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前の世界で運営者に消されたNPC姉妹が新しい世界で生きて行く  作者: あいか
序章 この世界で妹と再会するまで
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11話 お茶会

皆様、いつもありがとうございます。

誤字報告も感謝致します。

一応チェックはしてるのですが、不甲斐ないです。


投稿遅くなって申し訳ありません。

前回の予定は変更されてます。

文字数が多くて分断する為です。

主人公視点です。


シャーリーが出て行った後からとなります。


リディアが部屋の中を見回している。

何かを探している感じではないのだが、気になってしまった。


「私の部屋は面白い物ないよ」


実際、服が数着入っている服入れと机、ベットぐらいだろうか。


「面白いの探してるんじゃないけど、お人形とか女の子っぽい物やっぱりないなぁって思ってね」


「人形にいい思い出がないだけだよ。お母様は部屋の中を人形で埋めたいとか言ってたけど、怖すぎて止めたよ」


しかし、やっぱりとは私はどう思われているのだろうか。


「嫌いじゃなければ、誕生日のプレゼントまだ渡してないからと思ってね」


そう言う事か、気を使わせてしまった。

好きか嫌いかで言うと嫌いではない事は間違い無いだろう。

一応、人形はお母様が前にプレゼントとしてくれた物はある。

何か出来ないかと実験を行っていたら、見るも無惨な状態になってしまった。

それは決して、嫌いだからではない。

人形を自由に動かしてみたかっただけだ。


「人形は嫌いじゃないよ。前に持っていた人形が行方不明になってるだけだから」


「よかった!可愛いのを頼んでるから、出来たら持ってくるね」


そう言うとリディアの顔が笑顔になった。

可愛いのは嫌いじゃない。

貰ったら部屋に飾ろう今度は実験しない様にする。


「それで、さっきの人形が行方不明って?」


「あー、話すと長くなるけど、この部屋から出て行ったよ」


これは本当の事だった。

そして様々な所から悲鳴が聞こえて、暫くの間呪いの人形の話が邸内で話されていた。

最後に見たものは外へ飛んでいったと言っていたが、どこに行ったのだろうか。

ふと、楽しい記憶を思い出して寂しくなった。


「人形が出て行った…怖い話嫌いだから、これでおしまい!」


ドアがノックされてシャーリーが戻ってきた。


「大変お待たせ致しました。準備が整いました」


「ありがとう。じゃあ庭に行こうか」


私がそう言い2人と一緒に庭へ向かう。

内庭がある1階へ向かった。

庭は大抵が建物の周りにあるのだけど、この邸には建物中にも作られている。

周りの景色は建物に囲まれてるので見えないけど、安全基準は1番高い。

外敵が侵入できる可能性が少ないからだ。


ドアをシャーリーが開き私が先頭で中へと入る。

お母様がお花を育てているので、一面にお花が咲いていた。

お花の種類も多くて国中から花を集めた話も聞いたことがある。

その真ん中には机と椅子が置いてあり、お茶ができる様になっている。

執務に疲れたお父様が、偶にここに逃げる事があるらしい。


「うわぁー、凄くお花が綺麗!」


リディアには喜んでもらえた様だ。


「えっと、お花を一通り見てもいいですか?」


かなりお花が好きな様だ。


「うん、いいよ。シャーリー、リディアに花の種類とか教えてあげてね。私は東家にいるから」


「畏まりました。」


そう言うとシャーリーはリディアと一緒にお花を見て回る。

私はと言うと椅子に座り休憩している。

お花が嫌いではない好きだけど、散ってしまうのが寂しいのであまり見ないのだ。


この庭を守るために、何か守護出来るものを配置してもいいかもしれない。

場所に合わせるなら、捕食食虫とかなら大型の虫が万が一発生しても食べて守ってくれそう。

侵入者が入ったとしても穏便に対処もできるし良さそうだ。


「見てきたよ。凄いお花ばかりだったよ」


「お母様が毎日大切に育ててるからね。だからちょっと考えてた。」


「多分その考えた事やらない方がいいと思うよ」


