の優秀な社員だ。その社員を侮辱するとは、君こそ分かっているのだろうな?」

 男性は私を睨みつけます。

 ですが、私には目の前の男性が嘘をついていることは分かっています。

(もしかして、今嘘をついてもばれない、そんなことを考えているのでしょうか?)

 だとしたらその考えは愚かですね。私は警備会社の責任者に問いかけます。

「あの方々が30超えの勤続5年の正社員だと、あなたはそう主張するのですね?」

 私は確認の為、警備会社の責任者に確認します。

「・・・本人に確認してみたところ、学生バイトで始めてからまだ1年未満だったそうですが?」

 私のこの言葉に、

「「「え???」」」

 私以外の全員が驚いていました。

「本人に確認してみた、だぁ?」

「はい。本人に確認しましたよ?」

 私は整備会社の責任者の疑問に答えます。

「どうやって確認したんだよ?」

「本人から直接確認しましたよ?この携帯で。」

 私は携帯を見せました。警備会社の責任者は舌打ちをしました。

「あいつら、ペラペラ喋りやがって・・・!」

 悪態が聞こえてきましたが、私はスルーして話を続けます。

「それで、契約内容と齟齬が生じていますが、これはどういう事なのでしょう?」

 私のこの言葉に、

「ど、どうしてお前みたいなガキが、契約内容を知っているんだ!?お、おかしいだろう!!??」

 と、話題を逸らし始めました。今はどうやって契約内容を把握したのか、なんてどうでもいいでしょうに・・・。ですが、答えるとしますか。

「事前に契約書類をみせてもらったのですよ。ね?」

「え?・・・あ、ああ。今回こういう事態になったからね。情報共有する必要があると思ってね。」

 実は事前に契約書類を見せてもらった、という話は嘘です。

 嘘だったのですが、男性はうまく私の嘘に乗ってくれました。ありがとうございます。

「それで、契約内容との齟齬について、どのような理由があるのですか?」

「・・・。」

 男性は何も答えませんでした。

(念の為、聞いてみますか。)

 私は期待を込めて、ある質問をする事にしました。

「それでは話を変えます。あなたの判断一つで、今もステージ上で頑張っているモデル達が危険な目に逢いました。その事に関して何か思う事はありますか?」

「思う事、だと?」

 警備会社の責任者は私の言葉に対し、少し考えた後、次のように発言しました。

「俺が何か悪い事をしたのか?悪いのは全部、あのステージに上がったデブただ一人だ!俺は悪くない!絶対にだ!!」

「「「!!!???」」」

 私は警備会社の責任者の言葉を聞いた後、付いて来てくれた方達の顔を見ました。いずれも怒りで顔を歪ませていました。

(みなさん、潮田さんのようなモデル達の為に怒っているのですね。)

「・・・あ?なんだよ?何か俺に言いたいことでもあるのか?なら言ってみろよ、なぁ!!」

 警備会社の責任者はここぞとばかりに声を荒らげています。

(みなさん、さきほどの私の言葉を汲み取り、下手な発言を控えているのですね。)

 下手に発言すれば、こちら側が不利になりますからね。本当、私の言葉を聞いてくれてありがたいです。

「それがあなたの答えですか?」

「ああ、そうだ!俺は絶対!悪くない!!!」

 私は警備会社の責任者の言葉を聞いた後、付いて来てくれた方達の顔を再度見ました。私が見ている事に気づくと、私を見て頷いてくれました。

(分かりました。みなさんの意志、私が引き継ぎます。)

 私はもう容赦しなくていいのだと判断します。

 さきほどの返答で、心から謝罪をしてくれれば寛大な対応をしていたかもしれませんのに。本当に残念です。

(ですがこれで、罪悪感なく出来そうです。)

