81話 リディアの災難
皆様、いつもありがとうございます。
本がある程度完成した頃、誰かが来たようだ。私がそのまま受け答えするならすぐに相手がわかるだろう、シャーリーがいる場合も大体同じだけど、ここはメイドが外で待機している為、その話し声が聞こえた事で誰か来た事がわかったのだ。
「アニエス様、ロビン辺境伯様がお見えになりました」
「は、はい!どうぞ!」
「アニエス、どうした?俺だけだから安心しろ」
私はお母様も一緒に入って来るかと思っていた。お父様は入って来ると椅子に座り、先に状況を教えてくれたのだ。
「アンナは王都に入り、今は王城で国王陛下に挨拶をしている。リディアは震えていたが、国王陛下がお会いになるとの事で、一緒に謁見中だ」
まさかのリディアが贄となるなんて、私の計画のせいだけど、ごめんね。と心の中で思う事にした。
「私が探りを入れた限りは怒ってる様子は無かったな、それよりも生き生きしていたぞ、何か心当たりはあるか?」
「出かける前はゴーレム作って、私の偽物作ったぐらいです?あっ、リディアに魔法道具を作った事が…でも関係ないかな?」
「アンナは魔法なら興味を持つからな…後はアニエスが拒み続ける事でリディアに着せ替えをしたぐらいか…謁見が終わり次第こちらに連れて来る様、騎士には頼んでいるから待つだけだな」
何というか、想像できた事だけど、リディアには申し訳なく思ってしまった。そんな事を私が思っていると、お父様が手元にある本に興味を示して、中を見せてくれと言うのだ。
「リディアに魔法学園入学祝いと私の特訓卒業祝いで書いてる本ですよ?」
「大丈夫なんだよな?魔法が発動するとか…変形するとか無いんだよな?」
あれ?私はお父様の中でどんなイメージなのか、一度ゆっくり話した方がいいかもしれないと感じた。「汚さないで下さい」と言ってお父様に渡すと、本を開いて読み始めた。暫く真剣に読んで、「アニエス、この本私も欲しいのだが」と言い出したのだ。
「書くの大変なんですから、無理な相談です」
「この本、とてつもない価値だぞ、この国の魔法がひっくり返るほどの…」
「知ってます。フレデリカ様にもお伝えしましたが、誤って伝わりすぎが悪いのです」
お父様は諦めきれないのか、「なら可能な時に少しずつ書いて欲しい、いる物があれば何でも揃えるぞ!」と本気の様だった。私もいずれ大量に作る必要があると思っていたので、考えると答えた。私の計画ではリディアに極めさせて、魔法学園の教師を成長させ、教師に本を作ってもらう予定ではある。本を手作業で作り続けていると頭がおかしくなるからだ。
「ほう、アニエスから聞いていたが、こんな魔法も…おお!これは使えそうだな…」
読める限り読んでしまえという精神で、お父様は読みながら独り言を言っている。一通り読み終えると私に返して、「とてつもない本だ。その分危険も伴う、この本が仮にリディアから奪われたら危ないぞ?」と言ったのだ。
「私もその点は考えているので、最終的に魔法をかけて、リディア専用の魔導書みたいな感じにします」
「さらっと、とんでもない事を言うんだな、安心はできるが、私も色々手を考えておくか、リディアは現在、私が後ろ盾だが、この本に書いてある魔法を操れる様になれば、王国で活躍してもらいたいからな」
お父様も何か考えがある様だけど、私がかける魔法はリディアの血を使い、開く事を出来なくする施錠魔法、損傷を防ぐ保護魔法、本に何かしらの魔法がかかった時に発動する反撃魔法を予定している。何も大きな容量は取らない為、問題ないと思ったからだ。
お父様から本の魔法について聞かれたり、答えたりをしていると時間が経過して、お母様が到着した事をメイドが伝えてくれた。お父様に目配りをすると強く頷く為、私は期待しつつ、部屋に入ってもらう。
