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第一葉

「府雨の観察メモ」第一葉


 部屋の観察を、どうやってするかが問題で、しばらくこのメモを作れずにいた。


 第一葉なので、気張るのだけど、そういう力みはあまり効果的でないと思うので、とりあえず目についたところから。


 僕の机は弟のお下がりで、高校時代から部屋に置いている。高校時代この机で勉強したことはなく、浪人時代も同様で、三年くらい前から家で本を開くようになって、勉強机としての役目を果たすようになった。


 一般的な木の学習机で、引き出しにはポストカードがたくさん入っている。


 机の面積の3/5は本やら本棚で埋まっている。


***


 京都のプティ・タ・プティで買ったマグと本当に昔から何故かあるNaRaYaのペン立てにペンを立てている。コピックみたいなペンが、プライベートではボールペンに取って代わった。


 友達のイラストレーターさんになった人の個展、大学時代、プティ・タ・プティのある通り「二条寺町」にあったメイセイというギャラリーで買った鹿の「孔画」がこちらを向いている。


 浪人してすぐ買った謎の鉛筆削り。たしか日比谷で買ったのだった。その店を去年見に行ったけど、もうなくなっていた。


***


 焦げ茶色の卓上本棚にいろんなものを詰めている。


 なのはとフェイトのフィギュア。彼女らは水着姿。


 ことりっぷが八冊。僕はことりっぷが好き。


 鎌倉で買った小さいお地蔵さんと、こぐまちゃんのマグカップにこぐまちゃんが入っている。


 なんか差さってる『老舎言語辞典』その隣に使い古した『新明解』。


 角に机を置いていて、その卓上本棚も角にあって、本を「屋上」に積んである。『重要なことについて』の2巻と3巻。1巻は読むつもりでどこか別のところにあり二年くらい開いていない。『ハート基礎有機化学』たちのうえに「ハクメイとミコチ」の万年カレンダーがある。日付は10/26。今年(今日は10/10)のではないのでもちろん去年から触っていない。


 その上にエアコンが設置してある。


 勉強机なので勉強電気スタンドがあって、その台にスターレイルのカフカのフィギュアがある。その手前に战场英姿シリーズの雷電将軍のミニフィギュアがある。


 とりあえずこの机の上にある本の冊数を数えてみる。


 大体60冊だった。


 一番高いのはたぶん最近買った山本理顕の『山本理顕 コミュニティーと建築』で、それよりカフカのフィギュアが高い。


 ちらっと見たら、パイモンのフィギュアが彼方へ手を振っていた。その近くに京都のMoMAのアンテナショップで買った黒ミッフィーのコインケースがあった。


 右手から一番近いところにスマホの充電スタンドがある。今の職場に受かった時のお祝いでもらった。


 あ、MacBook Airがあった。140000円くらいだったろうか。去年冬のボーナスで買った。小説しか書いてないから宝の持ち腐れではある。


 細々としたものが卓上本棚にある。


 小さい頃友達と行った代々木八幡のお祭りで買ったヘリのなくなったコプター。すごく小さい。


 父方の祖母からもらった耳のかけたクリスタルのフクロウ。


 大学の先輩を訪ねて行った方南町か中野の食器屋さんで買った小さい醤油さしみたいなもの。


 精神病棟に入っていた時に作った木のコースター。


 見附橋のお祭りで買ったシャチが描かれた小石。


 横浜で買った可愛いウマのぬい。


***


 フィギュアも本も埃まみれで、ものぐさな自分の性格がよく出ている。秩序立てることはそれなりに好きだけど、メンテナンスすることには意識が向かないみたい。


 ただ買うことで満足しているものも多い。まあ、いつか読むでしょうと。

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