 私は改めて目の前の男性を見て、話を再開します。

「そうですか。あなたは絶対悪くない、ですか。」

 携帯を見て、さきほど届いた情報を確認する。

「人との会話の最中に携帯を見るなんて、礼儀がなっていないなぁ!!」

 警備会社の責任者は私に向けて手を出そうとしてきました。私はその手を難なく躱します。

「それは失礼しました。なにせ、ある事を確認していましてね。どうしても携帯の画面を見る必要があったのですよ。」

「ある事ってなんだよ?それは今関係あるのかよ?まったく、こちらは仕事で忙しいってのに。」

「そう、ですか。」

 思うところはありましたが、私は口を閉ざします。

「それほど仕事が忙しいのなら、あなたから仕事を無くしてあげますよ。」

「あ?何言ってんだ、お前?」

 私は警備会社の責任者の目を見ます。

 その目は、明らかに私を見下し、馬鹿にしたような目でした。

(よく見る目ですね。)

 学校ではいつもそのような目で見られていますからね。この不快感もそこまで覚えなくてなった気がします。

「ところで、警備員として雇用する場合、警備員歴5年以上の者と学生バイト、どちらのお給金が高いと思いますか?」

 私は警備会社の責任者に質問します。

「あ?そんなもの決まっているだろうが!警備員歴5年以上の奴だろうが!」

「質問に答えていただきありがとうございます。」

 私は頭を下げます。

「では、本来警備員歴5年以上の方に支払われるべきお給金と学生バイトに支払ったお給金の差額分はどこに消えたのでしょう?」

「「「!!!???」」」

 どうやらここでようやく警備会社の責任者の顔が青くなり始めました。

 ですが、私は話し続けます。今更話をやめるなんて真似はしません。

「さきほどあなたは言いましたよね?学生バイトより警備員歴5年以上の方が、お給金が高いと。」

「い、言っていない!俺は知らない!何も知らねぇ!」

「それはそれで問題ではないですか?あなたは責任者、なのでしょう?それに御社は前払い制だと把握済みです。なんなら今、学生バイトに給金の額を聞き、御社に支払われる給金を比較してみましょうか?」

「!?」

 私の言葉に、警備会社の責任者の方は戸惑いを隠せない。

「みなさん、もうお気づきかもしれませんが、改めて私が口にしますね。この男性は、横領をしています。」

「「「!!!???」」」

 私の、横領、という言葉に全員驚きの感情を露わにします。

「それにあなた、何回もやっていますよね?」

「「「!!!???」」」

 みなさん、驚きの連続でしょう。私も調査結果に目を通した時は驚きました。

「ど、どこにそんな証拠が・・・!?」

「あ~。やっぱ楽して稼ぐのは最高だな~」

「!?」

 突如流れ始めた音声に全員疑問符を浮かべますが、一人だけ、脂汗を流し始めた者がいます。その者は、私の目の前にいる整備会社の責任者です。

「相手の会社を騙し、楽して金を稼ぐ。これが出来る俺って本当に賢いわ~。」

「や、やめ・・・!」

「しかも、何度やっても失敗しない。みんな気づかずに騙されて。本当、馬鹿ばっかだわ。あっはっは!」

 その音声が流れた後、私はボイスレコーダーをオフにし、

「それで、証拠が、なんですか?」

 私は警備会社の責任者に問いかけます。

「・・・。」

 私の問いかけに、警備会社の責任者は黙秘します。

「あなたが最初、あのモデルの方々に心から謝罪をしたのであれば、私がここまで調べることはしませんでした。ですがあなたは、自分の非を一切認めず、他責にした。そのせいであなたはここで罪を暴露されることになったのです。」

 まぁ、私が暴露しなくても、いずればれることだったでしょう。

「もちろん、この場から逃げる、なんて考えはしないでくださいね。余計な手間が増えるだけですからね。」

「・・・ふざけるなよ。」

「え?」

 私の聞き間違えでなければ、この人、ふざけるなよ、と言いませんでしたか?