「お母様、お久しぶりです。この度は勝手な振る舞いを行い、大変申し訳ございません」
先手で入った瞬間に言葉を言いながら頭を下げる。これなら、伝わる!と思っていたが、言葉が何も返ってこない。恐る恐る顔を上げると目の前まで近寄っていたお母様に抱きしめられたのだ。
「お、お母様!」
「アニエス!無事でよかったわ!話を聞いた時はどうしようかと思って、焦ったのよ!毎回毎回心配させないで…」
「お母様…」
強く温かく抱きしめられて、私は心がギュッと縮まる様に悲しさが込み上げてしまった。自然に涙が流れてしまい、私は「ごめんなさい」と言い続けたのだ。
「お母様、落ち着きました。取り乱して、申し訳ありません」
「いいのよ、アニエスはまだ子供なんだから、だからこそ心配するのよ。あんな出来事の後に向かうのですから、私も直ぐに行きたかったのよ」
お母様はそう言いながら、私の頭を撫で続けた。人って、こんなに温かく心が満たされるんだと再度思うと、お母様が私が向かった後の話をしてくれたのだ。
私の偽物に気がつくまで数日かかって、部屋へと向かったらしく、その時に私の偽物を看破したリディアは狼狽えて、謝ったらしく、偽物の魔力が切れかけていた事で、透けていたようだ。
その後、お母様はリディアから詳細を聞いて、商業街へ向かおうとしたが、領地に何でも屋が出現した事で、空けるわけにはいかず、困っていたそんな気持ちを抑える為にリディアを着せ替えて心を落ち着かせながら、リディアの魔法を見ていたようだ。
その後、王都の冒険者組合からお父様が連絡を行い、私が無事な事と王都で起きた事を知って、これ以上は騒動が起きないと思うと、リディアとリディアのお母さんを連れて、王都に向かったとの事だった。
「何か途中変な箇所がありましたけど、お母様ありがとございます」
「心配させられましたけど、リディアちゃんの着せ替えが出来たので許します。ですが、今後は必ず伝えた上で無茶をする事ない様にしなさい」
私は強く頷き、返事をした。そして、リディアの話を聞いた事で、「お母様、リディアは?」と姿が見えない為、聞いてみる事にした。
「王都に到着した後、邸に先生を連れて行き、リディアちゃんと私は王城で国王陛下に挨拶をしたわ、その後に国王陛下がリディアちゃんとお茶をすると言って、姫様と三人で楽しくお茶を飲んでいるはずね」
先生?と疑問に思っていると、リディアのお母さんの事で、服を縫う事が得意な為、教わっている関係だそうだ。
話を聞く限り、予想できない事が起きていると思う。貴族に慣れつつあるリディアだけど、私も気後れする二人に囲まれて生きて返ってこれるのだろうか、何かリディアに謝罪の品を渡した方がいいかもしれないと思った。
お父様がお母様にリディアの魔法はどうだったかと聞いた所、「リディアちゃん、恐ろしい上達ね。将来は魔法教会の属性長は簡単になれると思うわね」とお母様が答えた。お父様は「将来は王国で活躍してもらうぞ」と言った事でリディア争奪戦の言い合いが始まり、私は頑張って仲裁する事となり、リディアの将来はリディアに判断してもらうと言う結果となった。
私はお父様が話したゴーレムの複製を思い出すと、お母様に聞いた。お母様は私のゴーレム作成方法をある程度見て覚えた様で失敗を繰り返し、完成したのが私より小さな丸い塊らしく、街道や街で転がってるらしい。
「お母様、よく私の作り方みて出来ましたね。想定外の形でしたけど」
「成功とは思ってないのよ、今度アニエスから教えてもらって完成させるわ」
オリジナル魔法と言ってもいいんじゃないだろうか、魔法に関してはお母様はかなり貪欲になる為、確実に教える事となるだろう。魔法付与等ができない為、丸い塊は攻撃もしないらしく、本当に転がってるだけと聞いて別の利用法がありそうに感じた。私の配置したゴーレムはと言うと、特に問題なく動いてる様で、ゴブリンを数体倒したと教えてもらった。
