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前の世界で運営者に消されたNPC姉妹が新しい世界で生きて行く  作者: あいか
序章 この世界で妹と再会するまで
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アニエスの寝てる間②

前回の続きです。

アニエスが寝てるので、視点が違います。


朝が来て、目が覚めると最初にフィリス次にリディアと目が覚めていく。

仮拠点とは言うが、水場もあり元々演習とかで使われていた様だ。

2人はそこで顔を洗い、歯を磨くそれによりシャッキリと目覚めるのだ。

しかし、朝になってもアニエスは目覚める事がなかった。

それも重なり不安となって心配してしまう。


「アニエスちゃん…」


「皆様、朝食を食べましょう」


2人を見てシャーリーが朝食を薦める。

朝食を食べると考えも変わると言うことで、朝食を3人は食べる事にした。

朝食はパンと野菜のスープだった。


「パンが柔らかくて、美味しいですね」


「朝は焼きたてが届けられますので、美味しいかと思います」


食べた事がないフィリスが、ふと言った事をシャーリーが補足するのだった。

この街はパンも人気の一つで、朝焼き上がると購入者が殺到するほどだ。

美味しく食事を終えるとリディアとシャーリーはある事に気がつく。


『えっと聞こえる?』


そうシルフの念話が聞こえたのだ。

近くにいるのではとリディアは探すとアニエスの隣で緑の光を見つけた。

近寄る2人にフィリスは理解が追いつかず戸惑っていた。


「お嬢様の知り合いが、来てる様なのです。私も見えませんが、リディア様は見る事ができるので、わかるのです」


「そうなのですね」


シャーリーの説明を聞いてフィリスは見えない何かがいると言う事を納得した。

様々な街を旅したフィリスは時折、理解できない現象なども遭遇した事がある。

それもあり、自分を納得させる事は容易であった。


「シルフ様、そこにいますよね。アニエスちゃんが起きなくて心配してるのですが、わかりますか?」


『うっすら光ってるのが、僕だね。マスターに報告したい事があってきたのだけど、様子を見ると変だね。体にという器は正常だけど、中身がないようだよ』


シルフから伝えられた話を、念話が繋がってる2人は聞いて驚きを隠せない。

驚く2人を見ていることしかできないフィリスは、悲しそうに見える。


「そ、それってアニエスちゃん大丈夫ですか!」


『落ち着いてよ。この手の魔法は風にないから専門じゃないけど、おそらく何者かに中身、精神を持っていかれてるね。でも安心して、むしろ魔法を使った方を同情するよ、マスターは簡単には倒されないし、逆に本気になったら手がつけれなくなるからね』


それを聞いて2人は安心するのだった。

念話が聞こえないフィリスに、シャーリーが分かりやすく説明をしてフィリスも納得する。


『どのぐらいで目覚めるかは、僕には分からないな。この手の魔法は使用者が解除するか、対象者が無理やり出るかしかないからね。でもマスターだからそんなに時間かからないと思うよ』


長い付き合いのシルフがそう言うと2人は納得するが、それでも心配なのは変わらなかった。


『魔力の痕跡があるから僕は辿ってみるね。マスターが起きたら、使用者を見つけにいったよと伝えてほしいな』


「わかりました」


シルフはそう言うと、緑の光が揺れて消えて行った。

何故起きないのかと言う理由が判明して、3人はホッとするのだった。

フィリスに話せる限りの事を伝え、残りはアニエスに託すのだった。

その時に入り口の兵士から声がかかる。


「シャーリー様、恐れ入りますが、少々宜しいでしょうか」


そう言う兵士にシャーリーが出て対応した。

どうやら、中央に残されたオークの死体を回収したようだ。

既にロビンもオークキングの死体を調べているようで来て欲しいと言われる。


シャーリーは兵士について行くと、冒険者や魔法使いが辺りを囲んで調べている。

ロビンが近寄りシャーリーに伝える。


「驚く事がどんどんわかって、驚くのもできなくなったよ。あの致命傷をアニエスがやったんだろ」


「旦那様、お嬢様の事は私の口からはお伝えできません。申し訳ございません」


「口止めされているのか、まぁ、予想はしているから大丈夫だ。それにしても凄いぞ、検分内容を兵士から聞くといい」


そう言ってロビンは去って行く。

検分を行っている兵士に話を聞くと、内容を知る事ができた。

まず、身につけた防具は魔法鉱石(ミスリル)を使われている。

魔法鉱石(ミスリル)は錬金術で1年という時を使って作り出すほどの貴重な物なのだ。

次に武器は材質不明のらしい魔法武器(マジックウェポン)、対象者が持つとサイズが変わるようで、魔法武器(マジックウェポン)と判明したようだ。

手足の金装飾も普通の物ではなく、基礎能力を向上させる効果があるようだ。


シャーリーは話を聞いて怖くなる。

もしこの魔物が街に攻めてきていたらと。

殆どのオークは倒し終わり皆が安堵しているが、胸騒ぎを感じてしまう。

アニエスに魔法をかけた者がまだいる事が、どうしても頭から離れなかったのだ。


「お嬢様、早く戻ってきて下さい」


空に向かって呟くシャーリーだった。

その後、2人の元に戻りアニエスが、いつ起きてもいいように待つ事にした。

フィリスは一度、街へ連れて行き、治療院で全身問題ないかを念の為チェックする事にした。

本人はアニエスが起きるまで待つと言うが、いつ起きるか分からない為、説得して連れて行った。

その場に残ったリディアは少しだけ眠くなり、アニエスの隣です寝てしまうのだった。


「様子を見にきたら、アニエスも仲のいい友人を持ったようだな。しかし、この感じは、もしもの時に備えた方が良さそうだな」


様子を見るために入ったロビンは、仲のいい2人を見て呟いた。

その後、目でアニエスを見て不安を感じ、出来る事をするためにその場を離れるのだった。

お読みいただき、ありがとうございます。

よければブクマなど頂けると転がって喜びます。


何か気になる事や、こうした方が良いのでは、とかここはダメという所など、あればコメント頂ければ幸いです。


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