確かに見た目がグロテスクだし、お母様が見ると倒れそうだ。

この事は保留することにした。


「リディア様、こちらのお席へどうぞ」


そう言ってリディアを反対にある椅子に座らせた。


「シャーリーさん、ありがとうございます」


「お菓子と飲み物をどうぞ」


机の上に四角い箱を開けると、果物のタルトが出てきた。

名産の果物を使いとても美味しそうに見える。

飲み物はさっぱりとした柑橘の果物水。

それをシャーリーが切り分けてくれた。


「リディア、食べよう。シャーリーも今日は一緒に食べない?」


「私は、ご一緒に食べる事は許されません」


いつも、シャーリーは一緒に何か食べたり飲んだらはしない。

メイド等の立場も考えてはいるが、それでだけだと寂しく感じる。


「私が許してもダメ?」


「どこで見られているか、万が一見られたら大変なことになります」


「なら見られなければ、大丈夫?」


「いえ、そう言う意味ではありませんが、何をなさるのですか」


周囲から見えなくして、さらに声も遮断する魔法があるのだ。

この魔法は難しい為、集中して目を閉じ深呼吸をする。


「シャドウバリア」


この魔法は闇属性の魔法だ。

指定場所を中心にして、遮断結界を展開する。

遮断結界は内部に存在する魔力を持つ物を見えなくする。

副次効果で見えなくなった物の声も外からは聞こえなくなる。

攻撃をされると結界は消えてしまうので、戦闘には不向きな魔法となる。


私が言葉にすると東家の周りを黒い球体が包み込んだ。

その後、黒い球体はすぐ見えなくなり先程の光景に戻る。


「よし!これで大丈夫」


2人を見ると驚いてる様だ。


「今の魔法何したの。今一瞬黒に覆われたけど」


「外部から内部を見えなくしたり声を外部に聞こえなくする魔法だよ」


ちょっと得意げに言ってみた。


「私の知らない魔法がまた一つ増えたよ」


リディアは少し呆れ顔をしている。


「これでシャーリー座って食べても、誰も見られることも聞かれることもないよ」


私は仲間はずれは嫌いだから一緒に食べたい。

ダメなのも分かってるけど私の我儘だ。


「今回だけですよ。今後はダメですからね」


シャーリーも私が諦めない事を思ってか、今回だけと言って席に着く。


「それにしてもお嬢様、これは凄い魔法ですね。これも昔は普通に皆が使えたのですか?」


「これは特殊だから皆が使えたものじゃないけど、使える人も居たのは確かかな」


シャーリーはそれを聞くと、少しガッカリしていた。

実際この魔法がみんな使えると危ない気はする。


「昔って魔法使いの強さが、想像を超えてる気がするよ」


「王都がどうか次第だけど、昔は基本4属性使える魔法使いが多かったからね」


今は基本1属性で生まれの才能で2属性持ちがいる程度らしい。

そもそも、使える属性は増やせるのだが、知ってる人は誰もいない様だった。


「4属性なんて凄すぎるよ。私も火以外が使えたら便利なのにな」


「使える様になれるよ。でもまずは火の魔法を無詠唱で使える様になってからだね」


「前に言ってたの本気だったんだね。」


若干引かれたが、私は本気だ。


「残りの時間を考えると、中級魔法までは無詠唱でいけると思う」


私もこの世界の人が無詠唱を使える様になるかというのが、気になっている。

私の考えでは可能なはずだ。


「それで話の続きだけど、リディアは暫く私の魔法講師になるからね。」


「やっぱり、あの時の事本気なんだね」


「本気だよ。それで今後、私を師匠と呼ぶ事を禁止します!」


「えー、気に入ってたのにな。そうしたらなんと呼べば?」


ああ、だからあんなに呼んでたのかな。


「友達感も出るアニエスとかでどう!」


友達心躍る言葉だ。


「他の目がない所だけだよ。アニエスちゃんでいい?」


「いいよ!凄くいい感じ!私もリディアちゃんって呼ぶね」


何度か呼び合うと恥ずかしくなってきた。


「お二人とも絶対に他の目がある所ではダメですよ。私が何を言われるか…」


2人は空返事をした。

リディアに来る日の話や給金などを伝えた。

前もってお父様に聞いていた事だ。


その後、様々日々の話などたわいもない事を喋り合う。