三人で話をしていると、夜になった様で、お父様は、「食堂に向かうか」と提案した。拒否する理由はない為、お母様も頷き答える事で向かう事となる。
王城内に食堂は複数あり、一般の食堂はメイドや王城で働く者達が使い、貴族が使う食堂と王族が使う食堂の三つ存在する。私達は貴族が使う食堂に向かうのだが、他の貴族とあまり会いたくない私は、今の時間だと出会ったりしないかと聞いた。お父様は「おそらく居ないだろう」と答えてくれて、ホッとした気持ちで向かった。
大きな扉を開けると、広い食堂に着いた。長いテーブルと綺麗な装飾を付けた椅子、壁も拘りの絵が飾ってあり、至る所が眩しく光る。メイドに椅子をひいてもらい私は座ると食事が運ばれて来る。正直贅沢で今の王都を考えると申し訳なく思うけど、美味しい食事には抗えず、私はパン、スープ、サラダ、お肉、と次々食べる。食事中は話を殆どしない為、美味しい事を伝え難く大変だけど、お父様もお母様も満足してる様に感じた。
「美味しかったです!」
食べ終わり、感じた事を口にすると、お父様とお母様も同じ様に言うのだ。
他の人がいない事で、お父様はお母様にこの後どうするかを聞くと、王都の邸に向かうとお母様は答え、すぐ近くだが、一緒に向かうとお父様は答えた。
「アニエス、私も邸を見て来る。リディアが部屋に来るかもしれないから、大人しく待っているんだぞ」
あっ、リディア!とお父様の話では思い出すと食堂から出て、私は部屋に戻った。
まだ、リディアは来てなかった様で、一応待っていたが、一向に来る気配もなく、扉の前にいるメイドに寝る事を伝え、着替えを手伝ってもらうと、私はベッドに身体を預ける事にした。私のこの身体では起きて動くだけで体力の消費が大きい、更にこの間の戦闘でリングに溜めた魔力が無くなった事から定期的に補充も行っている。その為疲れやすく、すぐ眠くなってしまうのだ。
夢の世界に旅立つ事に失敗したようで、何かが私の身体を掴むような感覚を感じた事で目が覚めてしまった。
「えっ、何?な…」
半分寝ぼけながら、何が私の睡眠を妨害したのかと思うと、横向きの私の身体に何かがくっついている。頭を動かせる限り動かしてみると、顔が映り、リディアだと言う事が分かった。がっしりと掴まれて身動きが取れない、振り解けば動けるのだが、リディアは起きてしまうだろう寝言でむにゃむにゃ言いながらアニエスちゃんと呟いている事から私は我慢する事にして寝ずらい状況のまま瞼を閉じる事にした。
翌朝、私はリディアの発した声で起きる事になる。リディアは大きな声で「ここ何処!アニエスちゃん!どうして!」と錯乱気味だった。変な時間に起きた事から眠気を感じつつ、目を擦り身体を私は起こした。
「リディアおはよう、ここは王城の中だよ…まだ少し眠い…」
リディアが言葉にした情報を伝えると、バタッと身体をベッドに預ける。後少し寝ようと思いそうしたのだが、リディアは私の身体を掴むと前後に振りながら「アニエスちゃん!起きて!私を1人にしないで!」と言い出したのだ。
「もう少し寝た後でもいいかな…」
「ダメ!ダメだよ!と言うより私なんでここにいるの!」
振り続けられて眠気が少なくなるとリディアの言葉に違和感を感じた。私はベッドで寝ている所、リディアに掴まれて起こされた。てっきりリディアが私のベッドに知っていて眠りにきたと思ったのだ。
「リディアが私の部屋に来たんじゃないの?」
「えっと!えっと!あれ?私の最後ってお姫様とお話しして…あっ!」
リディアは少しずつ思い出すと途中から顔を真っ青にして怯えた表情のままお姫様と話している途中で寝てしまった事を告げた。