「お前が・・・お前がいるせいで!」

「「「!!!???」」」

 急に警備会社の責任者は声を荒らげました。

「今まで、今までうまくいっていたのに・・・。全部、全部、お前のせいだ!」

 警備会社の責任者の目は、誰が見ても分かるくらい発狂し始めました。

「お前みたいなクソガキがいるから、俺みたいな大人が不幸になる!お前みたいなクソガキは・・・!」

 警備会社の責任者は私に向けて走り出す。

(((危ない!!!)))

 周囲にいる大人達は、早乙女優の危機を察知し、助けようと動き始めるも、間に合わなそうだと判断し、何人かは目を閉じる。

 そして、鈍い音が周囲に響く。

「これで気が済みましたか?」

 目の前には、殴られた早乙女優と殴った警備会社の責任者がいた。

「優ちゃん!?」

 何人か急いで早乙女優の元へ駆け寄ろうとするが、早乙女優が手で制止する。

「大丈夫です。もう終わります。」

「え?」

 ここで会議室の扉が突如開かれる。扉を開いた者は、私服姿の男性だった。私服姿の男性は、警備会社の責任者を捕まえる。

「おい!急に何するんだよ!!??」

「何って、子供に暴行した犯罪者を現行犯逮捕しているのですが?」

「は?」

 警備会社の責任者に対して、私は説明します。

「先ほどまで話していた会話の内容、あなたの行動は全て警察の方々に筒抜けだったのですよ。」

「はぁ!?ど、どうやってだよ!!??」

「普通に防犯カメラですが?」

「防犯カメラだと!?この部屋にはないはずだ!」

「・・・もしかして、この会議室前に張り紙を見ていなかったのですか?」

「張り紙、だと?」

「ええ。この部屋には防犯カメラが試験的に導入されています、と。」

「!!??嵌めやがったな、このクソガキ!!」

 警備会社の責任者は暴れようとしましたが、警察官に取り押さえられている為、身動きをとることが出来ません。

「これであなたは終わりです。」

 私がそう言いますと、

「地獄に落ちろ!」

 そう言われてしまいました。

「地獄ならもう落ちて体験してきました。そして次は、あなたが地獄に落ちて体験する番です。覚悟してください。」

「覚悟、だと?」

「ええ。横領された会社から賠償請求される事は間違いないでしょう。そして、今ステージで頑張っているモデルの所属事務所から訴えられるかもしれないですね。」

 私が淡々と言うと、

「・・・。」

 警備会社の責任者は黙ってしまいました。

「別に私が殴られても、モデルを引退しても構いません。ですが、本気で挑んでいる方々の活躍の場を潰そうとしたのです。その報いはしっかり受けてください。」

 私がそう言い終えると、私服の警察官が警備会社の責任者を連れて行ってくれました。

「警察の調査が入れば、あの男性の余罪もゴロゴロ露呈することでしょう。その際、しっかり今回の件の賠償請求を忘れずにしておいてくださいね。」

 私は男性に声をかけます。

 その直後、

「優ちゃん、大丈夫!!??」

「ごめんね!私がいながら優ちゃんを守ることが出来なかった。本当、ごめん・・・。」

 女性2人が泣き始めました。

「俺も、すまなかった。」

「本来、大人である俺たち達がするべきことなのに、全部優ちゃんにやらせてしまったあげく、暴行を許してしまった。本当に、申し訳ない。」

 男性2人も、何故か私に謝罪してきました。

 ・・・。

「別に謝罪は不要です。さきほどの行為は全て、私がしたくてしたことなので。」

 さきほどまでの一連の流れは、全て私がしたくて色々仕込んだだけの事です。感謝されるいわれなどありません。

「あ!急いで殴られた箇所の治療をしなきゃ!すぐにお医者さんを呼ぶね!」

「待って!お医者さんを呼ぶんじゃなくて救急車を呼びましょう!優ちゃん、顔だけじゃなく腕も怪我しているからさ。」

「「なるほど。」」

 いや、なるほどではありませんから。

「それほど痛くないので大丈夫です。私は問題ありません。」

「でも・・・。」