「あ、そうだ。2人に聞きたいことがあった。」


私はふと思い出した。

収納魔法の中にある金貨が、今流通してる金貨と違うので使えるかどうかという事だった。

私は収納魔法で金貨を1枚取り出した。


「これが昔の金貨だけど、今と違うからどうなのかなって」


机の上に金貨を置く。

刻印の模様が違うのと大きさが一回り大きい。

ゲームの仕様で保存魔法が全てのお金にかかってるので、いつ見ても光り輝くのも特徴だ。

フィールドでも見つけやすい様に光る様になっているらしい。


「これがですか…綺麗で目が奪われます」


「凄い綺麗」


「お嬢様申し訳ございません。私は一度も見たことが無いので、使えるかどうかわかりません。」


「私も本とかでもこの金貨は見たことないよ」


使えるとか思ってなかったから特になんとも思わなかった。

収納魔法がなければ重いので捨てるが邪魔にもならないので、このまま取っておくとしよう。


「やっぱりそうだよね。2人ともありがとう。2人に記念でこれあげるよ」


そう言って私は2人に10枚ずつ渡す。


「お嬢様、宜しいのですか?昔と言っても金貨だと貴重かと思いますが」


「キラキラして綺麗だけど金貨と聞いてるとどうしても怖くなる」


「気にしないでいいよ。私まだその金貨数えきれないほどあるから。取っておいてもいいし。誰かに渡してもいいし好きに使ってね。足りない時はいつでも渡すからね」


実際、これの使い道があるとすると魔術の触媒か錬金術に使うかだろう。

金を加工して武具という手もあるけど、観賞用以外の利点ないからその予定もない。


「ウヒヒ…光り輝く金貨…綺麗…」


リディアが人に見せちゃダメな顔しながら金貨を見続ける怖い。


「お嬢様、ありがとうございます。私の知り合いにも後日確認してみますので何かあれば、お伝えいたします。」


「当たり前に私たちの前で使ってるけど、アニエスちゃんは魔法どれだけ使えるの?金貨取り出してるのも魔法だよね」


金貨を布で大切に包みながらリディアが聞いてきた。

我に返ったようだ。


「うーん。特殊な魔法もあるけど、使える数だと100は超えてると思うよ」


数えないとわからないが、おそらく変えてるはず。


「100…伝説を見てる感じがしてきたよ。王都の本にもなってる宮廷魔導師が15ぐらいで英雄視されてるのに」


リディアは本が好きなので様々な事を知っている。

私はそれを聞き15というと駆け出しとあまり変わらない気がしてしまった。


「お嬢様はもしかして最強の魔法使いとかだったのですか」


何を言い出すのか、プレイヤーより能力値は多かったけど、最強ではない。


「最強じゃないよ。最強の魔法使いは他にいるから、それと私は殴ったり、剣で斬ったりする方が得意だよ!」


マリエルが最強で1番なのだ。

私は近接が得意と言いながらふんっと威張ってみた。


「嘘でしょ。アニエスちゃんよりも強い人いるとか、更にアニエスちゃんが戦士系なんて」


リディアびっくりしすぎて放心している。


「お嬢様が凄いのは間違いありませんが、殴る、斬るとは騎士の様にでしょうか」


「私は魔法使いだから、近接魔法で戦うだけかな。実際の剣で騎士の決闘とかは無理」


使うものがいないとイメージはつかないだろう。

魔法使いは遠くから攻撃するのが基本だ。

近づくと魔法使いは無力とも言われる。


「お答え頂き、ありがとうございます。近接魔法は少々興味ありますね」


シャーリーから興味あるとは初めて聞いた。

何処かで見せたくなってきた。

お読みいただき、ありがとうございます。


何か気になる事や、こうした方が良いのでは、とかここはダメという所など、あればコメント頂ければ幸いです。


念話は一方通行で使うこともできます。

音声チャットみたいな感じですかね。

アニエスは当初何も興味なかったので

服も人形なども要らないで一掃してます。

呪いの人形となったのは何処かで…


いいね、評価、ブクマ、レビュー頂き、感謝いたします。

私も頑張りますので、これからも宜しくお願い致します。


次回こそ戦闘予定です。

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