「フレデリカ様なら大丈夫だと思うから…んん?でもそれって…ここにどうやって来たの?」
疑問にと言うより不思議に思い聞いてみるも「わからない」と言うのだった。
「その事は私が説明致します」
2人で頭にハテナを浮かべていると声が聞こえた。驚きが多くリディアしか見ていなかった事と、ベッドから見ずらい場所にある椅子と言う事で、考えから外していた存在、シャーリーがそう言ったのだ。
「昨日、正確には本日になった辺りで、フレデリカ王女様のメイドの変わった人から救難を受けたのです。リディア様が危ないので連れて行ってほしいと言われて、お部屋に移動させました」
「ん?それで?」
「以上です」
私はシャーリーがこの部屋に連れてきた事は理解した。何故この部屋なのかという事は答えず、深く聞くと、この部屋が近いからと言うのだそれと、フレデリカ様が危ない件が気になってしまうが、聞いても私もわかりませんと言われてしまい話を終える事にした。
「リディアごめんね。シャーリーが良かれと思ったみたい…」
「驚いたけど、お姫様の部屋で目を覚ましたらと考えるとホッとしたよ。シャーリーさん、ありがとうございます」
リディアの混乱は解けたようで、ホッとしながらシャーリーに感謝を伝えた。やはりリディアは良い子だと再認識してしまった。
「では、アニエスお嬢様、リディア様、お着替え致しましょう」
拒否権を行使しようかと思ったけど、シャーリーも最近大変そうなので、私は「お願い」と口にした。私がそう言った事でリディアも「お願いします」と言い、私の服からリディアが着れて似合う物を選んでもらうと着替えを手伝ってもらった。
「アニエスちゃん、この服、私には勿体無いよ…」
「リディアすごく似合ってるから大丈夫!勿体無くないよ!まるでお姫様みたい!」
「アニエスお嬢様の言う通りです。私もすごく似合っていると思いますので、ご安心ください」
私が殆ど着ないヒラヒラが多い服を着たリディアは、恥ずかしがりながらモジモジするので、私とシャーリーは似合っている事を伝えた。最初は恥ずかしがったリディアも何度も繰り返して言う事により、「そ、そうかな?」と言いながら可愛いポーズをしていた。久しぶりにリディアの可愛さを確認する事ができて嬉しく思ったのだ。
「そうだ!アニエスちゃん、私の話聞いてよ!」
思い出したようにリディアが言ったのだが、話がここまで長くなるとは、この時の私は思っていなかった。
リディアは私が旅立った後から話し始めたのだ。
私の偽物と生活をする楽しみを最初は感じていたらしい、実際は生きている人形に近く、手を引っ張って連れていったり、もはや楽しさと言うより重労働だったようで、お母様の追求を回避するのが大変だった。数日で私の魔力が少なくなったようで、時々薄れたりと危うくなったようだ。
「当初考えてた日から過ぎたからだね…」
「まだ終わらないよ!」
楽しい事としては私の部屋を使い本を読める事と、私の着せ替えを楽しんでいたようで、ついにお母様が薄々感じていた違和感に気がつき、部屋にやってくると私の偽物を見破った。リディアはその時、謝り続けて頭が真っ白だったらしく、お母様はリディアを宥めながら話を聞いた。私が商業街に旅立った事をお母様が知ると、リディアはその日から私の代わりとしてお母様の着せ替え、魔法の勉強、これから必要と言われて貴族の勉強と様々な勉強を繰り返したようだ。
「リディアごめんね…」
「私もアニエスちゃんの偽物で楽しんでたし…それと魔法のお勉強は楽しかったよ」