「ですが、殴られた証拠として医者から診断書をもらうよていですので、その際に怪我を診てもらいます。」

 ・・・あれ?問題ないと言いながら、問題あるような発言をしていませんか?・・・まぁ、気にしないでおきましょう。

「なら急いでお医者さんを・・・!」

 こうして私はさきほどの大人達4人に、お医者さんの元へ連れられ、自分の今の体を診てもらいました。

 その途中、大人4人の内、男性と女性1人ずつが私の元から離れました。

「先ほどの話し合いの結果について報告してくるよ。君達は優ちゃんをお医者さんの元へ連れて行ってくれ。」

 という話し合いが行われ、私と成人済みの男女1人ずつの計3人でお医者さんの元へ向かいました。

「骨は折れていなさそうですし、体に跡が残る、なんてこともなさそうです。」

 この報告を受けて大人達は分かりやすいくらい安堵していました。私としては、跡が残ろうが残らなかろうがどちらでもよかったのですがね。

 この後、腕と顔の怪我に対する診断書をもらい、お医者さんの元を去りました。

「そういえば、番組の方は大丈夫なのですか?」

 私がそう聞くと、1人が確認してくれました。

「・・・ありがとう。確認出来ました。」

 どうやら番組の方は順調に進んでいるらしいです。流石は潮田さん達です。あんなトラブルがあっても撮影出来るなんて、素晴らしいプロ意識だと思います。今の私には出来ません。

「後、警察から話があって、警察署に来てもらえないかって電話が来たらしい。どうします?」

「どうします、とは?」

「優ちゃん怪我しているし色々あって疲れているならまた日を改めてもいいって。場所も希望があるなら聞くって。」

「いえ、今から事情聴取を受けます。場所は警察署で構いません。」

 警察署の場所を調べたところ、ここから近かったので、直接行っても問題ないでしょう。ただ、直接といっても徒歩で行くと目立ちそうなので、車で向かった方がいいかもしれません。

「・・・優ちゃんみたいな有名人が警察署に現れたら、よからぬ噂が出るかもしれないから、場所については・・・さっきの会議室にしよう。まだ空きがあるか確認しつつ、警察の人にそれで問題ないかも確認してみよう。」

「私も手伝うわ。」

 男性と女性の2人が電話をかけ始めました。おそらく、テレビ局と警察署でしょう。

「・・・会議室、まだ空いているって。」

「こっちも。また私服で来てくれるって。」

 どうやら2人の確認は終わったようです。

 その後、私服の警察官から事情聴取を受け、時刻はもうすぐ夕方です。

「・・・ふぅ。」

「優ちゃん、お疲れ様」

「子供なのに頑張ったわね。」

「いえ。お二人もお疲れ様です。」

 私達3人は小休止していました。

(番組は・・・終わっているでしょうね。)

 結果はどうなったのでしょうか?

「・・・優ちゃん、ちょっといい?」

「?なんでしょうか?」

 2人の成人の内、男性の方が私に話しかけてきました。

「プロデューサーが、優ちゃんに話があるって。一緒に付いて来てくれないか?」

「分かりました。」

 話がある、ですか。

(出来れば怒られないと嬉しいのですが・・・。)

 せっかく指名していただいたのに、わざとじゃないとはいえ失格になってしまいましたからね。

「一応言っておきますけど、説教じゃないので安心してくださいね?」

 私の心の内を読んでの発言でしょうか。私が気にしている疑念を解消してくれました。

「それはよかったです。」

 それじゃあ、プロデューサーさんのところへ向かうとしますか。

次回予告

『有名なモデル達の有名番組撮影生活~番組側からの言葉~』

 原因との対峙後、早乙女優は番組のプロデューサーに呼ばれ、別の会議室に行く。到着すると、番組の制作陣、そしてモデル達がいた。


 こんな感じの次回予告となりましたが、どうでしょうか?

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