これで話は終わりかな?と思った私にリディアは「まだあるからね」と話が続いた。お母様が冒険者組合の連絡を通じて私が王都にいる事、王都や王城の出来事を知るとリディアに伝えたようで、リディアも聞いた時驚いたと言った。お母様は元々、近日中にリディアのお母さんとリディアを連れて王都に行く予定だったらしく、前倒しにしてすぐに向かう事となった。メイドに荷物をまとめさせると用意した馬車に乗せられて、あっという間に邸から旅立ち、道中は変わる風景をお母さんと楽しみながら来たようだ。
「リディアが少しでも楽しんでくれてよかったよ」
「楽しかったけど、まだ終わらないよ?」
お母様は領地で起きた出来事や、お父様から王都の話を聞いて、私兵を沢山連れての旅になり、道中は盗賊や魔物に襲われる事なく安全だった。途中に立ち寄った村に人がいなかった事や商業街を通過した時に悲惨な状況を見た事で私の心配をしていたようで、その後も心配をしながら王都に到着した。王都に入る門に人が沢山並んでいたらしく、順番待ちをするかと思うと、そのまま通過した事に驚いたらしい、初めて入った王都は大きな建物が多く驚きが多かったようだけど、倒壊した建物も目に入り、浮ついた気持ちは無くなったそうだ。
王都の邸に向かうとリディアのお母さんと別れて、登城する事となった王城に着くまで、リディアは何度もお母様に何かの間違いでは?とリディア自身が呼ばれている事を聞き返したらしく、その度に国王陛下がお会いしたいそうよと言われて震えていた。王城に入る橋は強そうな騎士が立ち身元検めを行っていたらしく、怖かったようで、中に入ると一部壊れていたけど、綺麗な王城に感動したらしい、入った後は少し豪華な部屋で飲み物と食べ物を出されて、震えながらも食べると国王陛下と謁見を行い、頭を真っ白にしながら自己紹介と質問に答えた。答えたのは思えているようだけど、何の質問にどう答えたか、頭真っ白な為思い出せないらしく、気がついたら国王陛下とフレデリカ様とお茶する事になっていたようだ。
「私が言うのもだけど、急展開だね。貴重な体験ができたって事で良いのかな?」
「あまり覚えてないから粗相したんじゃないかって怖い体験だったよ。まだ続くからね…」
楽しいお茶会というより、震えながらのお茶は味がわからないらしく、何故かその流れのままフレデリカ様の部屋に行きお話をする事となった。魔法学園に入るという共通の話題から魔法の話、リディアが口を滑らせて私の話をした途端にフレデリカ様は、リディアに私の話を聞いたらしく、勢いに呑まれそうだったと言う。私の話に話題が移ると、怒涛の質問責めで疲れたと言う。良い時間だからと部屋から出ようとするが、逃がさないような振る舞いで捕らえられて私の話をし続け、気疲れからウトウトしてしまい、気がつくと私が目の前にいる事で驚き目が覚めたようだ。
「リディア、色々迷惑かけちゃったね。私が頼み事しなければ、体験しなくてもよかった事だから…」
「えっと、勘違いしないでほしいけど、私はアニエスちゃんの頼み事は嫌ってわけじゃ無かったんだよ。ただ、私の想像を超えた体験が短い期間に集中したから驚いた感じかな?もう一度体験するかと聞かれたら嫌って答えるけどね」
私の謝罪をリディアは少し微笑みながら、そう返した。フレデリカ様も可愛かったけど、やっぱりリディアが私の二番目に可愛いと再度確信したのだった。
リディアの話を長く聞いていた事で、私もリディアも朝食を食べにいってない事をお腹が鳴ることで思い出した。そんな時にタイミングを見計らっていたようにシャーリーが部屋に戻ってくると、テーブルの上に朝食を置いたのだ。
「そろそろお話が終わる頃かと思い、食事をお持ちしました。私は騎士団詰め所に向かいますので、食べ終わったら扉の前にいる方へお伝えください」
シャーリーはそう言って部屋から出ていった。私とリディアはシャーリーに感謝しながら朝食を美味しく食べるのだった。
お読みいただき、ありがとうございます。
リディア編が投稿できれば詳しく書きたいと思ってます。




